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君と歩む世界  作者: 沙由梨
Chapter1
7/44

チーム対抗イベント開始

今回はバカテスのアニメで開催されたイベントをやります。


そして無間光闇さん、ご感想ありがとうございます!



ある日の朝、いつも通り学校に行くと、掲示板のところに人だかりができていた。


しかし今回は喜んでいる人もおり、何が貼られているのか気になった。


意を決して人ごみの中に行こうとした時、誰かに肩を叩かれた。


振り返ってみると、そこには親友である煉馬がいた。


「煉馬、おはよう」


「おはよう、透。どうしたんだ?」


「いや、それはこっちのセリフなんだが……」


すると煉馬は何か思い出したかのように手を叩き、俺の手を掴んで教室へと急がせた。


「お、おい!?」


「あの人だかりがなんなのか教えてやるから、ひとまず教室に行くぞ!」


「あ、ああ、わかった!」


俺は煉馬にされるがまま、あとをついて行った。




「チーム対抗お宝争奪オリエンテーリング大会?」


「ああ。ずっと前から授業をなくす代わりにやろうと企画していたらしい」


煉馬はそう言うと、掲示板に貼ってあったものと同じ紙を見せてきた。



【ルール】

 1.これは、チーム内で行うこと。

 2.配布された紙に書いてある問題をきちんと解くこと。

 3.見つけた賞品はチーム内で分けること。

 4.他のチームと賞品を交換しても良いが、必ずチーム内の全員が合意しないといけない。

 5.無理やり賞品を奪ったチームは反則とし、失格とする。その場合、賞品はすべて没収される。



ほうほう、なるほどなぁ……。


「要するに、ちょっとしたゲームか……」


「そんなところだな」


それなら掲示板の前で喜んでいる人がいたのも頷ける。


まぁ確かに、授業をやるよりはそういう事をやりたいしな。


そう思っていると、先生が教室に入ってきた。


「はーい、皆さんも知っていると思いますが、今日はチーム対抗お宝争奪オリエンテーリング大会がありまーす」


先生がそう言うと、1部の人は叫びながら喜んだり、まるで呪文のようにブツブツ言っていたりしていた。


そんな時でも先生はにこやかにルールの説明をしており、なんというか……


「やっぱりマイペースだな、このクラス……」


「さすがの俺でもすごいと思うよ」


「はーい、チームを発表しますので、よく聞いてくださいねー」


そう言うと先生は順にチームを発表していった。


その途中で「よっしゃぁぁぁぁぁっ!!」とか「そ、そんなぁ……」とか言っている人がいたのは言うまでもない。


「………ム、小鳥遊・霧谷・不動院チーム、宮野・山………」


「あ、俺達一緒だ。透、よろしくな」


「よろしく」


チームが一緒だということがわかり、俺達は互いの手を叩いた。


その後席を立ち、今本を読んでいる男子生徒のところに行った。


「不動院、よろしく」


「よろしくな」


「……よろしく」


少し無口な彼は不動院燐(ふどういんりん)と言い、テストでいつもトップ3には入っている秀才男子だ。


彼がいれば、他のチームより有利かもしれない。


「それじゃあ、問題用紙を配りますねー」


先生はそう言うと、それぞれのチームに束になった問題用紙を配り始めた。


問題解くのか……めんどくさいなぁ……。


そう思っていると、煉馬が親指を立てて俺と不動院に向かって言った。


「問題解くの、よろしく!」


「「……………」」


忘れてた……。煉馬は下から数えた方が早いくらいバカなんだった……。


なんか、始める前から疲労がたまってきたぞ……。


けどまぁ、せっかくのイベントだし……楽しむか!



こうして、たった1日のチーム対抗お宝争奪オリエンテーリング大会が開催されたのだった。


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