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処遇改善を要求してみた  ━僕の望みはたまの休み━

僕は女神に転生させられ魔王を退治している。休みもなく、報酬もない・・・そのことを女神に訴えた。

「処遇改善をお願いします」

予想に反することなく女神は不機嫌になった。

「はあ?何が不満なわけ?」

うーん。この状況の何に僕は満足できるというのだろう・・・

「休みないですし、報酬も・・・」

女神は僕の話の腰を折ってきた。

「休みが欲しいですって?ちゃんとあげてるでしょ」

いつでしょう?ずっと魔王と戦っていますが・・・

「報酬がないですって?はあ!私のそばに居られる以上に何が報酬だって言うの?」

は?なに?何て言った?女神のそばにいることが報酬?ふざけんな!

「仰っている意味が分からないのですが?」

「あんたって理解力ないの?私みたいな美しい女神に仕えることができて幸せでしょ」

その言葉に僕は耳を疑った。

「はい?」

「何よ気に入らないって言うの」女神は涙声になって僕から視線を外した。

はあ・・始まったよ・・・

「僕は女神さまに仕えることに不満はありません。たまに休みを頂けたら」

妥協する僕をチラ見しながら女神は呟いた。

「考えてあげる」

ハイって言えや!!!!

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