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暫定設定資料(ネタバレ)

気がつけば更新。増えたり減ったりする用語集。

ネタバレあり。

【世界】


『ヒンター・ディ・ヴェルト』

この物語の舞台となっている世界。ドイツ語で彼方の世界という意味。

地球がある世界とは隣接しており、物理法則や単位などかなり共通している。

裏設定では、地球の裏世界のようなもの。昔々、神話時代くらいにはもうちょっと互いの行き来が出来ていた、らしい。

それが神話として残っている。とかなんとか。


『西大陸』

オーストラリアのような形をした大陸。サイズはユーラシア大陸くらい。

技術は日本でいう明治大正昭和初期の都市部程度に発達している。

過去異世界召喚を何度も行い戦火にまみれていたが、召喚された者の一人が壊れ大陸南の一部をズタズタに引き裂きいくつもの国を消滅させた。

以来異世界から誰かを召喚することを固く禁じている。

識字率はそれなりに高め。



『交易都市国家ラグ』

西大陸の最東端の都市国家。冒険者ギルドの本部がある。

うっかりこの国に攻撃するともれなく冒険者たちが反撃してくるので、ある意味世界で最も怒らせてはいけない国。

東大陸との交易で基本は成り立っている。

内政は王政を取っているが、商人が強い国柄のため身分差が激しいというわけでもない。


■ルシニアシアンの森

ラグの横に広がる森。

大雑把に三層に分かれており、深度によって魔獣や動植物の生態が大きく変化する。

コルリという鳥の固有種が生息しているため、この名がついた。



『リヒトシュタート聖教国』

自らを『聖王国』『神に使えし者の国』『理想郷』と呼ぶ宗教国家。

険しい山々に囲まれた大陸中央北部盆地に建てられた国で、守るに易く攻めるに難しい封鎖的な国。

世界中にある冒険者ギルドでさえも首都に一軒小さいものを置くのが精いっぱいなほど、他国からの干渉を嫌う。

内情は、獣人やエルフ、ドワーフなどを見下し、人間こそが世界最高の種族でありそれ以外の賤しき種はすべて人間に従うべきであるとか、暴言を吐いている西大陸一の問題国である。

元々は、敬虔なリヒト教信者たちが迫害を逃れて立国したのが始まりだが、その面影は見るも無残に消え去っている。

この国にいる獣人やドワーフはすべて道具、名前さえもらえず番号や記号で管理されている。

見目が美しいエルフやハーフエルフはまだマシだがそれでも貴族の奴隷。成人の祝いなどに渡される贈呈物扱いである。

また、他国との混血も嫌う。

識字率は最低ランク。貴族でさえ微妙。



『盾の国 シュッツヴァルト』

西大陸最西端に位置する国。

強く凶暴な魔獣が多く発生する『魔の森』の魔獣を抑え続けている騎士と魔女の国。

兵の強さは大陸一で、魔の森が無かった場合この国単体で大陸を落とせるとまで噂される。



『雨の都』

正式名称はオルタンシア。

年がら年中雨が降る、石造りの都市。

梅雨時になると、ガラスに似た半透明の美しい花でいっぱいになる。

主な産業は宝石などの加工と、特殊な水棲植物の栽培。

女性のみが統治者として選ばれる変わった都市で、統治者は『雨姫様』と呼ばれている。



『東大陸』

ラグから船で一日程度離れた大陸。

西大陸とは違う和と中華が入り混じったような独特の文化を持っている。


『アカレアキツ』

ラグとかなり近く、交易を重ねる国。

その文化や食物などは全て日本に近くその創始者は大昔に日本から召喚された日本人らしい。

アカレ=別れ、アキツ=秋津

合わせて、別たれた秋津島にほんという国名である。


【冒険者】


『ギルド』

多数の国が共同出資している魔獣対策・未開地探索・街中の雑用とかを割り振るための窓口。

商人の移動のために逐一騎士を動かせないが、魔獣がいる以上護衛は必要。

ならば民間で燻ってる連中に依頼してみよう、が始まり。

今ではかなりの影響力を持っている。


『冒険者』

ギルドに登録することでなれる職業。

やることは様々で、魔獣討伐、探索、町の雑用なんでもあり。

金と浪漫で動くバカと言われている。

が、実力がともわなければやっていけないシビアな業種でもある。

ランクがあり、特定ランクを超えると異名を与えられる。


『ランク』

ギルドによって割り振られる、強さや信頼度。

特定ランクでなければ受けられない依頼もあるので、誰もが上のランクを目指す。

魔術限定、武術限定、など、特定分野に特化した場合は限定ランクになる。

大体の人がこの限定ランク。

オールランクは滅多にいない。


SS

召喚された異世界人。突き抜けすぎちゃった人。超えてはいけない壁を越えてしまった人。勇者。伝説の人。むしろ人外。一人で国を滅ぼせる。

(ランク適応対象:シキ、ヴィンフリート)


突き抜けた人。英雄。達人。天賦の才の最高到達地点。

(適応対象:グランドマスター)


AAA

めっちゃ強い人。超一流。努力の最高到達地点。

(適応対象:ハルニレのギルドマスター、イェンリー、ファストラート、アラディア)


A~AA

かなり強い人。此処までくれば騎士団隊長くらいやれるレベル。

ここから異名持ちの高ランク冒険者と呼ばれる。

(AAランク適応対象:カレン、フィリー、シュノ)

(Aランク適応対象:タチバナ、冒険者ではないがブリーキンダ・ベル)


B~C

中堅。ベテラン。安定した強さ。

得意分野に絞れば、Aに届く人間もいる。

(適応対象:イライア)


三流。そこそこ。

冒険者としてはこのあたりが一番多くいる。

パーティを組めば上のランクになる人間も。

(適応対象:デューフェリオ、イブキ)


初心者。殻つきヒヨっこ。がんばって強くなれ。


武器なんて持ったことない一般人。



『影』

ギルドのための諜報活動や、冒険者として登録するも恐喝、強盗、殺人(盗賊などの指名手配犯討伐以外)、麻薬の密売、奴隷販売等、あらゆる犯罪のなにかしらに手を染めた人間、もしくはそれを手引きした人間などの監視、処罰、果ては暗殺までも請け負うギルドの暗部。

部隊ごとに名を与えられている。

ラグのギルドに所属する部隊5つのうちひとつ、新設の『ズメイ』と呼ばれる部隊は、元リヒトシュタートの『死のサマエル』で構成されており、隷属の首輪から開放してくれたシキの影からの守護をもしている。




【魔法と魔術の違い】



『魔法』


異世界人が世界から与えられた身を護るための力。

が、基準が世界なので威力が基本おかしい。

世界が異世界人に能力を与える理由としては、この世界に馴染みきる前の異世界人に死なれると魂の循環のバランスが乱されるので、異世界人の魂がこの世界に馴染みきるまで生きていてもらうためのもの。

そのなかでも更に特化した効果を持っていると特殊魔法と呼ばれるようになる。


   

『魔術』


この世界の住人が使う魔力マナをエネルギー源にした技術。

定められた方式で詠唱し発動させる。

道具に封じ込めたりし、特定の効果をもたらす道具は魔道具と呼ばれる。

現代における科学といえる。

これから特定の方面に特化させると別の名になる。

錬金術、呪術、呪歌、幻惑術など多岐に渡る。




『精霊魔法』


魔力を対価に精霊に力を借りて発動させる魔術とは違う系統の術。

魔術は自身で詠唱と式を組まねばならないが、精霊魔法の場合は魔力を込めた呼びかけと想像力があれば、あとは術者のイメージを受け取った精霊がどうにかしてくれる。

が、効果が大雑把という弱点がある。

また、エルフなど妖精種の血を引いていることが大前提である。






【異世界召還】


文字通り、異世界から何かを召還する特殊な魔術。

莫大な魔力と綿密な術式構成によって初めて発動する大魔術。

現在では禁術。

世界から加護(正しくは魂の循環を護るための防衛反応)を得た異世界人は非常に強力な兵器足りえるので、大陸中を巻き込んだ戦乱時に多用されていた。

だが、便利な兵器扱いをしまくった結果『壊れ』た異世界人が魂ごと暴発。

大陸の南半分をズタボロに引き裂く事件が起こり、いくつもの国が文字通り消滅。

戦乱は終結を迎えるものの受けた被害は凄まじく、以来異世界召還は禁術となった。






聖女セント魔女ウィッカ


魔術、もしくは魔法に秀でた女性を指す称号のひとつ。

攻撃など戦闘に直結する術を得意とするならば『~の魔女』

回復や解毒など癒しに特化した場合は『~の聖女』

と呼称される。


が、リヒトシュタート聖教国のみ別の意味を持つ。

彼の国においては

聖女=自国に益をもたらす術者

魔女=自国に害をもたらす術者

と言う扱いになる。


なお、男性の場合は聖人セイント魔術師メイジになる。






【魔獣と魔王】


世界に蔓延る、『魔力』を持ちそれを活用して害をなす動植物のことを『魔獣』という。

その魔獣の中でも、単騎で国ひとつ滅ぼしかねないほど強くなった、もしくは強いものを『魔王』と呼ぶ。

発生が確認され次第、ギルドや発生した国が総力を挙げて潰しにかかる。


『魔王』は実は二種類ある。

一種目は、年に一回くらいは発生する魔獣が魔王になったパターンのもの。

もうひとつは、人間(エルフやドワーフ、獣人、妖精も含む)が条件を揃えて変化したもの。

特に後者の魔王は獣や植物のように本能に忠実だったり単純な思考しか持たない魔王に比べ、ベースが人間なだけあって狡猾。

人間に害をなさない者も時折存在するが、本当に稀。

人間ベースの魔王が出現するたびに、大陸をあげての殲滅戦になる。

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