第17話 ランクアップ
今習得したスキルについては、日本語で言うところのあいうえお表を見たら分かりやすいだろうがあのレベルの事が掛かれていた。まぁ無駄に説明が長くて、読む気が失せる内容だが読まない事には始まらないとして我慢して読み進めた。
「まぁ後これが9冊あるんだから絶望なんだよなぁ~」
そう愚痴るが仕方のない事だと自分に言い聞かせている何せ俺の現実は正真正銘高校生だ。そんな小難しい事分かる訳ないんだなぁこれが...。
「っと思っていたんだけどなぁ~」
なんかこのゲームを始めてから僅かない間しか経っていないけど、現実の世界でも少しだけ自身が付いたような感覚がしてくる。思考加速や並列思考や演算系スキルによって、頭の回転が速くなったかのような感じがして来たのだ。
「まぁマジで何にもない気のせいだと思うけどな」
そう思いながら取り合えず今日の所は魔法言語のスキルをレベル10にしようと思いながら本を常人では目で追うのが無理な程に高速で本を読みこんで行く。
《魔法スキル<魔法言語Lv9>が<魔法言語Lv10>に上昇しました》
《スキルポイントを1取得しました》
あれからすべて読み込んだが、これはただ単にあいうえおを完全に覚えた程度の事に等しくそれ以上の難問が今現在俺の前に立ちふさがっているのだ。まぁこれだけでもある程度は改編とかも出来るけど、それ以上に言葉の意味を知らないとやってられんからな。
まぁこれである程度の魔法言語は理解できたが、それ以上の特化した物やこれ以上に貴重な本が多分あるなと思いながら本を元の棚に戻して迷宮に帰っていった。
「さてと早速魔法を作ってみますかね」
《新たに魔法が作られました魔法名を命名してください》
「魔法名か~取り合えずこの魔法の名前は~」
《魔法名を<大魔弾>に決定しました》
この魔法の効果は魔力弾の強化版みたいなもので、その威力は魔力槍にも匹敵するがその分魔力消費などが多くなるんだが、何もこれ一本で行けるとは俺は微塵も思っていない何せこの魔法は、威力は高いがその分術式が難しく俺の魔法言語力が低いと言うのもあるが単純に比べるなら威力は勝っているが、普段使いなら圧倒的に魔力槍の方が使えると言う微妙な代物だ。
「まぁ初めてにしては上出来だろ」
俺はそう自分に言い聞かせながら魔法言語の研鑽に励む。そもそも魔法言語は新たな言語で、それをものの数時間で使いこなせるなど自分でも思って居も居ないだから非効率的になるのは仕方のない事だ。
そこから時間も時間だしとログアウトしてから昼食を食べて再度ログインする。
一先ず魔法を作ってみると言う事は済んだがどうやら今さっき俺が読んでいた本は、無属魔法に関する事もあんまり載っていなくて大魔弾も俺が魔力弾の術式をコピペして、それの威力を莫大に強化した物だからもしかしたら無属魔法の魔法言語の本があるのでは無いかとにらんでいた訳だが...。
「本自体は有りますが、今現在の貴方様に魅せられる書物は御座いません」
そう一蹴されて、理由を問いただして見てもどうやら信用が足りないらしくただそう言われてそのまま帰ってきた。
「つっても信用とかどう稼ぐんだって話なんだよな~」
そう独り言を言っていると俺の頭に電流が走ったのが分かった。
「そうだギルドでの信用度を上げたら色々便宜を図ってくれるかもしれんな」
そう思ったのだ。何せ俺が聞いた話ではギルドは国に属さぬ独立組織として名高くそれはもう一つの国なのでは無いかと言われる程に規模がデカいらしい...まぁ聞きかじった話だけどな
「そうなればこれまで以上に本気で依頼に取り組む必要が有るな」
そう思いながら依頼を受けるためにギルドに顔だしをして、取り合えず掲示板を見てみると丁度いい依頼を見つけた。それはランクアップの依頼で、どうやらFランクは戦闘能力が余りない人たちが属するランクで、ある程度の戦闘能力が有れが普通にEランクに行けるらしい。
そうと決まれば速行動と俺はその紙を受付嬢のアリシアに持っていく
「あぁランクアップの手続きですか?それなら丁度10分後に予約が出来ますがどうなされますが?」
「その時間に頼むそれとその時は他の人は居るのか?」
「えぇ何せ最近は異邦人の方が大勢いらっしゃって、それで当ギルドもかなり混乱していまして...大勢での審査がお嫌でしたら明後日の13時からになりますがどういたしますか?」
「いや大丈夫だそのままで結構だ」
「了解しました。それでは、このまま暫くお待ちください」
それから10分間待っているが、その間もただボーっと過ごす訳じゃ無くて、並列思考の特訓ついでに魔法言語の解析・俺が習得している魔法の解体を行っている。
「お待たせしましたそれではこちらに来てください」
それから案内されたのは大きな広場で、試験官と思しき男が立っていた。
「お前さんがランクアップを受けたいっていうシリウスの嬢ちゃんか宜しくな俺はアイガスだ。今日は、お前さんがランクアップするのに相応しい人物か見る。先ずは手合わせと行こうか」
そうアイガスが言った途端にこちらの方に突進してきて、木で出来た大剣を持って此方に襲い掛かってきた。
それに私は冷静に回避して、取り合えずスキルを戦闘用に組み替える事にした。
取り合えず戦闘系スキルは全部使う事にして、後は魔力感知と魔力操作それと火炎魔法を使う事にした。
「【火炎籠手】」
その魔法を発動した途端に私の腕は火炎に飲み込まれ、火炎で纏う事で出来上がった籠手を使ってアイガスの木刀を掴み燃え上がらせる。
「驚いたな魔法と体術を併用してるのかこりゃあ良いな...よし合格その戦闘能力なら十分すぎる位だ。」
「へぇ自分じゃあまだまだだって思っていたんだけど嬉しいわ」
「まぁな確かに嬢ちゃんはまだ未熟だ。回避が甘いし対処方法を実行に移すのも遅いし魔法の発動速度も結構遅い所を見るに大方職業自体が戦闘むきじゃ無いんだろう?だけど、それでそれだけの戦力があるならこれから大いに成長できるってもんよ」
あぁ~そうか確かに職業が有ったら私が発動するスキルよりも効果が高くなるから私が所謂非戦闘系の職業に就いてるものとでも思ったのか?
「ありがとうございますそれじゃあ」
「あぁそうだこれを受付に渡せよこれが無いとランクアップ出来ないからな」
「ありがとうアイガス」
そう笑みを浮かべてそこから立ち去り筒がなくランクアップの作業を終えてから取り合えずゴブリンの森の調査と言う依頼を受ける事にした。




