>外国人は皆、性格悪いですか?
>外国人は皆、性格悪いですか?
「外国人は皆、性格悪い」というのは
日本人は皆、お人好しだというのと
同じくらい乱暴な論理展開で
民族的ファシズムに傾いた意見ですが
性格が良い悪いという考え方が日本的価値観なので
外国人と触れ合ってそういう判断を下すかたもいるようです
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日本に住む外国人と触れ合ってそう感じるのは
彼ら外国人の環境が問題なのでしょう
海外で暮らす外国人という立場や
限りなく違法に近いグレーな権利を外国人に与えたり
不法就労を受け入れる土壌が日本という国にあるので
シビアで疑う事で身を守り、仲間以外は敵という考え方が
「在日朝鮮系も含む日本に住む外国人」に浸透しているという面があります
不安定で後ろめたい立場だというのは
損をしている立場でも得をしている立場でも
「常に損得を考えて行動する卑しさ」という
日本人の感性では「性格の悪さ」を人間に植え付けてしまうものですから
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海外で外国人と触れ合う場合は
触れ合う人間の立場が「性格の悪さ」を感じさせるのでしょう
特に損得にシビアな商売上のつきあいだと
海外の企業は軍隊的な思考をする人間を対外業務にあてて
そうでない人間は事務などの部署に回すことが多いようですので
そう感じるのでしょう
資本主義は金銭を儲けるための戦争であるという考え方が
メジャー企業に浸透していて
日本企業がつきあいの多い国だと
中国などは軍部や封建的利権の影響が強く
米国などだと軍産複合体と大企業の影響が強いので
そう感じるのかもしれません
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外国でも宗教文化の影響が薄く農民文化の影響が強い国や地域では
あまり、そういった「性格の悪さ」を感じることはすくないですから
そういった「性格の悪さ」というのは
農民文化の「共存共和」を考えて正しくそうしたいと想うのとは真逆の考えで
「win&win」で同盟を組みライバルを圧倒するという世襲軍人と商人の考え方なのでしょう
貴族や商人による争いの文化の
「弱肉強食」で考えて、「自分達だけが得をしたい」という想いを肯定して「人間とは、所詮そういったもの」と諦めた実利的で下衆な感性で
「人の可能性を否定する弱さ」を利用してやろうというのが
「農民文化」の考える「悪」なのでしょう
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こういった考えは聖書宗教的な神の絶対的正義とは別のもので
西欧や中東のアブラハムの宗教で
聖書やコーランを正しさの拠り所とする人間は
宗教が収奪や抑圧をしてきた歴史を持つために
「神が罪を許す」というシステムがあり
頭ではいけないと解っていても「悪」を許してしまう「自分達への甘さ」がありますから
潔癖な人だとそれを「性格の悪さ」と感じる人もいるでしょう
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最近は欧米化の影響で日本人にも「武家文化」の影響の強い人間を
中心に「軍人型思考」で
‘ 日本人は「平和ボケ」だとか「お人好しは馬鹿の証拠」などという論理で
物事を語る人 ’もいますので
「善」と「聖書宗教的正義」を混同してしまい
「聖書宗教的正義」に反発する事で
そういった「悪」を肯定する人を正しいと信じる子供も増えているようです
「聖書宗教的正義」と「悪」は表裏の関係で逆のものではなく
「農民文化の善」が「悪」とは真逆のものという考えを持たなくなると
人は「性格の悪さ」を「悪」とは感じなくなってしまいます
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この性格の悪さに対する考察ですが、どう思いますか?




