1冊目おまけ
※この作品はフィクションです。実在するあらゆる名称とは関係がありません。
※病名がたまに出てきますが、症状等は創作であること、また実際に病気と戦っておられる方を軽視するつもりはありません。
創作としてご覧ください。
プロローグ『人型の迷魂』について
◆チハヤとユウヤの年齢
斉藤千隼という男の子は、4月生まれです。
峰岸優也の誕生日は12月で、実は千隼のほうがお兄さん、というのは合っています。
ただし、お互いの誕生日なんて知らないので、優也が小さい+千隼自身が4月生まれだからお兄さんという認識が兄にこだわる理由です。
また優也の場合、虐待による過度な食事制限のせいで平均的な同年齢より小柄かつ華奢です。
亡くなった時の姿のはずの千隼よりも年下に見えました。
◆チハヤの心残りとは?
なんかところどころ変な事を言っていたチハヤですが、心残りは『美少年とキスしたい』というもの。
単純に恋愛対象が男の子という可能性もありますが、お腐りになられている……?
理久は弟のそういった面を知っていました。そして自分が対象ではないことは一応理解しています。
◆キラーとヘル
プロローグ時点では『二つ名を持たない契約者』です。
この時点で既に『聖剣士』という二つ名をもっている点から、優也君はそれなりに目立つ存在です。
特にキラーはユウヤに執着を持っていますが、理由は殺そうとしたら殺されたことがあるから。
ユウヤから聖剣のペンダントを奪い取り、監禁するのはこの物語から後の話になります。
その際ヘルはユウヤに対し『契約者としての能力』を使い、虐待を受けていた事を突き止めています。
1冊目『執着の魔物』について
◆理久と同じ戦い方を優也が出来ない理由
優也がペアを組んだ事で使える能力は、理久が現実世界で使う事が出来る能力とほぼ同じものになります。
理久の相手の意識を先読みしての戦闘は理久の能力が主体となる戦闘方法のため、優也は同じ戦い方をすることができません。
◆優也の寝具を出し入れする能力
実際の寝具を使っているわけでは無く、複製を本世界に召喚しているだけなのでいくらでも出せますし、消せます。
本人は気づいてませんが、実は砂を消費しています。
願いをかける手順等を短縮+消費量を格段に減らしたに過ぎず、ごくごく微量の砂というか塵を消耗し召喚しています。
そもそもの総量が多すぎて目視では全く分からないだけで、塵のひとかけらくらいの量を消費しています。
◆食事に対する感覚
峰岸優也と他の契約者で異なります。
優也の場合、実際の体は現実世界にあるため食べても気分的なもので、食べなくても餓死したりはしませんし、影響もありません。
ただし、空腹や満腹という感覚はあるようです。極端に空腹に強いだけです。
他の契約者の場合、現実と同じで物語の時間軸ではなく本人たちの体感の時間軸で食べないと、当然のように餓死します。
◆優也が理久のにおいを嗅ぐ理由
『すごくおいしそうな匂い』らしいです。別に理久を食べようとしているわけではありません。
ずっとそばに居たくて仕方ない、どうしても引き寄せられるもので『抗えない何か』らしいです。
「理久ほどではないけれど、ハセガワも少しおいしそうな匂いがする」とかなんとか。
多分、優也の性癖……?
◆死亡した契約者の砂
契約者が本の世界で死亡した場合、一定量の砂が周囲に舞います。
殺した契約者の瓶へ(召喚していなくても)自動で回収されるようになっています。
砂の量は誤差的な差はあれど、固定値です。
優也も同様に殺されれば砂となります。
他の契約者と違い、瓶への影響はありません。