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紫猫の山生活  作者: 香月
第一章
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第一話

「ここが妖怪の山かぁ、人里は行きたくないし、こっちしか無いんだよなぁ…

にゃんだかにゃあ〜」


武道の道着と、着物を足して割ったような服装の男が一人、どこかの山の獣道を、のぼっていく。

裾は擦らない高さなのに、足の甲に乗っかるほどの長さで、

袖は、手が隠れて見えない長さになった奇抜な服装だった。


「天狗だっけ?追い出されそうだなぁ、ま、手は有るか」


そう言って、男は登っていく。

ゆらゆらと長い尻尾を揺らして、ヒクヒク耳を動かしながら

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