琉国志巻一：夢起山北_056
初めまして、よろしくお願いします！私は台湾人です、この長編小説は、私の沖縄への愛から生まれ、おそらく私の後半生、そして一生で最も重要で重要な作品です。
見かけ上、これは「時空を越える」小説と「歴史」小説のように見えます、その肌理は骨の髄まで染みる「恋愛」小説であり、その中には人生の選択をたくみに盛り込んだ「成長」小説でもあります。それはさらにXXX小説であるかもしれませんが、これはこの作品の最も重要な鍵となる設定であるため、ここで明かすことはできません。
つまり、あなたが沖縄の文化や風景に興味を持っているか、歴史的に謎めいた「三山王国」時代に興味を持っているか、琉球バージョンの「三国志」のような合従連衡や百里の戦闘を体験したいか、または数世紀にわたる情熱的な愛を感じたいか、主人公が困難な試練を乗り越えながら得た洞察を自分の人生に応用したいか、どのような興味があるにせよ、この作品から満足感を得ることができます。要するに、エンターテイメント性と実用性の両方が兼ね備えられています！
この本に対する私の期待（厳密には「夢」かもしれません）についてお話ししましょう：日本語に翻訳し、日本の文学ウェブサイトで公開し、そして沖縄の現地（日本全体でも）で実物の本を出版することです。それに向けて、私は関連する記事や書籍を多く読み、できるだけリアルな体験を提供し、全く異なる新しい読書体験を創り出すために多くの時間と労力を費やしました。
現在、全書の3巻の概要と主要なキャラクター設定が完成しており、また、第1巻の部分がすでに45万語完成しています。何も予想されない限り、全書は100万語を超えるでしょう。。この数値は驚くべきもののように見えるかもしれませんが、創作を生業とする多くのウェブ作家にとっては、毎日5000語以上を更新し、年間200万語以上、小説1つで500万語を書くことは一般的です。私はそのような野心を持っていませんし（体力や時間もありません）、しかし、もし反響が大きければ、続ける可能性も排除しません。なぜなら、私は3巻以降のプロットも初期段階で計画しています！
現在、適切な翻訳がない（また、予算が不足している）ため、日本語版はChatGPTの支援を受けて翻訳されています。したがって、抜け漏れや誤りがあるかもしれません。皆様のご指導をお願い申し上げます。また、この機会を通じて、《琉国志三部曲》を翻訳し出版したいと願う個人や団体を探すことを願っています。もし翻訳を手伝ってくださり、実際に書籍を出版する出版社を見つけてくださる方がいれば、出版社と契約を結ぶ際に、正式な契約を締結するためにご一緒することをお約束します（版権料を共同で享受します）。
下は、読みやすさのために、各章が日本語と中国語のバージョンを同時に表示します。誠にあなたに、この（おそらく非常に長い）旅に参加していただくことを誠にお勧めいたします。私を信じて、あなたは失望しないでしょう。
CH 056
整夜浅眠、悪夢が続かなかったのは幸いだった。朝早く、小強は西の部屋のドアを叩きに行き、木桜の様子を知りたがった。
千虹は眠そうな目をこすりながらドアを開け、「彼女はまだ目を覚ましていない」と言って再び寝に戻った。どうやらあまり心配していないようだ — 木桜の病状についても、肖日が朝早くに二人の少女の部屋に入ることについても、何も気にしていないようだ。彼女が神経が太いのか、それとも冷静沈着なのか、よく分からない。
小強は木桜のベッドのそばに歩いて行き、彼女が最も愛する小さな木の人形が枕のそばに置かれているのを見た。それは千虹が彼女を安心させるために置いたものだろう。
こんな光景を見て、小強の心は締め付けられるような思いになり、奧間集落で木桜が自分のために短刀を防いでくれた時、昏睡状態にあった時の記憶がよみがえった。目の前のこのか弱い女性は、彼に深い痛みを感じさせた。
彼は木の椅子を引いてベッドのそばに座り、何度も彼女の手を握りたいと思ったが、失礼や誤解を招くのが怖くて、結局は我慢し、わざと少し離れた場所に座った。
どれくらいの時間が経ったか分からないが、連千虹が目を覚まし、扉を開けて孫叟を迎え入れても、小強は気づかなかった。
孫叟は、自分と同じくらいの年齢の老人を連れており、昨日彼が言及した、さらに優れた医術を持つ師兄「医鬼」だと思われる。
小強は失礼があってはいけないと、急いで立ち上がって礼をし、「ご面倒をおかけします、先輩！」と言った。
医鬼はおそらく早く起こされたせいで、不機嫌そうにぶつぶつと文句を言った。「ただの小さな寒毒だろう。孫よ、お前なら自分で解決できるのに、なんで朝早くから俺を呼ぶんだ？」
彼は肖日を無視し、遠慮なく椅子に座って木桜の脈を診察し始めた。しばらくして、彼の顔つきが最初の不機嫌で無関心な様子から、次第に集中した慎重な表情へと変わった。
眉をひそめ、何か難しい問題を考えているように見えた。そして、木桜のもう一方の手を取り、両手で脈を診るように変えた。約一刻の間、彼は脈を診た後、疑惑に満ちた顔で黙って立ち上がり、そのまま外へ出て行った。
小強は結果がどうなったのか心配でたまらなかったが、医鬼が突然背を向けて去っていくのを見て、困惑しながらも孫叟と一緒に後を追った。「前輩にお尋ねしますが、木桜さんの寒毒は大丈夫でしょうか？もうすぐ一日一夜が経とうとしているのに、まだ目を覚ましていませんが……」
「死にはしない。もうすぐ目を覚ますだろう。あとは小孫に任せて、俺が言った通りに処置すればいい。」医鬼は苛立たしげに手を振り、小強に煩わせるなというように合図を送った。そして、孫叟に向かって「この娘は本当に特別だな。小孫、お前の医術はまだ未熟だ。ただ彼女の体内に別の一人の脈があることに気づいたに過ぎない。教えてやるよ、少なくとも三人はいるぞ！」と言った。
医鬼はそう言い残すと、一切の説明もせずに去っていった。小強と孫叟は驚きと戸惑いを抱えたまま、ただ立ち尽くすしかなかった。
どうしてだろう？自分の先の推論が間違っていたのか？木桜の体内には、穿越してきた小舞が「隠れている」だけでなく、他にも誰かがいるのか？
小強は自分の雑学が広く、想像力も豊富だと自負しているが、これは彼の想像の範疇を完全に超えていた。自分が2022年から穿越してきたことよりも、さらに信じがたいことである。
彼はこれが琉球の伝統的な信仰に関する神秘的な現象ではないかと思った。しかし、孫叟の驚きが自分と同じくらい大きいのを見て、彼も全く理解できていないことが明らかだった。一体これはどういうことなのだろうか？
「目が覚めた、目が覚めた！」
二人が困惑していると、突然、部屋の中から興奮した叫び声が聞こえ、疑問を抱えたまま急いで駆け込んだ。
千虹は木桜を助け起こして座らせ、水を飲ませていた。木桜が肖日を見た途端、彼女の顔には非常に複雑な表情が浮かび上がった。それは…喜びが少し？安心が少し？戸惑いが少し？とにかく「矛盾」という言葉がぴったりだった。
小強はすぐに彼女に、なぜ寒毒が再発したのか尋ねたい気持ちでいっぱいだった。毒王に解毒を頼んだはずなのに。しかし、今がその適切な時ではないことも理解していたので、ひとまず部屋を離れ、部下に熱いお湯を一桶用意させるように指示した。
東廂房に戻った小強は、「自分の体内に何人いるのか」という疑問をひとまず置いておき、孫叟に医鬼が言っていた「私の言うとおりに処理すればよい」とは具体的にどうすればいいのか尋ねた。
孫叟は、師兄は小強の話を聞いただけで、木桜の寒毒が完全には解消されていないと判断したと話した。そして、その原因は彼女自身しか知り得ないことだろうと。しかし、彼女が「今まで生きてこれた」（孫叟の言葉を借りれば）のは、毒の「致命的な部分」がすでに解消されており、少なくとも命に別状はないことを示している。今後再発するかどうか、またその程度は、彼女の体調次第だという。
今できることは、解毒の薬や薬膳を使って、できるだけ残った毒を取り除くことだと孫叟は言った。この点については、医鬼が事前に孫叟に詳しく伝えていた。
小強はそれを聞いて、どうしてかデジャヴを感じた。これはまさに肖日が長年経験してきた状況ではないか？ただ、違いがあるとすれば、一つは熱毒で、もう一つは寒毒ということだ。これで同じ苦しみを共有できるだろう。
さらに詳しく聞こうとしたその時、祖父が人を派遣して肖日を呼びに来た。おそらく、木桜と千虹の二人の今後の手配について話し合うためだろう。「秘密基地」である奥集落に比べ、ここは肖家にとってさらに絶対に外部に漏らせない、重要な安身立命の場所である。さらに、奥集落には趙宋の末裔しか住んでいないが、ここには鮫川大主の一族や他の住民もいるため、もし何か事故が起きた場合、影響は非常に広範囲に及ぶことになる。
小強が予想していなかったのは、祖父が二女の突然の到来について話し合おうとしていたにもかかわらず、いきなり彼の嘘を「暴露」したことでした。
「彼女は本当はまだあなたの妻ではないのでしょう？あなたたちのやり取りを見ているとそうは思えません。もし私が人を見る力に自信がなく、さらに数日間オー集落で秘密に観察していなかったら、彼女の寒毒が発作したとしても、私は彼女を適当な島に放り出して、伊平屋に来させないようにすることができたでしょう。」
小強は思わず冷や汗をかいた。まあ、何度も風雨を経験してきた古参の者が、自分の小さな策略に簡単に騙されるわけがない。
しかし、小強は一つだけ気をつけていた。愛する孫を大切に思う祖父が、自分の懇願を無視して冷酷に振る舞うことはないと信じていたのだ。小強はその点には確信があったので、あえて「危険を冒す」ことにしたのだ。
とはいえ、祖父と孫が話し合った以上、後続の二人の女性の処遇について、外部にはどのように説明するのか、何らかの方針を決める必要があるだろう。
「君は彼女に対して好意を持っていると思うけれど、結婚するほどの感情にはまだ達していないよね？」祖父は最も重要な確認を始めた。
小強は実際にどう答えるべきか分からなかった。一緒にいるととてもリラックスできて安心し、これからも一緒にいたいと思うのは、好意というものなのだろうか？
そう言うと、彼が奎敏に対して持っている好意は、木桜に対してのものよりも強いかもしれない！結局、男は視覚で判断するものだから、奎敏は外見もスタイルも「完勝」で、さらに自分に対しても深い情を示している。比較すると、木桜は「肖日を二度救った」だけが勝っているかもしれない。
さらに困ったことに、木桜の体内に「異世界から来た小舞」がいるかもしれないということが、ずっと気になっていて、彼女に対する感情が混乱してしまっている。
小強は最終的に祖父の意見に同意することを選びました。木桜の身分については、肖日を救った恩人であり民間の神医かつ霊媒師として一時的に定められています。これは確かに一部の事実です。
話している途中で、鮫川大主が使いを送って祖孫二人を呼びに来ました。小強はどうしても不満を感じました。ここに来てからずっと忙しく、少しのプライベートな時間さえ持つのが難しいとはどういうことなのだろう？
〈作者のつぶやき〉
木櫻ってとても切ないですよね？安心してください、これが全てではありません。もっと辛いことがあります！
木櫻の体内には「三人」がいる？これは本書の最大の謎の一つで、第二巻、あるいは第三巻まで解明されません。その時、どれだけの読者が覚えているかはわかりませんが、「三人」という言葉が初めて登場したのはこの章です。
CH 056（中国語版）
整夜淺眠，還好沒有惡夢不斷。一早醒來小強就迫不及待到西廂房敲門，想知道木櫻的狀況。
千虹睡眼惺忪的前來開門，說了聲「她還沒清醒」就又躺回去睡了，看來不是很擔心 — 既不擔心木櫻的病情，也不擔心肖日一早闖進兩名少女的閨房會否圖謀不軌。真不知該說她是神經大條，或者是沉著穩重。
小強走到木櫻床邊，她最心愛的小木人就放在枕頭旁，應該是千虹認為這樣能讓她感到安心。
見到這樣的場景，小強內心不由揪了起來，又喚起在奧集落時，木櫻為自己擋下匕首、昏睡不醒時的回憶。眼前這個嬌弱的女子，著實讓他感到心疼。
他拉了張木椅在床邊坐下，幾度想要握住她的手，又怕冒犯或惹人誤會，最終還是忍住，並且刻意坐離她遠一點。
不知坐了多久，連千虹醒來、開門迎孫叟進來，小強都沒有察覺。
只見孫叟拉著一個和他年齡相仿的老者，應該是昨天他提過的那位醫術更高名的師兄「醫鬼」。
小強不敢怠慢，趕緊起身見禮，說了聲「麻煩老前輩了！」
醫鬼可能是太早被叫醒，滿臉不高興的嘮叨：「只是小小的寒毒，小孫你自己就能解決了，幹嘛一早拉我來？」
他也不搭理肖日，不客氣的坐在椅子上開始為木櫻把脈。沒多久，他臉上的神情從原本的愛理不理、散漫無神，轉變成專注、慎重。
只見他皺起眉頭似是在思索什麼困難的問題，接著拉過木櫻的另一隻手，改為雙手同時把脈。花了一刻鐘才站起身來，滿臉疑惑的逕自走出門。
小強正心急的想知道結果如何，見醫鬼竟然轉身就走，只好滿頭霧水的和孫叟跟出去：「請教前輩，木櫻姑娘的寒毒要緊嗎？怎麼快要一天一夜了都還沒醒來？」
「死不了，她快醒來了，接下來交給小孫，照我說的處理就行了。」醫鬼不耐煩的揮揮手，示意小強別煩他，轉過頭對孫叟說：「這小姑娘還真是特別，小孫你醫術不精，只把出她體內有另一個人的脈相。告訴你，至少有三個人！」
醫鬼說完這些話就頭也不回的離開，並未多做解釋，留下滿驚異不解的肖日和孫叟。
怎麼會？自己先前的推論難道錯了嗎？木櫻體內除了「藏」著穿越而來的小舞，還有其他人？
雖然小強自認雜學甚廣、想像力豐富，但這完全超乎他所能想像的範疇，甚至比自己是從2022穿越而來更令人難以相信。
他心想這會不會是某個琉球傳統信仰的神秘現象？然而看見孫叟的震驚與自己不相上下，顯然也完全無法理解。這究竟是怎麼回事？
「醒了醒了！」
兩人正在困惑中，突然聽到屋裡傳來興奮的喊叫聲，便先放下疑惑趕忙衝進去。
千虹正把木櫻扶坐起來，倒水讓她喝。木櫻一見到肖日，臉上立刻流露出極度複雜的神情，似乎﹍有幾分欣喜？幾分慶幸？幾分為難？總之就是「矛盾」兩個字。
小強很想立刻追問她寒毒怎麼會又發作了？不是已經請毒王解了嗎？但是他也知道現在並非合適的時機，所以只能先離開，請屬下準備一桶熱水送過來。
回到東廂房，小強暫且放下「體內有幾個人」這個疑惑，向孫叟詢問醫鬼所謂「照我說的處理就行了」究竟該如何處理。
孫叟表示，其實師兄光是聽他敘述事發經過，就已經判斷出木櫻的確是寒毒未解清，而原因當然只有她本人知道。不過能夠「活到現在沒死」（套用他的原話），表示已經把毒性中「致命」的部份解除，至少沒有生命危險。至於將來會否再復發？會有多嚴重？則要視她的身體狀態而定。
目前所能做的，就是以解毒藥品、藥膳為她盡可能清除餘毒，這方面詳情醫鬼事前已經交待孫叟了。
小強聽完覺得怎麼好像似曾相識？這不就是肖日多年來的狀況？只是一個是熱毒、一個是寒毒，這下可以同病相憐了。
正想繼續問個仔細，爺爺已經派人來叫肖日，恐怕是要討論木櫻和千虹兩人的後續安排。因為比起「祕密基地」奧集落，此處對於肖家而言更是絕不能外傳的安身立命之地。況且奧集落只有趙宋後代居住，這裡可是還有鮫川大主一族和其他住民，若發生什麼意外可是會牽連甚廣。
小強所沒料的是，爺爺雖然是要討論二女的意外到來，卻開門見山的「揭穿」他的謊言。
「她根本不是你未過門的妻子吧？看你們的互動就不像。如果不是我對自己看人的功力有把握，再加上奧集落幾天的祕密觀察，就算她寒毒發作，我也做得到把她隨便丟在一個小島，堅持不讓她來伊平屋。」
小強不禁捏了一把冷汗。也是啦，不知見過多少風浪的老傢伙，怎麼可能輕易被自己的小計倆所唬弄？
然而小強還是留了一個心眼：他相信愛孫心切的祖父，只要自己哀求就一定做不到那麼狠心，小強對這一點還算有把握，所以也才敢「鋌而走險」。
不過祖孫倆既然把話說開了，後續該如何安排兩女，對外又要怎麼宣稱，總也該有個說法了。
「我看你應該是對她有好感，但是還遠遠不到要娶她的程度吧？」祖父先進行最重要的確認。
小強其實不知道該怎麼回答比較好。和一個人相處時感到很自在、很安心，會想繼續和她相處下去，這樣就算是好感嗎？
真要這麼說的話，他對奎敏的好感說不定還更勝木櫻一籌呢！畢竟男人都是視覺的動物，奎敏不論是長相、身材都「完勝」木櫻，對自己更是情深義重。真要比較的話，木櫻頂多只有「救了肖日兩次命」這件事勝出。
更麻煩的是，自己對木櫻體內是否有「穿越而來的小舞」這件事一直耿耿於懷，難免混淆了對她的感受。
小強最終選擇同意祖父的看法。至於木櫻的身份，則暫時以肖日的救命恩人暨民間神醫靈媒師定下來，因為這的確是部份事實。
談到一半，鮫川大主已經遣人來相請祖孫倆。小強不由感到哀怨，怎麼來到此處之後就是一直趕場，連想要有點私人時間都很困難？
