琉国志巻一：夢起山北_092
初めまして、よろしくお願いします！私は台湾人です、この長編小説は、私の沖縄への愛から生まれ、おそらく私の後半生、そして一生で最も重要で重要な作品です。
見かけ上、これは「時空を越える」小説と「歴史」小説のように見えます、その肌理は骨の髄まで染みる「恋愛」小説であり、その中には人生の選択をたくみに盛り込んだ「成長」小説でもあります。それはさらにXXX小説であるかもしれませんが、これはこの作品の最も重要な鍵となる設定であるため、ここで明かすことはできません。
つまり、あなたが沖縄の文化や風景に興味を持っているか、歴史的に謎めいた「三山王国」時代に興味を持っているか、琉球バージョンの「三国志」のような合従連衡や百里の戦闘を体験したいか、または数世紀にわたる情熱的な愛を感じたいか、主人公が困難な試練を乗り越えながら得た洞察を自分の人生に応用したいか、どのような興味があるにせよ、この作品から満足感を得ることができます。要するに、エンターテイメント性と実用性の両方が兼ね備えられています！
この本に対する私の期待（厳密には「夢」かもしれません）についてお話ししましょう：日本語に翻訳し、日本の文学ウェブサイトで公開し、そして沖縄の現地（日本全体でも）で実物の本を出版することです。それに向けて、私は関連する記事や書籍を多く読み、できるだけリアルな体験を提供し、全く異なる新しい読書体験を創り出すために多くの時間と労力を費やしました。
現在、全書の3巻の概要と主要なキャラクター設定が完成しており、また、第1巻の部分がすでに45万語完成しています。何も予想されない限り、全書は100万語を超えるでしょう。。この数値は驚くべきもののように見えるかもしれませんが、創作を生業とする多くのウェブ作家にとっては、毎日5000語以上を更新し、年間200万語以上、小説1つで500万語を書くことは一般的です。私はそのような野心を持っていませんし（体力や時間もありません）、しかし、もし反響が大きければ、続ける可能性も排除しません。なぜなら、私は3巻以降のプロットも初期段階で計画しています！
現在、適切な翻訳がない（また、予算が不足している）ため、日本語版はChatGPTの支援を受けて翻訳されています。したがって、抜け漏れや誤りがあるかもしれません。皆様のご指導をお願い申し上げます。また、この機会を通じて、《琉国志三部曲》を翻訳し出版したいと願う個人や団体を探すことを願っています。もし翻訳を手伝ってくださり、実際に書籍を出版する出版社を見つけてくださる方がいれば、出版社と契約を結ぶ際に、正式な契約を締結するためにご一緒することをお約束します（版権料を共同で享受します）。
下は、読みやすさのために、各章が日本語と中国語のバージョンを同時に表示します。誠にあなたに、この（おそらく非常に長い）旅に参加していただくことを誠にお勧めいたします。私を信じて、あなたは失望しないでしょう。
CH 092
所謂の「貝合」は、七夕宴会の七つの余興の一つです。三百六十個のハマグリを一つ一つ二つに分け、草蓆の上にランダムに置きます。一組の男女が、最も多くのペアを見つけた者が勝ちとなります。
この活動のグループ分けは、参加する女性の招待状の裏面を上にして広げ、ランダムに配置し、男性が自分のペアを引き出すという方法です。
名護按司檜水は最初の抽選を行ったが、今回は運が再び降りてこなかった。彼は謝慕煙を引き当てることはできなかった。しかし、抽選で決まったのは貝合競技のグループ分けだけで、後半の宴席で過ごす時間もあるため、彼はあまり気にしなかった。
肖日は二番目の抽選に割り当てられた。彼は、店の小僧から空白の招待状用紙を受け取ったとき、偶然にも手に入れた二枚の紙に油汚れが付いているのを見つけたことを思い出した。おそらく食堂で不注意に付いたものだろう。
油汚れが紙のどの位置にあるかは異なっていたが、残念ながら彼は後で木桜と千虹がそれぞれどの紙を持っているのかを確認しなかったため、四十枚以上の招待状の中から油汚れが付いている二枚に目を付けるしかなかった。あとは天に任せることにした。
天助自助者。小強が賭けに勝つ確率は二分の一で、めくってみると木桜の招待状だった。
この時、スタッフが当選者の名前を発表するはずだったが、その女性が手を挙げた後、男性が彼女のところに行ってペアを組むことになっていた。しかし、小強は興奮しすぎて、発表を待たずに木桜のところに直行してしまい、これに何か問題があることに気づかなかった。
しかし、木桜のそばに来て、彼女が一礼した後、自分の方を見もせず、一言も言わなかったので、小強はようやく気づいた。やはり振り返ってみると、涼乃は疑念の表情を浮かべており、彼の心の中にすぐに大きな不安が生まれた。
木桜の招待状には、名も知らぬ国頭東海岸の小さな城寨が書かれていた。最初にそうした理由は、その城寨には誰も出席しないことが確認されていたからであり、出席者の中にもその場所の出席者を知っている者はいないはずだった。しかし、小強は一度その名前を聞いた瞬間、誰のことかすぐに分かり、元々その相手を知っていたことを示していた。ここには明らかに何か深い事情がある。
しかし、間違いはすでに起こってしまったので、小強は演技を合わせて木桜を知らないふりをするしかなかった。それでも彼はできるだけ唇を動かさず、低い声で木桜に先ほど何か異常があったかどうかを尋ねた。
実際には、小強が聞きたかったのは耽美系少年のことだったが、木桜は明らかに知らないふりをして、ただ首を振って何も言わなかった。そして次に、各グループが競技の際の協力戦略について話し合うことになったため、小強はただ焦るしかなく、どうすればいいのか分からなかった。
三百六十個のハマグリを二つに分けて、草マットの上に無造作に置いた場合、どの二つがペアであるかを見分けることはどう考えても不可能です。これはほぼ不可能な任務です。難易度を下げ、楽しさを高めるために、今回のイベントはルールを少し調整しました。
まず、ハマグリの殻に赤、黄、青の三色を塗り、それぞれ120個ずつ用意しました。また、墨汁で1から120までの数字を書きました。同じ色、同じ数字のハマグリを見つけることができれば、それがペアとして成功したことになります。ペア成功数が最も多い人が勝ちです。
しかし、参加者が約100人いるため、場面は必然的に混乱することが予想されます。そのため、「あらかじめどの色と数字を探すかを決めておく」というのが最も実行可能な戦略でしょう。
小強はルールをよく考えた後、木桜に伝えました。最も覚えやすい番号は絶対に多くの人が選ぶ（頭、尾、重複など）ため、必ずしも獲得できるとは限りません。それよりも、覚えにくい番号をいくつか選び、二人が絶対に忘れない番号を選ぶ方が成功の可能性が高いです。
どの番号があるかについてですが、木桜の誕生日は9月5日で、肖日の誕生日は4月26日、二人の初キスの日ではなく、初めて出会った日が4月14日です。これで4、5、9、14、26の5つの数字が揃いました。小強はさらに自由に13、26、39、52、65などの13の倍数を加えて、合計で9個の数字を作りました。こうして、合計で13個の数字が揃い、二人はまず青色から探すことに決めました。鮮やかな赤や黄に比べて、青色は注目される機会が少ないからです。
彼が驚いたのは、木桜がすぐに反応したことです。これにより、小強は再び疑問を抱きました。この時代の琉球には「倍数」の概念があるのでしょうか？木桜はどうやってそれを学んだのでしょうか？
時間がなくてこんなことを考えている暇はない、試合はもう始まっている。
13の倍数はやはりあまり注目されていないようで、二人はすぐにその中の七つにマッチングし、14も順調に手に入れた。続いて、即座に黄色に切り替え、また四つの13の倍数と14にマッチングした。最後に赤に変えて、二つにマッチングした。合計で15個のマッチングに成功した。
その時、場にはもう残っているハマグリがなく、試合が終了してカウントが始まった。
勝者はなんと二組もいます！それぞれは肖日と木桜、そして耽美系の少年ともう一人の不明な女性です。
小強は自分の直感が間違っていないと確信しています：彼らは自分と似たような戦略を採用しており、必ず耽美系の少年が提案したものに違いありません。彼は簡単なキャラクターではなく、注意すべきキャラクターです！
肖日が勝利して涼乃は当然嬉しい気持ちだが、肖日の隣にいる木桜が彼女にはとても気に障る存在だった。
小強は嬉しさが過ぎ去った後、すぐに木桜に何が起こったのかをはっきりと聞く機会が全くなかったことを思い出した。耽美系少年とは一体誰なのか？
皆がそれぞれの席に戻った後、下半期の宴は続き、次に今夜のメインイベント「詩詞会」が行われる。涼乃の母、里悠は算命僧にお茶を入れ、同時に彼に敬茶を捧げ、正式に審査員をお願いすることを意味している。
一般的な詩詞会とは異なり、今回は客栈の周りの壁に掛けられた約百枚の白い紙に、それぞれが事前に用意した詩詞を書き、その後、審査員が詩詞の意境と字の優雅さの二つの側面から評価を行う。
後者は普段の練習に依存するしかないが、前者は「出場順序」と密接に関係している。もし一首だけ詩詞を用意していた場合、まだ出番が来ていないのに他の人に先に同じ詩詞を書かれてしまったら、重複できないために困難な状況に陥ることになる。代替案が思いつかなければ、放棄するしかなく、嘲笑されることになるだろう。
果然、臨時に佛の足を抱く長守が待ちきれずに最初に登場した。なぜなら、彼が肖日から学んだのは、一番覚えやすく、最も広く知られ、そして最も選ばれやすい「静夜思」だったからだ。
床前明月光，疑是地上霜，舉頭望明月，低頭思故鄉。
問題は、主催者が事前に設定したテーマが「恋愛」であり、七夕に合わせて、詩の内容が恋愛に関係していればすべてが規定に合致するということです。しかし、李白のこの誰もが口ずさむ名詩は、「恋愛」と関係があるのでしょうか？みんなはこのような疑問を抱きました。
もちろん、機知に富んだ長守はこれに困ることはありませんでした。「故郷や故土への思いは、もちろん一種の愛であり、さらには『大愛』でもある。小さな恋愛よりもずっと意義がある！」と。
うん、そう言われると納得できるような気もしますね。神算僧は頷いて同意を示し、みんなも異論を唱えませんでした。結局、誰もがこれはただの陪榜であり、絶対に選ばれることはないと知っていたので、あまり気にしませんでした。
次の詩や文字のレベルは、女性参加者に限り、徐々に上昇していく。しかし、これは七夕が本来女性のための祭りであるためであり、今回の七夕の宴は特に女性たちが「自分の才能を披露する」ためのものである（もちろん、主に涼乃が肖日さんの前でアピールしたいと思っているからだ）。
一方で、この戦乱の多い時代において、男性は武を重んじて文を軽視するため、詩や文学のような風雅な事柄にはあまり関心を持たず、当然、研究に時間を費やすこともない。
小強が知っている女性たちも次々と登場し、彼はその中で非常に興味深く、分析する価値のある現象を観察した。
〈作者のつぶやき〉
小強はとても賢いでしょう？
でも、木櫻と耽美系の少年も負けてはいないのはなぜですか？
CH 092（中国語版）
所謂的「貝合」，也是七夕宴會中七種餘興活動之一。將三百六十個個蛤蠣一一分成兩半隨意放置在草蓆上，一男一女兩人一組，找出最多成對蛤蠣者獲勝。
這個活動的分組方式，是將與會女子的邀請函背面朝上攤開隨意擺放，依序由男性抽出與自己配對者。
名護按司檜水第一個抽籤，這次好運並未再度降臨，他沒有抽中謝慕煙。不過抽的只是貝合競賽的分組，待會兒還有後半場宴席的時間可以相處，所以他並未太在意。
肖日被安排在第二個抽籤，他想起向店小二取得空白邀請函用紙時，曾不經意發現拿到的兩張都有油漬，應該是不小心在食堂裡沾上的。
雖然油漬在紙上的位置不同，可惜他後來並未確認木櫻和千虹各是哪一張，所以也只能看準四十多張邀請函中有沾上油漬的那兩張，接下來就交給老天了。
天助自助者，二分之一的機會讓小強賭對了，翻開一看正是木櫻的邀請函。
此時應該是由工作人員宣佈抽中者姓名，該名女子舉手示意之後，男子再過去和她配對成一組。但是由於小強太興奮、太著急了，以至於沒有等到宣佈就逕自往木櫻走去，更沒有意識到這有什麼問題。
但是等走到木櫻身旁，見她施了一禮後就看也不看自己，一句話也沒說，小強這才反應過來。果然回頭看去，涼乃已經面露疑色，他心中立刻大乎不妙。
木櫻的邀請函上，寫的是個名不見經傳的國頭東海岸小城寨，當初會這麼做是因為已經確認過那個城寨沒有人會出席，而與會者中應該也沒有人認得那裡的出席者。然而，小強卻在一抽到之後就知道那個名字是誰，表示他本來就認識對方，這裡頭顯然大有文章。
不過錯誤已經造成，小強也只能配合演出，假裝不認識木櫻。不過他還是盡量不動嘴唇、低聲詢問木櫻剛才是否有什麼異狀？
其實小強想問的是耽美系少年，但木櫻顯然是裝傻，只是搖頭不語。而且接下來每一組要討論進行競賽時的配合策略，所以小強也只能乾著急，卻又不知道該怎麼辦。
三百六十個個蛤蠣一一分成兩半隨意放置在草蓆上，怎麼可能分辨出哪兩個是一對？這是幾近不可能的任務。為了降低難度、提高趣味性，此次活動稍微調整規則。
首先，蛤蠣殼塗上紅、黃、藍三色，分別是一百二十個。此外，還用墨汁寫上一～一百二十的數字。只要找出同顏色、同數字的蛤蠣就算配對成功一組，配對成功最多的獲勝。
但是由於將近一百人參賽，場面勢必一團混亂，因此採取「事先說好要找哪些顏色、數字」應該是最可行的策略。
小強仔細思考規則後告訴木櫻，最容易記的號碼絕對最多人選（包括頭、尾、疊字等），所以不見得搶得到。還不如選擇幾個很難被記得、但兩人又一定不會忘記的號碼，成功機會比較大。
至於有哪些號嗎？
木櫻的生辰九月初五，肖日的生辰四月廿六，兩人的初吻日期﹍不，是初識日期，四月十四。這樣就已經有四、五、九、十四、廿六，小強再隨意加了十三、廿六、三九、五二、六五等三的倍數共九個。如此一來就有十三個數字，兩人說好先從藍色開始找，因為相對於鮮艷的紅、黃二色，藍色被關注的機會較低。
令他訝異的是，木櫻居然立刻反應過來，這讓小強再度升起疑惑：這個時代的琉球有「倍數」的概念嗎？木櫻又是如何學會的？
沒時間想這些，比賽已經開始了。
十三的倍數果然沒什麼人關注，兩人很快就配對到其中七個，十四也順利入手。接著當機立斷改找黃色，又配對到四個十三的倍數，外加十四。最後換紅色，配對到兩個。總計配對成功十五個。
此時場中已經沒有剩餘的蛤蠣，比賽結束開始記數。
獲勝者﹍竟然有兩組！分別是肖日、木櫻，以及耽美系少年和另一位不知名的女子。
小強確信自己的直覺一定不會錯：他們採用和自己相似的策略，而且必定是由耽美系少年提出來的。他是個不簡單的角色，更是個必須留意的角色！
肖日獲勝涼乃當然感到很開心，但肖日身旁的木櫻卻又讓她感到很礙眼。
小強則是在開心過後，很快想到根本沒機會向木櫻問清楚究竟發生了什麼事？耽美系少年又是誰？
眾人各自歸位後下半場宴席繼續展開，接著將進行今晚的重頭戲「詩詞會」。涼乃的母親里悠為神算僧倒茶，同時向他敬茶，代表正式邀請他擔任評判。
不同於一般詩詞會，此次是在客棧四周牆上懸掛的近百張白紙上，各自寫下事先準備好的詩詞，再由評判從詩詞意境、字體優雅兩方面進行評比。
後者只能依靠平日的練習，前者卻與「出場順序」有密切關係。因為如果只準備了一首詩詞，結果還沒上場就被別人捷足先登寫下同一首，勢必因為不能重複而陷入困境。若是想不出替代方案，就只能選擇放棄而被嘲笑。
果然臨時抱佛腳的長守迫不及待的第一個上場，因為他從肖日那兒學到的是一首最容易背起來、最廣為人知、也最容易被選到的「靜夜思」：
床前明月光，疑是地上霜，舉頭望明月，低頭思故鄉。
問題是，主辦方事先設定的主題是「情愛」以應和七夕，只要詩詞內容與情愛有關皆算符合規定。但是李白這首人人朗朗上口的名詩，內容與「情愛」有關嗎？眾人都升起這樣的疑惑。
這當然難不倒素有急智的長守：「對故鄉、故土的思念，當然也是一種愛，甚至還是『大愛』，比起小情小愛更有意義！」
嗯，這樣好像也說得通？神算僧點點頭表示同意，眾人也就沒意見了。反正誰都知道這只是陪榜，絕對不會被選上，所以當然不甚在意。
接下來的詩詞與字體水準節節上升，不過僅限於女性與會者。
一方面是由於七夕本就是屬於女子的節日，此次的七夕宴更是為了讓眾女子「展示」自己的才藝（當然主要是涼乃想在肖日面前表現）。
另一方面則是，在這個戰亂頻繁的時代，男子尚武而不崇文，因此對於詩詞這類風雅之事向來較不在意，當然也就不會花時間鑽研。
小強認識的女性也陸續上場，他從中觀察到很有趣、很值得分析的現象。
