プロローグ
窓を見ても、ずっと同じ景色だった。
早く着かないかな?
そんなことを考えながら、修学旅行へと向かう
飛行機の中で夜空を眺めていた。
別に友達が居ないとかそういう訳ではない。
ただ、飛行機の中の生徒は俺以外全員と
いって良い程寝ていたからだ。
では、なぜ俺以外全員といって良い程の人間が
寝ているのかと言うと、修学旅行だからだ。
いや、普通修学旅行と言えば、テンション上がりまくってるクラスのお調子者の奴らがうるさいはずなのだが、俺の学校は修学旅行が海外なのだ。
その為朝早くから集まって飛行機に乗り、十数時間も掛かる退屈な空の旅に出るハメになったのだ。
数時間前までは確かに修学旅行というイベントに、
テンションの上がった生徒は少なくなく、飛行機内は静かではなかった。
…まぁ、俺もうるさかったけど。
しかし、そのテンションも流石にずっと飛行機の中で座っているだけだと、維持してられるのは難しい。
今から一時間か二時間前にあった、飛行機内のアナウンスで寝ることを勧められたことをきっかけに皆寝てしまったのだ。
しかし、俺は眠れずこうして1人窓から、変わらない景色を眺めていた。
何か、嫌な予感がしたからだ。
こんなにも皆が皆寝てしまうものなのか?と俺はそう思っていた。中学の時の修学旅行は日本国内だったため、寝てる人間の方が少なかったと思う。
まぁ…。海外行くのなんて高校の修学旅行が初めてなんだから、これが普通なのかもしれない。
きっと、初めての海外で、不安になって考え過ぎているんだろう。俺はそう思う事にして、目を閉じ眠り始めた。
次に目を開いた時には、異国の地でキレイな金髪の姉ちゃん達が出迎えてくれて、楽しい修学旅行が始まる事を期待するか。
そして、夕日の綺麗な海とかで、あいつに-。
だから、この状況はおかしいはずだろ。
何で起きたら、密室でクラスメイトが皆泣いているんだよ。




