表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
4/9

よんこめ

しばらく山の中を歩いて展望台で景色を眺めて戻ってきた。


それから時間を潰したりなんかして夕食を食べ、オリエンテーションをして風呂に入って寝る。



朝起きた。


 「なんか相田と早川と江口と三宅が反省文書いたってさ」


 創が言う。


 「俺が寝てる間何かあったの?」


 俺の質問に創が答える。


 「夜更かししすぎて騒いだのがバレたらしいよ」


 「ばっかでぃ!そういやその四人今ここにいねえじゃん」


 俺の問いにまた創が答える。


 「多分だけど先生の隣で寝てんじゃない?」


 「ああ、夜更かししないようにか」


 そんな事を喋っているとその四人が帰ってくる。


 「お前らどこで寝てたの?」


 俺の問いに相田が答える。


 「先生の隣の部屋で寝させられたんだけど。やべえでしょ」


 「おつかれ!反省文は?」


 「まだ書いてない。明日提出だってさ」


 「おもろ」


 「助けてよー岳えもん!」


 「自分で書きなよ〜」


 「そんな!殺生な!」


 俺が振り返ると窓があった。


 朝の日差しが差し込む綺麗な景色が見えた。


 男臭い部屋が、窓の空気によって薄まっていく。


 清涼な空気が窓から入る。


 何となく景色を見たくて窓から乗り出す。


 木しかない。


 左を見ると自販機にジュースを入れている作業員の姿が見えた。


 朝から大変だなぁなんて思いながら右を見た。




 窓から女子達が着替えているのが見えた。


 


 「なんかいい景色でもあんの?」


 創の問いかけに


 「いや、さほど。っていうか木しかないぜ」


 と答える。

 独り占めしたかったのかもしれない。

 なぜ嘘を着いたのか分からない。


 が、窓から見えた榎本さんの着替えがやけに脳裏に残った。


 そうして榎本さんと目が合う。


 すぐに部屋に入り素知らぬ振りをする。


 話はここから始まる。



 

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ