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なぜ俺が闇の魔法少女?  作者: めーる
第1章 仲間探し編
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1章 第17話 『エンジェル』

「魔法、を……おぼえ、る……?」


いや、そんな魔法なんて簡単に言うけれど覚えることができるのか?

俺は源氏の顔をチラチラと見ながら自分自身に問いかける。


だが、

源氏と視線を交わすたびに、不思議と疑問に思っていることがバカらしくなってきた。


そこで俺は、


「……なぁ、俺でも魔法を使うことができるのか?」


「魔法少女ならば誰しも使うことができるよ」


源氏は優しく微笑む。

その表情を見て少しは信用できそうだと思う俺……しばらく沈黙が続く。


と、


幹雄が口を開き静寂に包まれた空気をかき消した。


「あの、俺……魔法使えるようになりたいです」


「おぉ! そう言ってくれて助かるよ……これからの為にも必要だからねぇ……あと、敬語じゃなくて良いよ」


「あ、……敬語じゃなくて良いの?」


「うん」


またしても優しさで溢れた笑みを幹雄に向ける……それにつられたのか幹雄の顔からも不思議と笑みが溢れた。

俺は笑みを浮かべながら、


「それじゃあ、早速魔法とやらを教えてくれ!!」


と源氏に頼んだ。


「その前に、其処で伸び(気絶)ている女の子を起こしてくれるかな? その子にも教えるから……」


源氏は頰をかく仕草をしながら苦笑いで楓のことを見つめた。




〜〜その数時間後、星零は〜〜




辺りは暗くなり、月の微かな光で視界が照らされている……。


「光の魔法少女の姿が、誰一人見当たらないデェスねぇ……」


星零は、雲海の上を飛行しながら右肩に乗っかっているパンダの姿(ナガル)をした使い魔に向かって呟く。


すると、

星零とナガルの視界に、金髪ツインテールで天使の羽の様な翼を持つ魔法少女が背中(背後)を見せて浮遊しているのが映った。


それを見た瞬間、星零は興奮した様子で


「あ、時雨ちゃぁああんデェス!!」


と、叫んだ。


その大きな声に反応し、時雨が振り返り星零だと認識すると、手を振りながら星零の元へと駆け寄って来た。


「おーい! 星零!! お前集会に遅刻するぞぉおおお!!!」


「いやぁー、迷ってたんデェスよぉ……」


そう言って星零は人差し指でポリポリと頭をかく……そんな様子を見ながら時雨は苦笑いで星零の手を引いて目的の場所まで向かった。


雲海の上なので景色の変わりがない……と、しばらく飛行していたら、目の前に翼が生えた人の影が三体が見えた。

そのシルエットを見た時雨が星零に教える。


「あそこに人影が見えるでしょ? アレは私たちの仲間よ」


「そんなことくらい見ればわかるデェス!」


星零は馬鹿にされた気がされ少し不機嫌になった。

そんなこんな会話しているうちに、二人は三人の影の元へと着いた。

すると、着いたと否やひと息つく間もなく、一人の影が言った……黄金の翼を輝かせながら。


「……遅いぞ」


別の一人の影が言った……鋼の厳つい翼を煌めかせながら。


「これから、人殺しをするというのにぃ……」


さらに別の一人の影が言った……虹色の巨大な翼から大量の光の粒子を舞いわせて。


「僕らは “エンジェル” この腐った世の中を変える為……そして、復讐の為に……」



そんな理解不可能な言葉を耳にした時雨と星零の二人の身体は震えた……謎の恐怖で。


「え、……ひ、人を殺すのデェスかぁ……?」


星零が声を震わせながら、三体の影に向かって質問をする。


「そ、……そんな話聞いてない……」


時雨が目を見開きながら、三体の影に向かって質問をする。


「あぁ……」


三人から返ってきたのはこの一言だけだった。

と、

月光が虹色の翼を持つ者の顔を照らした。

星零は、その顔を知っていた……虹色の翼を持つ者は冷たい笑みを浮かべながら星零に右手を差し出す。


「僕が……“エンジェル”(この組織)のリーダー……以後よろしくね?」

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