八話「新しい仲間?」
八話投稿です。感想などお待ちしてます。もしよかったらブクマでも...
次の日の朝、ユキと夏はギルを起こさないように家を出て、門の外側の草原に向かった。
「なぁユキ?もちろんユキって手加減って知ってるよな?」
「?......そんなの....あたりまえ」
「だよな!よかったよかった」
そして、開けた草原に着いた。
「じゃあ.....はじめる」
「え?ちょっと待って少しやすもグハッ!」
休む暇も与えずにユキは木刀で夏を殴りまくる。
「ちょっ.....まって........ストーーーーップ!」
するとユキは殴るのを止めた。
「し、死ぬかと思った」
「ユキ?もう一回聞くけど手加減って知ってる?」
「.......どんどんはやく?」
「違う」
「.......どんどんつよく?」
あ、ダメだこれもうユキに教わるのは辞めよう。
そう思った夏だった。
「き、今日は素振りだけにしようか」
「?」
こうして初日はとりあえず100回の素振りをやりおえて町へ戻った。
今日も依頼を受けるべくギルドへ行った。
「今日もゴブリン退治かな...」
「また......ゴブリン...」
「あの.....」
ボードを見ていたら女の人に後ろから声をかけられた。
「クエクト....」
「クエスト?」
「クエスト..お探しですか?」
「え?あ、はい、簡単なやつが良いんですけど」
「じゃあ...これ」
そういって指を指したのは「インフェルノヒュドラの討伐ランクss 」と書いてあった。
「あの...もうすこし簡単なのを...」
「じゃあ....これ?」
そういってとなりのやつに指を指した。
「闇墜ちした勇者(魔王)の討伐ランクsss」
「ここで最終回を迎えろと!?」
「「さい...しゅう...かい?」」
思わず叫んでしまったメタ発言に女性とユキは揃えて首を傾げている。
「あ、何でもないです」
「というか...難易度上がってません?」
「私....これでも「剣聖」の娘よ」
ここで明かされる新事実。なんと始まりの町アポポポには「賢者」の子孫と「剣聖」の娘が居る。
賢者と剣聖とドラゴン......魔王倒せるしね?
「えっと...それで「剣聖」の娘さんがどう言った用件で?」
「私と....「賢者」がいれば強い...」
「ん?」
意図が伝わってこない...
「個人的にも興味がある...貴方に」
「!?」
「私を...貴方のなかまに入れて?」