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>清貧と知足の違いは何か?

>清貧と知足の違いは何か?


哲学というより日本語の意味を問う質問のような気がしますが

あえて哲学や倫理とした意味は何なんでしょう?


宗教哲学や道徳といったものとの関係性に絡めての質問なのでしょうか?


そうならば

「清貧」は聖書宗教的な意味合いを強く含み

「知足」は「道」の理念が根源にあるものだという事の違いなのでしょう


どちらも「強欲」を否定する概念ですが


そのアプローチは漢字としての意味からも解るように


「清貧」が貧しさを肯定する禁欲的なもの

「知足」が貧しさを肯定しない内省的なもの


といった違いが見受けられます




何時、誰に対して説かれた概念として始まったかという観点で見ると

その違いが明確化していきます



聖書宗教的な「絶対の正義である神」の奴隷として「人間」を捉え


「宗教倫理による 制約と規制」 と 「宗教権力による富の収奪」を目的として民衆の「強欲」を否定したのが「清貧」という概念で


支配者層であり知的階級である「軍人や官僚」に対しての戒めとして

満足という欲求の充足を知って「欲望の暴走」を制御しろと

野心や暴力による争乱の根源である「強欲」を否定したのが「知足」


そういうふうに

「清貧」は口頭で「演説」や「説教」によって広まった概念で

「知足」は学問として「文書」を読む事で伝えられた概念なので



「清貧」は「知足」より解り易く、「豊かさの否定」というネガティブな概念

「知足」は「清貧」より解り難く「欲望の制御」というポジティブな概念

になっているようです


こういう違いについての質問なのでしょうか?


この二つを権威主義者はあえて混同させて民主主義を「表向きのただの立前」にしようとしますが、本来は別の考え方ですね


例えるなら、「皆(権力者の利権)のために消費税をもっと上げて、企業からは税をとらずに国際競争に勝つ」というのが「清貧」の考え方で


「景気昂揚なんて一時の虚構経済の活性化で企業利権に大量消費を煽らせ限りある資源の無駄遣いをして、子孫の時代を暗黒時代にするな」というのが「知足」の考え方でエコの根本理念です



どうして、その違いが気になったのかの説明がなかったので

客観的な歴史背景と概念の発生過程からという方法を取らせて貰いました


別の方向からも考えられるかもしれないので

できれば、疑問の切欠等について書いて頂ければ幸いです




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