>現代日本社会に置き換えてものを考えると、どうしても自分の視点の置きどころでバイアスがかかります。 >何が正しいのかは、実際は数百年待たないとわからないのですから。
>現代日本社会に置き換えてものを考えると、どうしても自分の視点の置きどころでバイアスがかかります。
>何が正しいのかは、実際は数百年待たないとわからないのですから。
現実では予想できない未来より予想できるほうが多いので
確かに現代日本社会と物語はそういう意味では別ですね。
年金制度が出来た当時から
公正な運用は利権団体を支持基盤とする政府には無理だから止めろという意見は多くあったのですが
「何が正しいのかは、先になければ判らない」と議論を打ち切って現首相の祖父達が推し進め利権化してしまいました。
当然、無責任だという批判も多く上がったのですが
それと同じ言葉が詭弁として何度も使われ罷り通ったせいで、今ではその無責任さがまるで常識となっているかのようです。
ですから主人公が決断したように
何が正しいのかは慎重に判断して自分の立場を決め
責任放棄せずに行動に責任を負い続けなければならないのでしょう。
現実では責任を負い続けるどころか悪用されるのが当然で
小さい原発事故と同じで何回か年金の運用法の杜撰さ不正利権化を国会で指摘した共産党議員もいましたが
昔からその類の声はマスコミが一般に届けない事がほとんどで
とうとう現首相が秘書として関わったリクルートやゼネコンなどの利権のせいで年金制度は破綻。
利権にならなくなれば年金制度はいらないとばかりに責任は下に押し付け最後に不正債権処分を利権にして
法改正をまたも強行して切捨て。
逆に大事故が起きても原発は利権になるので再度推進と。
支持基盤は引き継いでも
親は関係ないと
責任は引き継がずに世襲議員が利権のために政治を動かしている姿を見ても
背後の利権組織は一緒などとは報道されず
無責任が通ってしまう議会制権威主義が横行。
そういった過去からの流れを考えれば
国民の監視が必要でない有能で公正な政治などは
少なくとも現状の世襲政治では望めないでしょう。
そのせいかそういった流れに実感がなく
戦争の恐怖も巨大利権の国家権力の悪用も
世襲政治が主導したバブルとその崩壊による国内経済の破壊も知らないのだろう20代が
長期保守政権=米国のような「格差差別社会」化の促進とは考えず
「現状維持」と考えて現世襲政権を多く支持しているとかいうニュースもありましたし
●●●●●さんの仰るように
政治を利権の利害調整と考え
どの利権に属するかという政治的な認識の偏りとは別に
ジェネレーションギャップによる言行不一致政治への信頼度の差や主観の差も確かにあるようです。
物語でなら●●●のようなチート主人公が上手く治められるのでしょうが
現実はそう上手くはいかないものですからねぇ
物語の百年後
●●●亡き後の人間とエルフとハーフエルフ達の未来がどうなるかは作者のみぞ知るという事なのでしょうね
エルフや人類抜きで
森を世界とするなら
地球という閉鎖系で争い合う樹木を動物としたら
ドライアドが科学を発展させる前の人類というところでしょうか
ドライアドが森を焼き尽くすような集団魔法を覚えて殺しあう種族ならですが……
エルフや人類も含め
人間勢力を国外勢力として
少し小さく森を日本と考えると
官僚は人間の理性というものが当てになるという前提で政策を献上しますが
今の日本の権力者は国民が数%減っても支持組織に利益があると解れば実行するのは原発政策で判っているし
支持組織が多国籍化した米国大企業の傘下だと国民の幸福など無視して動くので
人間勢力に完全に屈服した未来のエルフは日本の権力者層で
切られていく樹木は一般国民という例えにもなっているのか
なかなか興味深いエピソードですね
となるとドライアドは特定三国の紐付き新左翼とかかな
あるいは
労働派遣法で格差社会が生まれ
共謀罪で自由が制限され
九条解釈で軍事費が吸い上げられてと
民主主義勢力が破壊されて米国化と権威化が進行する日本は
ハーフエルフが権力を握って森がどうなろうと気にしなくなった状態とも考えられるか
国民全体より権力と利権を選ぶのが権力者であるように
それがエルフ達が生き延びる道なら
この物語のエルフはそう選択するのでしょう
森林破壊を食い止めるエルフ勢力が共謀罪で排除されて
外部の森から樹木が移植され植物相が変っても森は森
というつもりでハーフエルフが考えていたら
人間の都合でいつのまにか森が消えていたというのも
充分にあり得るのが怖いところですねぇ