運命の出会いだったらしい
sideセリア
私は今日不思議な男に出会った
いつものように冒険者ギルド適当な依頼を探していた
ランクC賞金首 報酬 銀貨30枚 古の狼へ続く街道に出没する元冒険者部下2名
元冒険者その名前を見た瞬間怒りがこみ上げてきた
数ヶ月前その冒険者と共に仲間数名と共同で商人の護衛の依頼を受けたことがあった
しかし依頼は失敗
王都へ向かう道中、突如魔物の群れに襲われた数は50数匹
私と仲間の冒険者は声を掛け合い魔物と戦おうとしたその時
奴らとその仲間はこともあろうに商人をおいて逃げ出したのだ
私と仲間他の冒険者達が必死で戦いどうにか私と仲間は逃げることに成功したが
馬車の荷物は荒され商人の部下と冒険者数名が命を落とした
その後冒険者ギルドでそのことを報告するが奴は別の町へ行って行方知れず
私はその男を殺せることに感謝をしながらその依頼を受けた
古の狼へ続く道を3時間ほど歩いているとなにやら死体を漁っている男を見つけ奴だと思い
切りかかったがあっさりかわされてしまう
「いきなり切りかかるなよ俺は山賊じゃねーし」
「貴様死体からなにか奪っていたではないか」
「襲われたから返り討ちにして金目の物もってないなかって探ってただけだろ」
「それは冒険者がすることか」
「いや俺冒険者じゃないし」
「やはり山賊か」
「はぁ(´・д`・ )ウザ・・」
私は武器を持ち替え奴が動くのを見ようとしたが
すでに奴はいない私は後頭部に強い衝撃を受けた
「き、、貴様」
目を覚ますと私は男に紐で縛られていた
奴の名前は九十九
ほかの大陸から来た傭兵らしい
私は当初なにも話す気はなかった奴が盗賊である奴らの仲間である可能性もあったからだ
しかしどうやら違うらしい私は血が上っていて奴を勘違いしていたらしい
そのあと九十九の不思議な魅力に私は取り付かれしまう
用意周到のようでなにも考えていないような行動
そして風呂にこだわる九十九あれはこまった30分近く話を聞かされたのだ
宿屋のおかみさんが止めてくれなかったらいつまで続いたことか
夜夕飯も食べずに寝てしまった九十九
その前に九十九の部屋で聞かされた異世界人という言葉
勝手に納得してしまった
私が元貴族といっても魔法を使えないといっても本当にどうでもいいことのように
私は彼に惹かれてる、まだわからない
しかしこれから私は彼の傍にいることになるだろうと予感がする
この出会いは運命なのかもしれない九十九は何かをしてくれる予感がするのだ
私は半年契約で借りている宿屋の自分の部屋のベッドで横になっている
九十九顔は渋くて怖い身長は私より高く180ぐらいあるだろうが
引き締まった肉体
今は亡き私の最愛の兄、家族の中でやさしくしてくれた兄そんなことを思いながら私は眠りに付いた
「ぐーぐーぐがぁああああああああああ」
「いびきうるさいわ(; ・`д・´)」