おはよう
「キョウお前オリジナルっていうぐらいなんだから強いよな」
「ええ、強いですよ」
「それじゃあはじめるか」
「ふぅ、さっき食事したばかりでまだお腹空いてないんですけどね」
「そういうなって」
俺は魔力を高め闘気を纏う
しかしキョウはなにもかわらない
隣にいるルノが座り寝始めたのである
「九十九すいませんが戦うのはあとでルノを休ませてあげたいのですが」
「はぁなんかやる気がなくなったな、いいだろう俺の家に来い」
頭を下げるキョウはルノを抱えた
家っていうか城に戻る道中夕が話し始める
異世界に来る前に出会った髪色と瞳以外瓜二つのルノの事を
「ふーんっていうか夕お前こっち来てどれぐらい経つ」
「5年」
「5年前に出会った少女の事よく覚えてるな」
「ああ、異世界に来る直前の出来事だったからな」
「まあ城に戻ったら詳しく話しでも聞いてみるか、死乃者と戦ってみたかったけどやる気のない奴と戦ってもつまらんし」
「それで戦わなかったのか」
「いやお前がルノのことを知ってる風だったからな、なるべく穏便に事を進めた方がいいとっていうかその方が面白いって思っただけだよ」
「僕も賛成だよいろいろと奴に聞きたい事もあるから」
後ろを歩くキョウとルノを振り向く
「それにしてもあいつら本当に人間を食べるのか」
「血の匂いがしたな」
俺達は俺の城の客間に来ているルノは奥の部屋で寝ている