琉国志巻一：夢起山北_043
初めまして、よろしくお願いします！私は台湾人です、この長編小説は、私の沖縄への愛から生まれ、おそらく私の後半生、そして一生で最も重要で重要な作品です。
見かけ上、これは「時空を越える」小説と「歴史」小説のように見えます、その肌理は骨の髄まで染みる「恋愛」小説であり、その中には人生の選択をたくみに盛り込んだ「成長」小説でもあります。それはさらにXXX小説であるかもしれませんが、これはこの作品の最も重要な鍵となる設定であるため、ここで明かすことはできません。
つまり、あなたが沖縄の文化や風景に興味を持っているか、歴史的に謎めいた「三山王国」時代に興味を持っているか、琉球バージョンの「三国志」のような合従連衡や百里の戦闘を体験したいか、または数世紀にわたる情熱的な愛を感じたいか、主人公が困難な試練を乗り越えながら得た洞察を自分の人生に応用したいか、どのような興味があるにせよ、この作品から満足感を得ることができます。要するに、エンターテイメント性と実用性の両方が兼ね備えられています！
この本に対する私の期待（厳密には「夢」かもしれません）についてお話ししましょう：日本語に翻訳し、日本の文学ウェブサイトで公開し、そして沖縄の現地（日本全体でも）で実物の本を出版することです。それに向けて、私は関連する記事や書籍を多く読み、できるだけリアルな体験を提供し、全く異なる新しい読書体験を創り出すために多くの時間と労力を費やしました。
現在、全書の3巻の概要と主要なキャラクター設定が完成しており、また、第1巻の部分がすでに45万語完成しています。何も予想されない限り、全書は100万語を超えるでしょう。。この数値は驚くべきもののように見えるかもしれませんが、創作を生業とする多くのウェブ作家にとっては、毎日5000語以上を更新し、年間200万語以上、小説1つで500万語を書くことは一般的です。私はそのような野心を持っていませんし（体力や時間もありません）、しかし、もし反響が大きければ、続ける可能性も排除しません。なぜなら、私は3巻以降のプロットも初期段階で計画しています！
現在、適切な翻訳がない（また、予算が不足している）ため、日本語版はChatGPTの支援を受けて翻訳されています。したがって、抜け漏れや誤りがあるかもしれません。皆様のご指導をお願い申し上げます。また、この機会を通じて、《琉国志三部曲》を翻訳し出版したいと願う個人や団体を探すことを願っています。下は、読みやすさのために、各章が日本語と中国語のバージョンを同時に表示します。
誠にあなたに、この（おそらく非常に長い）旅に参加していただくことを誠にお勧めいたします。私を信じて、あなたは失望しないでしょう。
CH 043
奥集落への山道は、辺戸御岳の近くから南東に延びています。方角を見る限り、おそらく後の国道58号線の経路と重なるでしょう。両山の間に位置する山のくぼ地なので、大きな起伏はありません。歩きやすい道です。小強は余裕を持って目の前の景色を前世で見たものと比べながら眺めることができました。ただし、これらを考えるのは彼が暇なわけではなく、むしろ緊張を和らげるための手段でした。
「緊張しているみたいだけど、大丈夫？」昨夜の決断以降、木桜は彼に対して親しみを感じるようになり、明らかに肖日の不安に気づいていた。
「心配しないで、困らせることはないよ。もし何かあれば、私たちが去ればいいだけだから。」彼女は思いやりのある提案をした。
「だめ、決めたんだ。」
肖日がめずらしく男らしさを見せるのを見て、木桜は少し驚いたように頷き、もう何も言わなかった。
山道は緩やかに下り、ㄇ字型の大きなカーブに到着すると、小強はこれが奧集落に入る前の最後のカーブであると推測しました。
やはりカーブを曲がると、前方にはすでに人の群れが立っていました。首位には50歳以上の長い髭をたくわえた老人がおり、他の人々は若者で、長剣を身につけていました。
長守は急いで小強に「説明」に行くように合図しましたので、小強は覚悟を決めて歩み寄り、老人に軽く頭を下げて「孫が祖父にお目にかかります」と声をかけました。
前の数日の経験から、この場所では年長者と若者、上下関係の礼儀作法はあまり厳しくないことが分かっていました。心意気が重要であり、形式にこだわる必要はありませんでした。
老人は小肖に会った瞬間、最初は心配と思慕の表情を浮かべ、すぐに厳しい表情に変わった。「お前は軽薄な猿だ、どうして他人を連れて来られるんだ？」と、意図的に力強い声で言った。
小強は少し困惑していた。祖父がこんなに直接的だとは思わなかった。自分の計画が台無しになってしまった。仕方がないので、予定していた最後の手段、必殺技、殺し屋鎌を出すしかなかった。
彼は祖父を引っ張って一旁に行き、手で口元を隠しながら囁いた。「祖父、あれは孫の未婚の妻です。彼女は何度も孫を助けてくれたのですが、身分上の理由でまだ公にすることができません。ですので、あなたにだけお知らせします。だから彼女は実は他人ではなく、自分たちの人間と言えるのではないでしょうか？」
肖英は孫を疑いながら見つめ、心の中で思った。「たった数日の間に、どうして突然孫嫁を連れて帰ってくるんだ？自分の孫には自信があるけれど、どう考えてもおかしいと思えるよ。」
「あんた、本当に役に立たないやつだな！もう大人なのに、女の子に助けを求めるなんて？普段ちゃんと修行しろと言っても、いつもサボってばかりだったんだろう？苦い結果を味わったんだろうな？もしかして、もう彼女に手を出してしまったのか？」
「じいちゃん、そんなこと言わないでください。孫は彼女とは純粋な関係ですよ！」小強は急いで説明しました。『先に乗ってから切符を買う』なんて誤解されたくないですから。
「純粋な関係なら、なぜ彼女を娶らなければならないんだ？それに、なぜこの時期に彼女を連れて帰る必要があるんだ？」肖英は人生でどれだけの荒波を経験してきたか、そんなに簡単に騙されるわけがない。
「それに、彼女は小敏や謝慕煙と比べても見劣りするだろう。たとえ君を救ったとしても、それだけで彼女に惚れるわけがあるか？それに、君はどうやってその二人たちに説明するつもりなの？」
見たところ、肖日は外見重視の協会のメンバーとしての印象を与えるのかな？小強は我慢できずに心の中で悪口を言った、「本当にお前のせいで死んだよ！」違うな、待てよ、むしろお前が俺を殺したんだ、魂が体に戻れないんだからな。
それに、お前は誰にでも手を出すんだな、手を出せば背景の硬い二人の女の子だ。自分がどうして忘れてしまったんだ、謝慕煙はいないけど、まだ会ったことのない幼馴染がここで待っているんだぞ！
「おじいさん、心配しないでください。おじいさんには数日間、孫が解決するまで隠していてください。」
肖英はまだ頷かなかったので、肖日は考えましたが、他に方法がないことを悟り、覚悟を決めてひざまずき、頭を一度地面につけました。「おじいさん、お願いします！」
肖英はため息をついて、首を振りました。「君も大きくなったね、私の座を継ぐことになるんだから、自分で判断し、自分で責任を取ることを学ぶべきだよ。」
「その娘さんを呼んで、私に見せてくれ。」
素晴らしい、断られなければまだチャンスがある！
小強は急いで戻って木桜を呼び、彼女に会う前の短い時間に彼女に説明する準備をしました。問題は、小強は何を説明すればいいのか全く分からないことです！
肖日が途方に暮れた様子を見て、木桜は予想外に彼の手を握りました。短い瞬間でしたが、それは確かな握手であり、小強はなんとなく懐かしい安心感を感じ、心がすぐに落ち着きました。
「木桜、お爺さんにお会いしたことがあります！」木桜は武芸者の礼として抱拳をする。
肖英は何か理由があるのか、木桜の目をじっと見つめて動かない。木桜は引かずに、肖英と堂々と目を合わせる。
どれくらいの時間が経ったかわからないが、小強はもう我慢できずに何をやっているのか邪魔したくなるほどだった。すると、肖英が突然大笑いする。「思ったよりもお前は目のつけどころがいいな。敏兒や謝慕煙を見下す理由がわかったようだ。」
そして木桜に言った。「数十年ぶりの初対面で、私と目を合わせる勇気のある女性はお前が2人目だ。」
「お褒めの言葉、謝老爺子！」
「ただ、私は記憶力がいいと自負しているが、君とは初めて会ったはずなのに、なぜか君にはとても馴染みのある感じがする。もしかして私と君のどちらかの親戚が以前面識があったのか？」
肖英は自分で首を振り、ただ口から出た質問のようだった。
過関した！小強の心は喜びに満たされた。
しかし彼はすぐに不安になった。「未婚妻」という言葉は事前に木桜と話し合っていなかった。彼女の聡明さからして、彼女がばれることはないだろうし、今さら公然と否定したり自分を貶めたりすることもないだろう。しかし、彼女には迷惑をかけたし、どうやって事後処理をすればいいのだろうか！
それに比べて、長守は堂々としていて、待ちきれずに千虹を連れてあの少年たちに挨拶しに行った。おそらく彼らは長守の弟である長永が率いる護衛隊だろう。友人に会うのはいいが、なぜ千虹を連れて行くのだろう？彼女を自慢したいのか？小強は見れば見るほど腹が立ってきた。
肖日は祖父の側を歩き、木桜は肖日の後ろに続いていた。肖英は肖日の怪我について心配し、同時に木桜に先ほど言い忘れた感謝の気持ちを伝える。小強は肖日への愛を感じることができ、それは長守と形容されるほど深く、切ない愛だった。
彼はこの時、この深い愛が将来的に彼に大きな苦しみと解決の難しいジレンマをもたらすとは思ってもいなかった。
西銘岳に源を発する「奧川」は南から北に向かって海に注ぎます。奧集落はこの川を利用して灌漑を行い、この川に沿って発展した集落であり、肖日の祖先が琉球本島に到着した後の拠点でもあります。
川の東側は丘陵地帯であり、集落は川の西側に集中しています。東側にはほんの数軒の建物しかありません。私の記憶では、「奧山原之里」（奥ヤンバルの里）という沖縄の古民家風の小屋に何度か滞在したことがありますが、それは小川の東側に位置していました。
この地域の特徴は、奥川の河口が東西に山丘に囲まれていることです。山はそれほど高くありませんが、山丘の間には制約された狭い空間があります。山丘の上からの地形と相まって、城砦を建設しなくても非常に効果的な防御力を発揮することができ、内陸の集落を適切に守ることができます。
さらに、山脈に囲まれ、内陸部が「ㄩ」の字の形をしている奥港の領域は広く、海上交通も便利です。これにより、集落が山々に囲まれていて出入りが難しいという不利な状況が大いに補われます。
心の中で前世に関する奧集落の情報を黙って整理しながら、すぐに集落に入っていきました。
出迎えてくれたのは、喜如嘉七滝に一緒に行く予定の知り合いの部下たちと、二人の見知らぬ人でした。ただし、見知らぬと言っても完全には見知らぬわけではありません。なぜなら、これらの二人は実は小強が知っている人々で、ただ異なる方法で知り合ったのです。
〈作者のつぶやき〉
私は何度も沖縄の東北部の「奥」を訪れ、さらに「奥山原の里」（奥ヤンバルの里）にも2回滞在しました。この場所には深い思い出があり、それを肖家の「秘密基地」として設定しました。
https://okuyanbarunosato.net/
また、この本ではもう1人非常に重要なキャラクターである奎敏がついに登場します！「小さな愛と小さな情熱」が好きな読者の方々は、今後の興奮に絶対に見逃さないでください！
CH 043 （中国語版）
前往奧集落的山徑由邊戶御嶽附近往東南延伸，看方向應該是後世國道58號經過的路線。因為是位在兩山之間的山凹，所以並沒有太大的起伏，走起來還算輕鬆。小強甚至還有餘力將眼前的景象與前世所見在腦中比對，而且還真見到幾處有印象的。不過他並不是太閒才想這些，而是藉此減緩緊張的情緒。
「你看起來很緊張，沒事吧？」從昨晚下決定以後，木櫻對他似乎又親近了不少，顯然也察覺到肖日的不安。
「別擔心，大不了我們走就是了，不會讓你為難。」她體貼的提出建議。
「不行，我決定了。」
見到肖日難得展現出男子氣概，木櫻似是有些驚訝（是人設太差了嗎？），點點頭不再多說什麼。
隨著山路緩緩下坡，走到一個ㄇ字形大轉彎處，小強猜想這應該就是進入奧集落之前的最後一個轉彎處了。
果然一轉過彎，就見到前方已經站著一群人，除了為首的五十多歲長鬚老者以外，其他的都是少年人，而且都身配長劍。
長守趕忙推推肖日示意他先去「解釋」，小強只好硬著頭皮走過去，向老者微微拱手作揖，喊了聲「孫兒見過祖父。」因為從前幾天的經驗看來，此時此地對於長幼、尊卑之間的禮數並沒有太過講究，重視誠意而非規矩。
老者一見到肖日先是面露關切與思念之意，旋即又轉為嚴肅：「你這不識輕重的猴崽子，怎麼能把外人帶來？」他故意中氣十足的大聲說。
小強有些尷尬，沒想到爺爺會這麼直接，打亂了自己的計畫。沒辦法，只好使出原本準備的下策、大絕招、殺手鐧了。
他拉著爺爺走到一旁，用手遮掩低聲附耳說：「祖父，那是孫兒﹍未過門的娘子，曾經搭救過孫兒好幾次，但是礙於身份暫時無法公開，只能先讓你知道。所以她其實不算是外人，應該能算是﹍自己人吧？」
肖英狐疑的看著孫子，心想他也不過離開幾天，怎麼就突然帶回一個孫媳婦兒了？雖然對自己的孫子有信心，但怎麼想都覺得不對勁。
「你啊，真是沒用！都多大了還要一個姑娘家搭救？平時叫你好好練功你總是偷懶，嚐到苦果了吧？該不會是你﹍已經要了人家吧？」
「祖父您別亂說，孫兒和她可是清清白白的！」小強連忙解釋，深怕被誤會自己是「先上車後補票」。
「既然清清白白，那又為何非要娶她不可？又非得趕在這個時候帶她回來？」肖英這輩子見識過多少大風大浪，可沒那麼容易唬弄。
「況且，我看她長得遠遠不如小敏和謝慕煙，就算曾經救過你，你怎麼可能因為這樣就看上她？還有，你打算怎麼向那兩個小妮子交待？」
感情肖日過去給人的印象就是外貌協會成員？小強忍不住在心中腹誹，真是被你害死了！不對耶，應該是你被我害死了，魂魄沒辦法回到身體才對。
還有，你誰不惹，一惹就是兩個背景都很硬的姑娘。自己怎麼就忘了，雖然謝慕煙不在，那個未曾謀面的青梅竹馬可是在這兒等著！
「祖父放心，請祖父先幫孫兒隱瞞幾天，孫兒自會解決。」
見肖英還是沒有點頭，小強想了想，真的沒有其他辦法了，咬牙一跪、頭一磕：
「請祖父成全！」
肖風嘆了口氣，搖搖頭：「你也大了，要繼承我的位子了，的確也該學學自己決斷、自己負責了。」「先請那位姑娘過來讓我看看。」
太好了，只要沒有直接拒絕就還有機會！
小強連忙走回去請木櫻過來，準備把握見面前的短暫時間交待她。問題是，小強根本不知道要交待什麼啊！
見到肖日手足無措的樣子，木櫻出乎意料的握了他的手一下，雖然只有短暫片刻，卻是堅定的一握，小強感到一股熟悉的安定感，心馬上就安定下來。
「木櫻見過老爺子！」木櫻行的是江湖人士的抱拳禮。
肖英不知是什麼原因，直盯著木櫻的眼一動也不動。木櫻並未退縮，不卑不亢的與肖英對視。
不知隔了多久，久到小強已經忍不住想要打斷不知在搞什麼名堂的兩人，肖英忽然哈哈大笑：「沒想到你這小兔崽子眼光還不錯，難怪敏兒和謝慕煙你都看不上眼。」
接著對木櫻說：「這幾十年來，敢在第一次見面就和我對視的女子，你是第二個。」
「謝老爺子誇讚！」
「只是，我自認記性很好，很確定是第一次見到姑娘，怎麼卻覺得對你有股很熟悉的感覺？難道我與你的哪位親人曾是舊識？」
肖英說完自己搖搖頭，似乎只是隨口問問。
過關了！小強心中一陣狂喜。
不過他旋即又有些心虛，「未婚妻」這個說法事先並沒有和木櫻套過招，雖然以她的聰慧應該不至於露餡，也不至於現在就公然否認、扯自己後腿，但再怎麼說這畢竟也算吃了她豆腐，該怎麼善後才好啊！
相較之下，長守大大方方、迫不及待就拉著千虹，興奮的找上那群少年打招呼，看來他們應該就是長守之弟長永所領導的護衛隊。老友相見就罷了，拉著千虹去是什麼意思？炫耀女朋友嗎？小強不禁越看越氣。
肖日走在祖父身旁，木櫻則跟在肖日身後。肖英關心的詢問著肖日的傷勢，同時向木櫻表達剛才沒來得及說的感謝。小強可以感受到他對肖日的愛，那種長守所形容的、愛之深則之切的愛。
此時的他並未料想到，這份深厚的愛，在將來竟會帶給他巨大的痛苦與難解的矛盾。
起源於西銘岳的「奧川」由南向北入海，奧集落就是依靠這條溪流灌溉，沿著這條溪流發展起來的聚居地，也是肖日祖先抵達琉球本島之後的落腳之處。
溪流東側就是山丘，所以集落集中於溪流西側，東側只有少數幾棟建築物。小強記得很清楚，住過好幾次的「奧山原之里」（奥ヤンバルの里 ）沖繩古民家風格小屋，就位在小溪東側。
此地地形的獨特之處在於，奧川出海口東西兩側被山丘包夾，雖然都不是多高的山，但山丘之間有限、狹窄的空間，搭配山丘上居高臨下的地形，即使沒有建立城寨，依然能發揮極有效率的防禦力量，妥善護衛靠內陸的聚居地。
此外，被山脈環繞、內凹呈現「ㄩ」字型的奧港腹地不小，進行海上運輸也很方便，大大彌補了集落被群山環繞、進出不易的劣勢。
在心中默默整理著前世所知關於奧集落的資訊，沒多久就走進集落了。
迎接的是幾位一同前往喜如嘉七瀑布的熟悉部屬，以及兩名小強不認識的人。不過說不認識也不盡然對，因為這兩個人小強其實都認識，只是透過不同方式認識。
