ねこねこ
「九十九ちゃあああああああああん」
と叫びながら近づき鋭く尖らせた指先を突き立ててくるフィア
俺は後退りしながら攻撃を交わす
右腕に力を込め鎌を振るう
フィアを完全に捕らえた瞬間
肩に痛みを感じる
目の前には血も流さず切られたフィアの肉片がどろどろになっている
振り向きその場を離れるとフィアが俺の肩の肉を食べている
「おいしぃいいいこんなにおいしいお肉、久々に食べたわ」
俺は肩の傷を再生すると手の平に魔力を集めて魔力弾をフィアに向けて放つ
フィアは口を大きく開けて魔力弾を飲み込んだ
「魔力も食べるんかーーい」
「もっともっとちょおおおおおおおおだあああああああい」
どうするかなと空に浮かびながら考える
攻撃しても再生されるし魔力弾は食われるしな
っていうかそんなこと少し考えてるだけで攻撃してくるし
てか食べようとするなよ
「なんでよけえええええるのののののののの」
「避けるわ余裕で避けるわ食われたないわ」
「えええええええええいいじゃああああすこしぐらいたべさせてえええええ」
「すこし食べたろってうかかキョウこいつの弱点ってなんだ」
突然振られたキョウはなにも言えずに居た
side夕
僕はルノに何が出来るただ異世界に来る前に出会っただけなのに
突然ベッドから起き上がるルノは(´・ω・`)無表情のままドアを開けて歩いていく
僕はその後を追う
女の叫び声と強力な魔力の気配が近づいていく
九十九が死乃者と戦っているのであろう
奴の事だ問題なく倒してしまうはずだ