あとがき(追記あり)
二年と三ヶ月かけてお届けしてきました『百合ゲーのサブヒロインに転生したので、全力で推しを守りたい!』ですが、無事に最終回を迎えることができました。
最初は、コロナ禍でぽっかりと時間ができて、「流行りの異世界転生小説でも書いてみるか!」と書き始めたのがきっかけでしたが、こんなにも読んでくださる方がいたことに驚き、感謝しております。
ありがたいことに、一度コミカライズのお話もいただいたのですが、最後まで自分のペースで好きなように書きたかったので、お断りさせていただきました。もったいないし申し訳ないとも思いましたが、自分の納得できる形で完結させることが出来たので、結果的に良かったと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。読み終わって、少しでも「面白かった」「読んで良かった」と思って下さっていれば嬉しいです。
本編はこれで完結ですが、今後は彼女達のその後のお話を書いていくつもりです。
本編には書ききれなかったサイドストーリーや、両想いになった彼女たちの甘々なやりとり、たまには真面目なお話も、まだまだ書きたいものがいっぱいあります。
よろしければ、これからもどうぞお付き合いください。
あと、これはもう今後のお話で書くことはないと思うので、裏話を少しだけ。
【陽子について】
元々、陽子は『原作の脚本には出てこなかったけど、脚本家の設定ではいたキャラクター』という位置付けでした。
生徒会長とのお付き合いが周囲にバレて騒ぎになって、主人公(葵)が自分の同性への恋心に迷いを感じるきっかけになるはずだったけど、その話が脚本から消えたことで名前も出て来なくなったキャラクターが陽子です。
詩織さん、こはるや紗良だけじゃなくて、陽子もしっかり救っていました!
【詩織さんの名前】
詩織さんの前世のお名前は『栞』のつもりで書いていました。
読み専の百合オタ『栞さん』と、自分で新しい脚本を書く『詩織さん』(物語を織る人)という意味を込めたつもりでしたが、使う機会がなかったです。完全に自己満足な設定です(笑)
【『未完成ラプソディ』というタイトル】
これは最後に脚本家に説明させるつもりだったのですが、蛇足になりそうだったので書きませんでした。
救済箇所を削られた脚本家による皮肉です。『未完成の脚本のラブストーリー』→『未完成ラプソディ』です。ラブストーリーとラプソディって、語感が似ていますよね。
【救済物語の詩織×紗良】
脚本家の設定での紗良は同性愛者というわけではないので、詩織とは友情エンドになっています。
同性愛者ではないはずの紗良を振り向かせた詩織さん、頑張りましたね!
ちなみに、詩織×こはるは恋愛成就エンドです。相性良さそうですよね、この二人。
本編で使いたかったネタは他にも色々ありますが、番外編で出せたら良いなと思っています。
それでは、読んでくださった方、コメントをくださった方、評価をくださった方、本当にありがとうございました。またお会いしましょう!
いつも読んで下さってありがとうございました。
気に入っていただけたら、感想、ブックマーク、評価などをいただけると嬉しいです。
また、レビューを貰えたら泣いて喜びます。よろしくお願いいたします。