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なぜ俺が闇の魔法少女?  作者: めーる
第1章 仲間探し編
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1章 第18話 『ニュース』

源氏に魔法の練習に付き合ってもらった俺は裏山で変身を解いた後、午後七時頃に家へと帰宅した。

と、

玄関に足を踏み入れるなり、あることに気付いた。


ーー時雨の靴が無い……。


とりあえず俺はリビングまで行くと、ソファーの上であぐらをかきながら何気なさそうにテレビを視聴していた妹の千夏を発見したので、時雨のことについて尋ねた。


「なあ、玄関に時雨ちゃんの靴無かったけれど、もう帰ったの?」


すると、千夏は少し何かを考えているような表情で返答してきた。


「うーん……なんか急な用事が出来たからお兄ちゃんが、どっか外に行った少し後に荷物をまとめて家に帰っちゃたよぉ……はぁ、夕食ぐらい食べていけばよかったのにねぇ」


「そうだな」


俺は一言の相槌を打つと、階段を上がり、二階の自部屋へと入った。

その後、疲れていたからだろう……なんとなくベッドに横になったらそのまま深い眠りについてしまった。




ーーーー翌朝の月曜日


いつもの恒例、俺の名を大声で呼ぶ妹の声が聞こえた。


俺はその声にすぐさま反応し、起き上がると制服へと着替えた。


早く寝たからだろう……寝起きが異常に良い。

その所為か、俺のテンションはいつもよりも高い。 証拠に階段を下りリビングまで行くのにずっと鼻歌を歌ってしまっている。


リビングへと到着するなり、妹が用意してくれたであろうトマトケチャップと蕩けたチーズがトッピングされているトーストなどの朝食が、テーブルの上に並べられているのが視界に入った。 その後に、食卓椅子に座りこちらを見つめる千夏が目に映った。 両親の姿は、いつも通り仕事で早く家を出発しているのでどこにも無かった。

と、

千夏は俺と目が合うなり、


「おはよう……どうしたの? 鼻歌なんか歌っちゃって??」


と、聞いてきたので、俺は朝の挨拶をした後に「寝起きが良いから」と答えた。


その後に、俺も妹のように椅子に座ってテレビを観ながらトーストにかぶりつく。


すると、何気なく視界に映していたニュースだが、キャスターのお姉さんの一言で、とんでもないことが放送されていることに気がついた。


『大量殺人ですが、アレは人の仕業(・ ・ ・ ・)ではないって本当ですか?』


テレビに映っているニュースキャスターのお姉さんが、インテリ風のおじさんにそう質問している。

俺は、お姉さんの質問内容の一部分に含まれていた『大量殺人』という出来事がここ最近の記憶に無かったので、向かい側でテレビを眺めている千夏に聞いた。


「なぁ、今テレビで騒いでる『大量殺人』ってなんだ?」


「あぁー、お兄ちゃん昨晩、夕食も食べないですぐに寝てたから分からないんだ……えーとねぇ、昨日の夜、お兄ちゃんが寝てる時になんか大量の殺人事件があったんだよ……しかも家の近くで」


千夏によると、俺が昨晩深い眠りについている時にあった出来事らしい……家の近くで起きていたというところが地味に恐ろしい。


と、


ーーピンポーン……


家中にインターホンの音が鳴り響いた。


俺は、口にしているトーストを急いで食べきると、玄関のリアルタイムの様子が見えるカメラを覗き込んだ。

そこには、白髪(しろかみ)でショートカットの背の低い色白の女の子みたいな男性の姿……(みのる)の姿が映っている。


俺は、実だと分かると急いで玄関まで行き、扉を開いた。


「おはよう実! ん? お前なんか顔色悪いけれど、大丈夫なのか!!?」


学校が休みという土日を挟んで、実と久しぶりに会ったので、俺はどこか興奮しながら口を開いていた。

実はそんな俺の顔を見ながら、苦笑いで言う。


「ゴメン……心配させちゃって……でも、全然大丈夫だよ」


そして、実は表情を苦笑いから輝き眩しい笑顔に変えると、「そろそろ学校へ行かなきゃ遅刻しちゃうね」と言ってきた。

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