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シュプレヒコール  作者: めんぼー
6/7

6 決意

少し間をとって僕は口を開いた。


「みんな辛い思いをしてきたと思う。その辛さは運命や僕らのせいじゃない。全部あいつのせいなんだ。」


すぐさま浩介が言った。


「残された俺たちがやらなきゃいけないんだ。それがあの世にいる家族や友達への俺らの感謝だと思うから。」


亜紀も言った


「私は仲間に加わったばかりだけど、私なりに考えて悔しんで、その結果を出そうと今ここにいると思うの…必ず…勝たなきゃいけない!」


啓介が勢いよく立ち上がり言った


「この世界を正しいものにしなきゃいけねぇんだ!俺らならできるはずだ!いや、やってやるんだ!」


咲良は興奮気味のみんなを止めようと冷静に話題を切り出した。


「まずは作戦を考えないといけないよ…

何をしたらいいんだろう。」


それにはみんなが同感した。何かしたいけど何をすればいいのか、まるで雲を掴むように難しいことだ。


僕は思いつく限りの事を言ってみた。


「SNSで仲間を募集したらどうだ?流石に5人じゃ限界がある。5人だとどこぞの有名アイドルグループみたいに解散しかけない。」


浩介がツッコミを入れる


「いやそれS◯APやないかい!」


それを見た咲良はシリアスに戻る。


「SNSでの募集は危険ね。上田は国民が使用しているほとんどのネットワークサービスを監視させてるの」


「よく知ってるな」


「何言ってんのよ俊…このくらい知らなきゃ、仲間になれないかなと思ったのよ…」


若干顔を赤らめながら言う咲良を僕は少し見惚れてしまった。


啓介が次の案を出した。


「とりあえず身内から頼んでみよう。そうすればバレにくいし顔を知った人達だから信頼性もある。」


浩介はそこである人を出した。


「じゃあうちの兄貴はどうだ?IT企業に勤めてるだとかなんとか言ってたし、偵察とか情報系とかに強いんじゃねえか?」


「じゃあ、とりあえず浩介はお兄さんに話をしてくれ、僕は友達とかに聞いてみるわ」


「それなら私は大学の先生に、同じ様な経験をされた先生がいるから、聞いてみる。」


「咲良がそうするなら、私も大学の先生にそんな人がいたから聞いてみるわ」


「俺は親父に言ってみるわ。時計修理をやってるし工具系には強いと思う。」


僕は一度解散してそれぞれで仲間を集めるべきだと思い、口を開いた。


「兎に角、できる事をやっていこう、いつバレるかわからないからな…必ずこの世界をひっくりかえすぞ!」


4人は力強くこう返してくれた



「おう!」



こうしてそれぞれの仲間集めの為にその日は終わった。



僕は家に帰り、知り合いの友達に聞いてみることにした。メールで言うと咲良が言っていたように監視されてるので、メールで会えないかだけを聞いた。


まず聞いたのは中学生の時、なにかとつるんでいたあいつだった。


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