表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
13/20

11話  空想の世界・・・?

「それで?」


あたしはレイの話に夢中になっていた。


「それで、あいつらはいったんでス。「教えてほしければ、この国の奴を一人殺ってこい」と。」

「ええ!なんでー?」


レイの話はこうだった。


***


最近、レイは魔術が習いたくて、この大陸に来た。

もともと、宮や神は、この大陸と海で別れている。

しかも、宮や神は魔法の発達は遅れており、まだ、魔法属性を調べる方法は無いのだという。

そして、この大陸の一番東、ナイトレイ王国へ来た時、悲劇は起こった。


なんと、人身販売の人に捕まってしまったのだ。

レイはなんとかして逃げようと、レイはそいつらに来たわけを話し、そして、こうもちかけた。


「魔法を教えて逃がしてくれる代わりに、何でも言うことを聞く。」と・・・。


***


そして、さっきの話にいたるのである。


「殺る理由は分かりませン。なので、殺さないでいるつもりでしタ。」


いやいや。バリ殺そうとしてたって。


「しかし、ウチはお恥ずかしいことに、武器を持つと性格が変わるらしいんでス。」

「なんて、たちの悪い・・・。」


あたしは、率直な感想を述べた。


「そうなんでス。もう、あんな奴のところには戻りたくありませン・・・。

どうか、いっしょに旅をさせてくださイ・・・!!」


レイは深々と頭を下げる。あたしはそんなレイをみて、困ってしまった。


―――本当に、そんなことがあるのか。とても、大変だったんだな―――


これが、この話を聞いたあたしの感想だった。


「いいよ」


あたしはレイにむかってそういう。


「ホントですカ・・・!?」


レイは信じられない!という顔をしてあたしを見る。


「え。なに?あたしがそんな悪人に見えるとでも?どうみても、優しいお姉さんでしょーが。」

「自分で言うせりふではないですネ。どうみても、超怖いお姉さんデス。」


・・・あたしは、少しショックになったが、本当なので、反論が出来ない。


あたしはなんせ、猫目でかなり目つきが悪いから。


いつも、怖い怖いと言われてきた。横目で見ただけで小さい子に泣かれたり、勝手にヤンキー説を作られたり。

おまけに好きな子からは怖すぎと言う理由で、振られたこともある。

うん。あん時は泣いたね。


「まあ、そんなことはどうでもよくって。」

「どうでもよくない!」


いやいや。あたしにとってはちょー大切なのよ。大問題なの!


「ホントにいいんですカ!?」


レイはおんなじ言葉を繰り返す。


「もしかしたら、殺しちゃうかも知れませんヨ!?」

「え。それ、超困るんだけど。死にたくないよ!?」


まあ、武器もつと性格変わるくらいだし、しょうがないのかもしれないけど・・・。


「まあ、努力してくれればいいよ。」


これが、あたしの精一杯の答えだ。


「ありがとーございまス!それで・・・」


レイはあたしに頭を下げたあと、あたりを見回して、こういった。


「魔法を調べる物はどこにあるんですカ??」


・・・・・・。


そうだったーーーーーー!!!!!!!!!!!!!


やばい。すっかり忘れてた。どうしよー!夕方ならまだしも、もう話に夢中になりすぎて12時前。

もうお店は閉まっているだろう。なんてことをしてくれたんだ自分ッ!!


「ごめん・・・。買うの忘れちゃった・・・。明日買いに行ってもいい?」

「え。・・・まあウチがお願いしたことだし、いいですヨ。」


レイはあっさり許してくれた。


ああ・・・めんどくさ。


『そんなことも無いぞよ。お主も必需品を買う必要があるじゃろう。これから旅をするために必要な道具を集めておくのもいいと思うがの・・・』


・・・まあ、そうだね。

ってか、あたし旅することになってるし・・・。


まっ、いっか!



えー。音無です。

っていうか、人身販売って、日本であるんですかね??

疑問に思っている作者でした。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ