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君と歩む世界  作者: 沙由梨
Chapter1
11/44

デート(恐怖)はまだまだ終わらない

無間光闇さん、ご感想ありがとうございます!


今、俺と神崎は震えていた。何故なら……


『バァァァァァァァァッ!!』


「うわぁぁぁぁぁぁぁっ!!」


「キャアアアアアアアッ!!」


何でジェットコースターなのにモンスターがいるんだよ!? 何でここの遊園地は恐怖心を煽る乗り物しかないんだ!? 誰か教えてくれ!


『『『ガァァァァァァァァッ!!』』』


「「増えたーーーーー!!??」」


本当に何なんだよ、ここは!?


 *


透&実乃里ペアが乗り物に乗って恐怖心を煽られている頃……


「「あ」」


「なんや、小雪と不動院君やないか」


「……偶然」


煉馬&逢歌ペアと、燐&小雪ペアが出会っていた。


 *


「ハァッ……つ、疲れた……」


「何て言うか、乗り物に乗るのが怖くなってきた……」


「それについては同感だ……」


確かに今、乗り物に乗るとさっきみたいになると、勝手に脳内変換が行われているんだよな……。


なにか、恐怖心を煽られない乗り物は……あ。


「神崎、あれはどうだ?」


俺が指差したのは、童話のキャラを使っている乗り物だ。


童話なら恐怖心を煽られるようなことはないだろうし。


「まぁ、あれなら大丈夫だろうし……うん、行こっか」


そして俺達は、再び遊園地の乗り物にチャレンジすることにした。


「えーと、パンフレットには『赤ずきん、ハーメルン、ピノキオ、白雪姫を使っています』って書いてあるよ」


「……………は?」


なんだ? そのメンバーは。特に白雪姫とか、嫌な予感しかしないんだが……。


そしてその予感は、見事に当たってしまった。


 〜しばらくお待ちください〜


「「…………………」」


……え、感想? しいて言うなら『予想通りだった』だな。


だって、子供向けに作られた話じゃなくて、昔の怖い方の話を中心として作られていたんだから。


特にピノキオや白雪姫とかは本当にアウトだ……。


あ、ヤバい。思い出しただけで震えが……。


「……なんか、食べるか……」


「うん、そうだね……。できるだけゆっくり食べようか……」


俺達はふらついた足取りで、遊園地内の店へ向かった。


 *


透&実乃里ペアが精神的に死んできた頃、偶然会った煉馬&逢歌ペアと燐&小雪ペアは……


「ここ、すごい楽しい乗り物ばっかりだな!」


「ほんま最高やで!」


「……オススメスポット」


「チケットが手に入ってよかったね♪」


遊園地の乗り物をかなり楽しんでいた。


ちなみにその乗り物は透達が1回乗った、ジェットコースターだったりする…。


 *


「はふぅ……」


「生き返った……」


俺達は飲食をして、精神的に完全ではないが、さっきに比べたらかなり回復できた……。


つーか、こんなことをやっているうちに、いつの間にか5時を過ぎていた。


「次で最後にするか。勿論、安全な乗り物で」


「う~ん……あ、あれはどう?」


そう言って神崎が指差した乗り物を見て、俺は硬直した。


その乗り物は、俺が今までの中で1番恐怖したと言っても過言ではない乗り物である……



「……っ!!??」




――――観覧車だった。



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