プロローグ 幼馴染は疫病神!?
「きゃあああああああああああああ!!!!!」
今日も女の子の悲鳴が学校全体に響き渡る。
事件があった訳じゃない。
これは――
あたしの幼馴染、近藤楓のせいだ。
こいつはすごい。
それはもう、神の子かと思うほど。
容姿端麗、頭いい、運動神経抜群。
その容姿は、ひとたび街を歩けば芸能人にスカウトされ。
そのインテリさは、世界一難しいとされる問題を軽々と解き。
その運動神経のよさは、全ての部活からひっぱりダコ、楓がいれば必ず勝つとか言うジンクスまで有るほどだ。
おまけに性格も―――
いいとうれしいのだけど。
わかった人もいるだろうけど、こいつはものっっすごく性格が悪い。
それを知っているのは世界中を探しても1人。
あたし、今井沙良しかいないのだ。
「はぁぁ…」
そう考えると、ため息が出る。涙も出てきそう。
アイツはあたしの疫病神。
楓のせいで何度殺されかけたことか。
そして、悲鳴がすぐ近くまで近づいてきた。
「来た…」
「沙良!!いっしょに帰ろう!!」
こいつが楓だ。
…というか、みんなの前でわざわざ言うなよ…。
あたし何も悪いことしてないのに、視線が突き刺さって痛い…
「ああーと、えーと」
「な??(黒笑)」
「ハッ、ハイ…」
こわいよぉぉぉぉぉ!!!!!!
「じゃ、決まり。」
楓は肩にうでを回し…
ひょいっ
「なっ」
「いくぜ!!」
お姫様抱っこをしやがった。
ふざけんなよ、こいつぅぅぅぅぅぅ!!!!
…ああ…明日がすごく怖いです…。
えー初投稿です。
みじかいっ!!自分でみてびっくり。
まあ、駄文ですが暖かい目で見てもらうことを祈ります…。