傷つく、長い夜
掲載日:2021/09/12
朝焼けの、鮮やかをみたことある夏空
公園のベンチ、みつめあう、ふたりにも
あたらしいいちにちが訪れますように
願い、祈り、すぎて、君の瞳は辛そう
瞳の闇も消えればいい、黎明にあらわれ
這い寄る混沌を直視できずにだれにすがるのか?
月はあのころみたいな消えかけの水彩画
銀杏の実を、だれが毒というのか?
近くの国道、女郎のバイクが事故り
夜空に届けと、おんな狼ども、傷を歌う
水飲み干しても、君の喘ぎ声、掠れてセクシー
くらい夜は明けず、嘘に気づいた部屋で暮らす




