序章〜短剣
遅れましたが、続きです。
目を開けると、部屋に朝日がさしていた。そしてグレーソアは起き上がり、顔を洗う。台所へ行き、祖母と自分の朝食を作る。グレーソアは自分の席に座り、自分の分の朝食を食べ始めた。自分の朝食を、食べていると祖母がヨボヨボと歩いてきた。
「朝食を作ってくれたんじゃのう。ありがとうな。」
と歩いてきた。
「いいよ。それよりも体調大丈夫なの?今日は寝てた方がいいんじゃない?」
と、グレーソアは起きてきた祖母に尋ねる。すると
「大丈夫じゃい。とはいえ、無理はできんがの。」
と言った。グレーソアは心配だと思いつつも仕事に行かなきゃと思い食器を片付ける。そして、グレーソアは自分の部屋へ行き、いつもの服へ着替える。そして、黒いローブを羽織る。
「行ってきます。」
そう言って家を出ようとする。すると、祖母はなにかを思い出した様に部屋へ戻っていく。なんだろうと思っていると1本の短剣を持ってきた。
「お前へのプレゼントじゃよ。」
そう言って短剣をわたした。それは、刃渡り30cm程のものだった。グレーソアは、ありがとう、といい、家をでた。
そして、いつもの道を通り、町へでる。路地を歩き、ギルドの扉を開ける。ギルドの中は昨日と同じような空気だった。
グレーソアはまた薬草の納品依頼を探す。見つけた依頼書を手にいつもの受付へ持っていく。それを受付嬢へ手渡す。
「はい、わかりました。しかし、サンダーソニアを襲った犯人がまだいるかもしれません。ご注意を。」
そう言いながら手続きを済ませた紙を渡しながらそう言ってきた。
「わかりました。ありがとうございます。」
グレーソアは頷きながらそういう。そして、ギルドの扉を押し、外へでる。そしていつも薬草を取っている森へ行く。そして、いつものように薬草を取り始める。
「あれ、いつもよりも少ないな。数も足りないな。仕方ない。もう少し奥へ行ってみるか。」
グレーソアはそう呟き、薬草を探すため、森の奥へ歩いていった。
ありがとうございました。