さてどうするかな
現在、ギルドの2階にあるサイドンの部屋にいる俺達4人
それぞれソファーに座ってサイドンの話を聞いている
ジョナス・アスカムこの地ミルドナ地方を治める領主
青い髪青い瞳凛々しい顔立ち髭を蓄え貫禄もある彼
侯爵の次男として生まれた、剣の才能魔法の才能もあった彼であったが
次男という事もあり自由気ままに生きていたそうだ
青年になった彼は冒険者となりキサラギと共に活躍したしかし彼の兄でもある長男が急死
跡継ぎになることになった彼は冒険者辞めて父親の元へ
最初の頃は貴族達や騎士たちから怪訝な目で見られていたが
だれにも等しく接する彼の態度に次第に好意的になり地位を獲得していったらしい
領主になった彼は貴族や騎士それに平民からの評判も良く
彼に仕える騎士も王都の騎士に引けをとらない質を誇っている
ギルドとの関係も良好だったはずだ、だからこそ信じられない
俺は話を聞き思ったことを聞いてみた
「そんな奴がなんでギルマスを殺す」
答えたのはお茶を飲みお菓子を食べながら聞いていたユウだった
「それはまだ決まったことじゃないよ」
「(*´-ω・)ン?どういうことだ、さっきの見たのは幻とかじゃないんだろ」
「うん、幻じゃないよでも彼がやったことにはならないよ、なによりわざわざ暗殺するのに自分自身が行くことないだろ、だれかに命令すればいい彼の元にはそれなりの力を持った人間もいるはずだし」
「まあ、そうかもしれないが」
「たとえばだよ、ジョナースだったけ彼に罪を着せる為に彼の振りをしたのかもしれないよ」
「いや、それなら今回のように密室にしてだれにも見られなくする必要ないだろ」
「うん、そうだねまあ、でも証拠はないからね彼がやったっていう」
「武器は残ってるだろそれが証拠に」
「武器に指紋とかこっちじゃ証拠にならないからね」
「そうか、とりあえず奴に会うしかないかな」
「うん、それがいいね本当に彼が犯人なのか誰かに濡れ衣着せられたのかすこしでもわかるかもしれないし」
そういうと俺はお茶を飲んで立ち上がろうとしたがサイドンが止めた
「(*´-ω・)ン?」
「待ってくれワシも一緒に行こう」
「そうか」
「君だけでは門前払いされる」
「まあたしかにそうだな」
「僕も行くよ、調査官としては話を聞かなければいけないからね、それに君ってなにか物事が進まなかったら強引にやりそうだから、それはギルドとしては困るんでね」
「そうか、、じゃあいいか、エミリアもそれでいいか?」
黙って俺の横に座っていたエミリアに声をかける
エミリアは何も言わず立ちあがった
俺たち4人はジョナス・アスカムがいる城へ向かった
俺は聞きたかったことをユウに聞いてみる
「ユウお前がさっき使った能力ってなんなんだ」
「あれかいあれはスタ、じゃなくて召喚した人形の力だよ」
「人形?」
「僕の能力の一つなんだけど一定の範囲の過去を見る事が出来る力を使える人形他にもできるけどね」
「なるほど」
「僕の替わりに戦ってくれるし結構いいよ、まあ怪我したら僕も怪我するんだけどね」
「そうなのか」
「体の一部だけ怪我するんだけどね、それにしても君って強いよねたぶん」
「(*´-ω・)ン?わかるのか」
「わかるって君の闘気隠してないでしょ普通の人は怖いぐらいかもしれないけど、それに魔力量も相当だよ、まあ僕よりは少ないぐらいかな僕って闘気はこっちの人間と大差ないからね」
そんなことを話しながら領主の居城に着いたのであった。。
勝った!第三部完!
「いやそれわかる奴少ないから」
「わかるでしょ」