5話 まさかの少し悲しい出来事
ちょっと読みにくいので、間を入れてみることにしました!!
こんど、1話なども編集しようと思います。
ピチチチチ・・・
小鳥のさえずりが聞こえる。
この世界にも小鳥っていんのかな??
・・・モンスターみたいなのだったりして。
そんなことを考えながら起き上がる。
いいお天気だー!
「お起きになりましたか。」
メイドさんが扉を開けて入ってくる。
「お洋服は洗っておきました。その服はこのお城のですので、着替えていただけますか?」
「あ、ハイ。分かりました。」
あたしはメイドさんの言うとおりに服を着替える。
「あと、ご朝食の準備が整っておりますので、いつ持ってくればいいでしょうか?」
「あ・・・」
朝ごはんか・・・
あんまり食べたい気分じゃないけど、絶対に豪華だよね!食べなかったら勿体無いよね!
「じゃあ、今すぐに。」
「かしこまりました」
ウエイトレスさんみたいだな、と思いつつ、あたしは元の服に着替えた。
服は学校の帰りだったから制服だった。
しわが無いところを見ると、丁寧にアイロンまでかけてくれたようだ。(この世界にアイロンがあるのかどうかは不明だが。)
お城の中では、制服を着ている人はあたしと楓以外居なかった。
・・・まぁ、当たり前といっちゃ、当たり前だけど。
***
「これでよし!!」
あたしがきれいに畳んである洋服を誇らしげに見ていると、
コンコンッ
と扉がなり、メイドさんが朝食を持って入ってきた。
「ご朝食をお持ちしました。」
「あ、ありがとうございます。」
メイドさんはテーブルに次々とおかずをのせる。
思ったとおり、すっごい豪華だー!!
焼きたてのパン、色とりどりの野菜にトマトスープ。
魚や海老などがぎっしり入った煮物的なもの。
どれも凄く美味しそう!
「ごゆっくり」
メイドさんは紅茶を入れた後、部屋を出て行った。
「美味しそう・・・!!」
あたしはいすに座り、スプーンとフォークを手に取った。
「いただきます!」
***
「・・・まさか、ドレッシングとかが無いとは思わなかったっ!!」
あたしは嘆く。
異世界だからって、お城だからって、ある物が一緒とは限らないとは・・・
まぁ、魔法がある時点で違うけどね。
朝食にはビックリした。
ドレッシングは無く、塩をかけて野菜を食べるとか、紅茶は甘くない。トマトスープは美味しかったけど、煮物的なものは、甘さ要素は無く、すごくしょっぱかった。
・・・美味しかったけど。
結論から言うと、この世界には、砂糖やいろいろな調味料を混ぜたものが無いことが判明した。
じゃぁ、お菓子はどう作ってんだろ・・・。
朝食のせいであたしの中に素朴な疑問が残ってしまいました。
・・・というか、メイドさん、服持って行くの忘れたな??