番外編
sideユウ
君の声を聞きたくて
俺はよくカラオケボックスに行く
べつに歌いにいくわけじゃない
カラオケボックスは防音がよく効くので眠りに行くのだ
それに昼間だと割引が利くのでよく利用する
今日もいつものように深夜の仕事を終えて帰る
家に着くと近所のおばちゃんにじろじろ見られる
まあ夜は仕事にいっていないし帰ってきたかすぐに出掛ける
俺を不思議がっているのだろう家には着替えをするだけだ
俺はコンビニの弁当と飲み物を買っていつものようにカラオケボックスに行く
カラオケボックスに入るといつものように店員が挨拶をしてくる
「おはようございます、いつもありがどうございます今日もいつも同じ10時から4時までのフリータイムでよろしいでしょうか」
笑顔の店員がちょっとむかつくが軽く返事をする
「はい、それで」
「ではこちらの部屋で」
案内される度にむかつくがそんなことで怒ってもどうなることでもない
ボックス内に入ってもいつものように同じ事を言う
「こちらが呼び出しボタンになっていますのでなにかありましたら…」
いつも来ているのだから部屋ぐらいわかる説明いらんし
土日以外いつもこの時間に来ては一番隅の部屋に通される
初めのうちは店員もいろんな部屋を言っていたが毎日来て
ほとんど注文もしない奴を煙たがったのかトイレの横の隅っこの部屋に決まってしまった
この時間帯ほとんど客はいないがたまに来る客の姿が隙間から見える
俺は部屋に入るといつも決まってすることがある
まず初めにカバン中からコンビニで買った弁当と飲み物を取り出す
本来持ち込みはだめなのだが店員も注意しない
それからカラオケ予約を5・6曲入れておく、別に歌うわけではない
眠るまで聴いているだけだ
タバコに火を点けるタバコを吸い終わると定員に毛布を借りてくる
ボックスに戻ると弁当を食べ終わるとトイレに行ってから寝る
だが今日はすこし違っていた俺がいつものように弁当を食べ終わり
ボックスからトイレに行って帰ってくると
知らない女の子が、俺が適当に入れた歌を歌っていた
俺は驚き部屋をまちがったのか頭を浮かんで部屋の番号を確かめる
「番号は合っている、ここ俺の部屋だよな」
女の子に聞くが歌を歌ったまま俺の顔の見ずに歌い続けている
部屋の中には俺が食べた弁当に毛布カバンもある
俺が戸惑って部屋の入り口で立っていると女の子が声をかけてきた
「ねー、あんたそんなところでボーとしてないで入りなさいよ」
俺は言われるがまま中に入った
女の子はすぐまた歌い始めていた
俺は少しずつ冷静になってくると次第に頭が働く
歳は10代高校生ぐらいか
顔は可愛いほう、歌は結構うまい
ボックスの中には学生カバンとテーブルには注文していないドリンクが並んでいた
なにかのどっきりかカメラでもあんのかと探してみたくなる状況
「一緒に歌おうよ、おんたノリ悪くない、さあマイクもって」
俺は怒りを通り越してあきれていた
こんな面白すぎる状況絶対にありえないと
俺は彼女に合わせて歌うことにした
一時間ぐらい経ってようやく彼女も歌うのをやめた
俺は彼女に聞いてみることにした
「名前はなんて言うの」
「流乃あんたは」
「俺は夕」
「へー夕って言うんだ顔もいけている歌もうまいね」
「あ、ありがとじゃなくて、君はなんでここにいるの」
「君じゃなくて流乃だから私いつも違うカラオケボックスにいっているのだけど今日はなんかリニューアル工事しているのからそれでこっちカラオケボックス来たのだけど満員で入れなかったけど奥の部屋だれもいなかったからいいかなーと思って」
「いいかなーって、どっきりかと思ったよ」
「いいじゃぁん、こんな可愛いこと一緒に入れたのだから」
「それはそうだねってよくないわ、俺は寝ようと思っていたのだから」
「えーそれじゃもったいなくなくない」
「もったいなくない」
「夕ってもしかしてB型」
「ちがうけどなんで」
「だってB型は変わり者が多いっていうよ、こんなところで寝るなんてそうかなって」
これが彼女との出会いであった
異世界に旅立つ直前の話
Σ(・ω・ノ)ノえっ!
特に面白くないってまあええねん




