第16話 魔法の浅瀬
《魔法スキル<魔力操作Lv5>が<魔力操作Lv6>に上昇しました》
取り合えずあれから徹底的に魔力操作のスキルを鍛えて、そのお陰で魔力操作のスキルレベルが魔力感知と同じレベル6にまで上昇していた。スキルの上昇に当たって、ある程度魔法構築能力が高くなって、俺が垣間見た魔法使いの魔法構築能力と同程度の速度を誇るようになっていた。
「...だけれども、それがゴールじゃない魔王を目指すにはこの程度じゃ足りない、と言うか俺に武術とかの近接は合わんし魔法系の魔王に成ろうかと思っているからこの際近接は捨てる事にするか」
そう思いながら今度はシリウスとして活動する事にした。何せこれまでの俺の実績は殆どなく、怪しまれるのも時間の問題...そうなれば俺が怪しまれた結果良くある異世界物で、うそ発見器的な魔道具を使われるかしたもんじゃたまったもんじゃない
そう思いながらギルドに足を運んで、いくつかの依頼を受ける事にした。その依頼はホーンラビットやスライムの討伐と言う事で、まぁ普通に魔法を使えれば簡単な話しだ。
「まぁ...この通りすぐ終わるんだよな~」
ハッキリ言って俺の魔法能力は多分Fランクの存在の中では上と思っている。まぁ俺はスキルの同時発動で何とか補っているだけだが、このランクの職業持ちと比較してもかなり高いと思っている。
「と言うかそう思ってないとやってられないのよね~」
そう俺がシリウスの姿で呟いていると、その声を誰かに聞かれていたのか青年が声を掛けてきた。その青年はぱっと見かなり顔立ちが整っている男だった。
「あのっすいません」
そう声を掛けてきた男の姿をした存在の記憶など無い大方あちらの方が俺を一方的に知っているか、それとも俺を見たことが有るのかは分からんが、取り合えず話を聞いてみる事にした。
「何の用だ?それとお前の名は何だ?」
「はっはいすいません僕の名前はシルと言います。因みにプレイヤーですよ。因みにシリウスさんの事は、ギルドでお名前を言っているときに聞きました。」
「そうか、私の記憶に無い筈だ。それでシル貴様は何用で私に声を掛けたんだ?」
「僕は今魔法使い見習いと言う職業に付いているのですが、そもそも魔法の覚えていなくて...実は図書館にも今日行ってみたんですが、最近マナーの成っていない人が多いらしくて、1日の来場者人数に制限が掛かっていて、覚えるのにも一苦労なんです」
その少年が訴えるのは悲痛な叫びだった。まぁゲームの世界でも人数制限とかの制度があるとかリアルすぎて、クソっぽいからなゲームの中で好きに出来ないなら人生よりもっと酷い価値しか無いと言うのが俺の持論だが、まぁこの少年に慈悲を...と考えたいんだが俺も魔法を理解している訳じゃ無いからな...どうするか...あっそうだ。
「お前は本でしか調べようとしなかったのか?」
そう俺が聞いてみると少年は不思議そうな顔をしてから言葉を吐き出した。
「えっハイそれが一番の近道ですよね?」
ふむ...まぁ俺もこの説は確認できていないが言うだけならタダだからなまぁそれでこの少年の悩みが解決するなら良いしなくてもNPCがどれだけ現実に則しているのか分かるから俺に不利益は無いな
「それなら現地人に聞いてみたらどうだ?
この世界は圧倒的自由度が売りなんだろだったら現地人も普通のゲームと違って、考えが在るはずだそれを活用したらどうかね?」
そう言った途端に考えが纏まったのか、直ぐに行こうと言う感情を隠しもせずに早く行きたそうにしているのが分かった。
「それじゃあ僕は早速行ってみます。それと良ければで良いんですがフレンド登録してもらえないでしょうか?」
「まぁ良いぞ」
そうしてフレンド登録をしれから少年は、直ぐに町の方に走っていった。
「元気だなぁ~さてと俺も報告に行きますかね」
それからギルドで報告等をして、取り合えず迷宮の方に帰って来てから魔法の特訓をすることにした。今日は魔力弾しか使っていないから、その他の魔法に対してはどれくらい使いやすくなっているか分からなかったからだ。
そうして色々試した結果まぁ全体的に魔法自体は使いやすくなったが、一つ問題があるそれは<魔力手>だこの魔法だけは他の魔法と違って、魔力操作だとかの事では解決しきれない位操作するのが難しい魔法だ。
それに対処するには作業のスキルレベルを上げて、器用さを上げるくらいしか解決策が無い。まぁ今の段階でもただ操るだけならある程度自由度は効くが、それ以上の例えば剣を持たせる程度の事をしたら直ぐに操作制度が悪くなるからかなりの不便魔法になる。
「それはそうと最近は、魔力量も増えたからそれ以外の属性の魔法も試してみるか」
先ずはトップバッターとして、火炎魔法を試してみる事にした。火炎魔法にはそれぞれ無属魔法の火炎版と言う事で、火炎ダメージが付随する以外はそれ以上の価値は今の所無い魔法だ。
「まぁこれはそれ以外の属性にも言える事だがな」
これはいかんと取り合えず夜になるのを待って、取り合えず当たり前の様に図書館に忍び込み魔法言語に関する本をありったけ集めて、レベル10まで上がった速読のスキルを活用して全力で読みつぶす。
《魔法スキル<魔法言語Lv1>を習得しました》
読み込んでいる本の内容とこれから読むであろう本の量にに軽く絶望して、取りあえずは夜が明ける前に全部読む為に鑑定する時間すら惜しくなってくる感情に身を任せて読みふけった。




