夢と予告
ランスロット「ここが今日からまお様の部屋となりますが…如何でしょうか?」
まお「ありがとうございます…!十分です!」
ランスロット「それは何よりです!夜食が用意されたら城のメイドか執事に呼ぶようにお願いしているので!ではこれで。」
まお「はい、ありがとうございます!」
まお「はあぁ…疲れた…。」
ひたすら基本を叩きこまれて身体も、頭も疲れ切ってしまった。必死に食らいついたけど、疲れた時気分まで落ちてくる。用意された部屋の広いベットに倒れ込む。身体が重い…瞼も釣られるように閉ざされてゆく……あの人……剣の事になると鬼だ……
〜ここはまおさんが寝たので筆者が話そう!〜
コンコン
執事「まお様。夜食のお時間です。……就寝されたご様子ですね、夜食は持ってきましょうか。」
すると、ドアの隙間に白い煙が吸い込まれていくように入っていった。微かな冷えた感覚しか感じなかった執事は、ふとドアの方へ振り向いた。が、何も見えず
執事「気のせいでしょうか……?」
しばらくドアを見つめると、思考を切り替えてランスロット等の騎士が待つ食卓へと歩いていった。
〜〜
船の上に乗っている。水は青く、霧が立って周りがよく見えない。前に視線をやると、白い髪の…これは女性?男性?
前に座るその人を見つめていると、向こうから話しかけてきた。
???「どうも。不思議そうな顔をしているね…?そりゃそうか…ここは夢だよ。」
まお「夢…?あなたは私と会った事ありますか…?何故ここに…」
???「そう、夢だよ…!ううん、会った事はないけど。そうだね、これから出会うのかな。ここに来たのは、伝えたいことがあるから。あなたが私と会える方法を。」
まお「これから会うのですか…会う方法?何で……」
???「理由はまだ言わないほうが面白そうだね。ふふふ…楽しみにしてるんだよー?ランスロットさんとの練習を一週間続けたあなたは、とても強くなります。彼が教えてくれた思考の力や気持ちの大切さを身につけてから、私を迎えに来てください。城の地下にマーリンさんが残した秘密ルートがあります。ランスロットさんが武器を置いていた倉庫の壁に丸い縦がかかっていて、その裏にある石を押すと入り口が現れます。ではまた、会いましょうね、」
まお「えっ、」
船を囲む霧の中から、一羽の青い鳥が飛んできて、一瞬視界の大半を塞いでしまう。突然の出来事に目をつぶる。
まお「うわぁぁあー!?びっくりした、、」
そして今まで話してた人が消えていたことに気がつく。そして段々と迫ってくる霧が私を包みこんだ。
〜〜
まお「…!」
目が覚める。外は少し明るく、鳥が鳴いている。何時だろうか…
部屋を見渡してどこに居るのか思い出す。そうだ、王国に来てるんだった…テーブルにはご飯が置いてたり、すっかり冷え切っていたが、美味しそうだ。お腹空いた……
立ち上がると、窓から外に覗き込んだ。涼しい風が前髪を揺らした。気持ちがいい…
すでに用意された新しい服に着替えて、部屋から出る。前に広がっていたのは、まだ静かな廊下。外にでも出てみようかな。
何を書けばいいものか…いつも何を書いていたっけ?w次の話でひとまずまお編から切り替えようと思ってます!頑張ります!また次回!