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三話「名前」

三話投稿です。感想お待ちしています。

「女の子?」

卵から出てきたのは真っ白い髪に、真っ白な肌、それに.........裸

「は、はだかぁーーー!?」

まさか人生で妹以外の裸を見れるとは...

「おい神!聞こえてるか!この子の服!今すぐ!now!」

かすかに忘れかけてた神に助けを求めた。

「いいよ、選んで?」

どこからか聞こえてきたその声のあとに空からバッグのようなものが落ちてきた。

「よっし!とりあえずなんでもいい

急いでバッグの中を(あさ)る。

「ん?これは....バニーガール...メイド服...スク水...全身タイツ...なんだこれぇ!」

「どう?たくさんあるから選んでいいよ」

「ふっっっざけんな!お前の趣味(しゅみ)丸だしじゃねぇか!」

「えー?だめ?じゃあこれは?」

そしたらまた空からバッグが落ちてきた。

「今度はまともなんだろうな...」

「カーディガン...まぁ、さっきよりかは...あとは...なにこれ」

なんか入ってた、なんかよくわからないやつ

「あー、それはアポポポ民族の衣装だよ」

「しらねぇよ!なんだよアポポポ民族って!」

「違うよアポポポポ民族だよ」

「うっせぇ!」

そんないい争いをしてると卵の(から)にうずくまっていた幼女がテケテケ歩いてきた、裸で

「.......ん」

指を指した、アポポポ民族の衣装に

「これがいいの?」

「ん」

「え、どうしても?これじゃだめ?」

こんな幼女になんだかよくわからないまがまがしい衣装なんて着せられない。

「ん」

今度は先ほど俺が差し出したカーディガンに指を指した。

「じゃあ...あっちの影で着てこれる?着方わかる?」

「ん」

カーディガンを持ってテケテケと岩の影に走って行く。

「もう少しあの子が成長していたら危なかった...妹と同じぐらいかな?」

「あの子しゃべれないのかな?」

そんな独り言をいっていた

「言語は教えればすぐに覚えるよ」

「そうなのか?」

神が教えてくれた、心なしかドラゴンが孵化(ふか)してから少し優しくなった気がする。

「あ、終わったみたいだから、始まりの町、アポポポにテレポートさせてあげる。」

「アポポポって始まりの町なの!?」

そうすると一面が光に包まれた。光が収まり横を見ると少しだぼっとしたカーディガンを着ている幼女が横に立っていた。目の前には大きな門がある。

「ここがアポポポか...入ってみるか。あ、その前に」

「ねぇ、言葉は理解できるんだよね?」

「ん」コクコク

うなずいているということは理解はできるが発音ができないということか。

「本当にドラゴンなのかな?」

ボソッと呟いたはずなのだがどうやら聞こえていたらしくて幼女が少し光った。

まばたきをしたら目の前には、思っていたよりも小さい、2メートルぐらいの白くて美しいドラゴンがいた。

「まじか...」

本当にドラゴンだったのとその美しさ、そして何よりも

「カーディガンどこいったんだろう」

その事が気になった。

そうするとすぐにまたドラゴンが光り一瞬にしてまた幼女に戻った。カーディガンは着ている。

「あ、よかった着てる」

「名前とか決めていいのかな?」

「そうだな...白いからシロ?」

「あ、そうだ....ユキ...今から君はユキだ...」

ドラゴンの事をユキ、と呼ぶことにした。

「ユキ....なまえ...」

「いましゃべった!?」

「ユキ、ユキのなまえはユキ」

気に入ってくれたのだろうか?

「ユキ...俺のなまえは(なつ)だよ?よろしく」

「なつ..ユキのあるじはなつ、よろしう」

まだ発音がうまくできないのかぎこちない。

「よし!じゃあいこうか!始まりの町アポポポへ!」




カーディガンを着ることになったユキです。カーディガンってかわいくないですか?アポポポ民族の衣装ってどんなのでしょうね

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