第10話 弱き者の遠吠え
あれから昼ご飯を食べてから再びログインしたら現れた場所が、森から迷宮に変わっていたのに気が付いて、今度からここにログインするのかと思いながら迷宮管理のページを開く。
そこには支配領域の拡張と言う文字が現れて迷わずそこをタップする。そこには迷宮に存在する魔力を使って支配領域を拡張させて、魔力をもっと集めようと言う事で、一先ず限界まで領域を拡張した。
だけれども拡張した範囲は下水道の全体から見て、約10%と言うところで魔力が打ち止めになった。だけれども支配領域を拡張した影響で収穫できる魔力自体は上がっているから暫く時間が経てば貯蓄してあった魔力より多く収穫できるだろうと予測する。
それから生活魔法を使って、臭いを落としてから地上に戻り取り合えずギルドに向かった。ギルドに丁度いい依頼が無いかと思っていたが、どうやら予想以上に最低ランクの受けれる依頼は少なく報酬額も少ないらしい。
そうして、取り合えず依頼のギルドの資料整理を受けて見る事にした。どうにも人員不足でそっちにまで手が回らずに依頼と言う形で整理を手伝って貰えればと言う魂胆らしい。
「取り合えず依頼の資料の整理をさっさと終わらせるか」
そう思いながら僅か1時間で整理を終わらせて、報酬金の1000ギラを貰いそのまま拠点である迷宮に帰った。
何と言うか言うまでも無く本当に地味な依頼しかないと思いながら今は偽装を解除してあるため本当に伸び伸び出来ていた。偽装発動中は体が締め付けられているのかってくらい苦しいからなぁ~
そう思いながら翼とかのスキル上げってどうするんだとと思い取りあえず翼とかのスキルを鑑定してみる事にする
名称 角
分類 種族
効果 プライド系統のスキルを持っていない人類種に対して威圧する
説明 角付きはプライドであり例え角が折れたとしてもこのスキル有る限りくじける事は無い
名称 翼
分類 種族
効果 空を飛ぶ際の最低条件と成り得る
説明 空を駆ける種族の象徴であるこのスキルは空の王者と至るかも知れない
名称 心臓
分類 種族
効果 スキルレベル分魔力回復力を強化する
説明 魔人の心臓は高い魔法適性が有り魔道具に改造する事が出来る
「成程ね~空が飛べないかったのはこのスキルが最低条件で後もうスキルが居るのか~」
そう思いながらもスキルの効果の微妙さに若干呆れているがこの先スキルが進化したら強くなると言う希望を信じて今は待つことにする。
「それに後いくつかこれ系のスキルとか有ったけど気が向いたら取得してみようかな」
そう呟きながら今度は、再び迷宮管理のページを見てみるとどうやら魔力がある程度回復したらしく今度は、支配領域の強化を試してみる事にする。これは、支配したとしても収穫できる魔力が低くては話にならないが、これをすれば収穫できる魔力が増えるらしく一刻も早く試して見たかったのだ。
強化した領域のお陰で収穫できる魔力は増えそうではあるが、ある程度溜まるまで暇だから取り合えずは、戦闘をして待っていようと思い立ち今は森に居る。
「鑑定」
名前 なし
種族 ゴブリン
職業 戦士見習いLv2
ステータスの鑑定に失敗しました。
あれっ?ステータスの鑑定とか失敗することあるんだ。まぁスキルレベル2だし逆にメイジを鑑定で来た時が運が良かったのか?
まぁ取りあえずは戦闘してみようかね。
と思って油断していたが身体能力事態はかなり厄介で、まぁそれもその筈俺は今の所魔力自体は強化してあるがそれ以外はあんまり手を付けてないしそもそも俺は最初期は最弱だから職業持ちが厄介なのは理解していたが、こんなにも違うのかと思った。
このゴブリンに攻撃が当たらないと思ったころには全てが遅かった。ゴブリンは戦士職で、見習い職とは言え身体能力は俺を超えているそれに思うに体術などのスキルも俺より高い若しくは戦士職と言う事で、俺より強化される倍率が高いかのどちらかだ。
「ギャッギャッギャギャ」
ゴブリンが舐め腐った態度で俺を嘲笑うそれが俺には心底不愉快だった。そういままで使ったことのない角と言うスキルを使う程に不愉快だと思っていた。
「ギャギャギャッ」
ゴブリンはさっきまでの嘲笑った態度が嘘のように冷や汗をかいて、此方を見下した態度では無く怯えるような目で此方を見ていた。それを見逃すはずも無く俺は魔槍を発動して、肉片一つとしてこの世に残さなかった。
《汎用スキル<作業Lv1>が<作業Lv2>に上昇しました》
「スーーッ俺弱すぎだろ~」
叫んだ。叫んでしまった。
「いやマジで?俺弱過ぎね掲示板ではゴブリンは集団で尚且つリーダーが居たら一気に強さが跳ね上がるが本当に一匹でただのゴブリンが相手だったら始めたてで職業に就いたばかりの初心者でも勝てる雑魚程度の認識なんだけどと言うか何でメイジに勝ててこいつに負けるの?納得いかないんだが!」
そう続けざまに叫んで叫んで叫び終わった後に冷静になって考えた。それは、なんでメイジに勝ててゴブリンに負けたのか?と言う事だが理由は明白だ。兎に角俺の身体能力不足に近接スキルの練度不足が原因と思っている。
あの時メイジに勝てたのは、結局演算処理と並列思考によって同時発動が出来たからで、もし出来なかったらあの時俺は抵抗する間もなく死んだだろうと思っていた。
「良し鍛えよう」
そう言ったのに後悔は無かった。なにせこれから魔人って言う事で出来れば魔王プレイがしていきたいと思ってるし称号にもあるからやりたいんだけど、そもそも今の俺だったら雑魚すぎて、魔王なんて夢のまた夢だからな。
そう考えながら一先ず今の俺の鑑定してから考える事にする。




