5/70
お問い合わせの電話?いいえ、間違い電話です!
ある日のこと1本の電話が鳴り響き、対応する女神。
「はーい女神です。お世話になります」
声のトーンがいつもより高いな。お得意様だろうか?
「はい!はい!いえ、大丈夫です。大したことありませんわ」
内容は分からないが、適当に言ってるのはわかる。絶対に大変な内容だ・・・
「腕の1本くらい問題ありません。お安いですわ」
僕のケガの事ですよね!しかも腕1本くらいって、安くねえよ!
「え!移籍ですか?そ、それは本人が嫌がるかと。私から離れたくないと申しております」
移籍って何?僕が嫌がった?離れたくない?この人は何を勝手に・・・
「では、失礼いたします」
と言い女神は電話を切った。
「女神さん今のって?」
尋ねる僕に即答する女神。
「間違い電話!」
そんな訳あるか!