表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
7/20

6話   盗人?・・・何それ。誰のこと?

朝食を食べた後、あたしは部屋を出た。


お城を探検する為に。

いやー、やっぱ、探検だよね!


とか思いつつ、曲がり角を曲がる。と・・・。


「あれ?沙良じゃん。」


最悪です。


「かっ・・・楓っ・・・!!」


天敵来たな!!


「あぁ、あの事覚えてる??」


楓から溢れ出る怒りオーラから、あたしは逃げたくなった。


「なっ何のこと??」

「えー?覚えてない?じゃぁ、俺がみっちり思い出させて「結構です!!!」・・・ちっ」


舌打ちしやがった・・・。

とか思いながら、あたしは走って逃げる。


あのまま居たら殺されるっ・・・!!


***


「こ・・・ここまで来たら・・・へ・・・平気だろ・・・」


あの後、全速力で走ってきたあたしは、見知らぬ扉の前まで来ていた。


・・・ついでに迷いました・・・。


「ここは?」


扉には『立ち入り禁止』の看板があった。

・・・こう書いてあると、入りたくなるのが人間だよね!


ぎぃ・・・


扉を開ける(立ち入り禁止なら鍵をかけとこうよ・・・。)と、なかには本やら剣やらがあった。


「倉庫かな?」


あたしは積み上げてある本の近くまでいく。


「うわっ!すっごいホコリ。」


本を手にとってホコリをはたいてみると、本の題名が見えた。

この国に来てから、この国の言葉が不思議と分かるようになっていた。

話す言葉はなんか日本語に聞こえるし。


「『闇の魔道書』・・・?」


なんだろう。すっごく惹かれるっ!!


あたしはきょろきょろと辺りをみまわす。


・・・誰も見てないよね。


「もらってこー。」


盗み?なにそれ。オイシイノー?

ソロリ・・・

あたしは服に本を隠して部屋を出た。


***


「やっと戻れたー!!」


わーい!とあたしは部屋で喜ぶ。


あの後は大変だった。


メイドさんに道を聞いて、使用人に道を聞いて、シェフに道を聞いて・・・。

やっと、部屋に戻ってこれた。


「これ、読んでみよ。」


あたしはぬす・・・貰ってきた本を読もうと本を開ける。と・・・


「え!?」


見知らぬ所に立っていました。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ