イベントないなら作ればいい
次の日も俺たちはただひたすら歩いていた
「あぁ暇だ」
「しかたありませんよ、旅なんてそんなものです」
「ああ、車ほしい」
「馬車は軍か貴族か大商人ぐらいしかもてないですよ結構高いんです」
「そうなのか、まあ俺が言ったのは馬車じゃないけど、こっちじゃそうだろうな」
しばらく歩いていると前方から馬車が3台こちらに向かって来る
先頭には従者ぽぃ奴と護衛の兵士ぽぃ奴らが数十人
様子を見ていると馬車の荷台には首輪を付けられた人が何人か乗せられている
俺はセリアに話しかける
「なんだあれ」
「奴隷商人だな」
「ふーんこっちじゃ奴隷って当たり前なのか?」
「・・・」
「まあいいやあの馬車奪うぞ」
「は、お前何言ってるんだ」
「俺は奴隷って制度が嫌いなんだよ、なんか文句あるか」
「いや奴隷はこの国では認められている商人を襲えば私達はお尋ね者だぞ」
「証拠残さなければいいだけだろ」
「まってください」
「なんだエミリア」
「私はギルド職員です、道中何があったか報告する義務があります」
「ふーんじゃあ奴隷制度お前は正しいと思っているのか」
「それは奴隷とは犯罪者などを」
「そんなもん殺すか重労働させたらいいだろ、どうせ小さな村で税が払えないとかで奴隷に身を落とすとかあるんだろ」
「それはしかたないことで」
「はぁそんなもんそこの領主がしっかり領地を運営してないだけだろうが、まあいいやお前らに言ってもしょうがない、ただ邪魔はするなよ」
そういって俺が馬車目掛けて走り出そうとするとライアスが声をかける
「ちょっと待ってください」
「あーん」
「そんな睨まなくても私は貴方を見守るようにいわれているので彼方がすることに一々文句は言いませんが私も何か出来ることがあるのではないかと」
「そういうことか、じゃあラミアスお前は俺が取りこぼした人間の始末を頼んだ、それじゃあ行くぞ」
「ああ私もやるぞ」
そういってセリアも俺の後をついてくる俺は馬車の前に出ると馬車の車輪をかるーーく
かるーーく蹴り壊した、急に止まる馬車から長身の女性が出てきた
「貴様何者だ」
「いやぁ歩いてるの疲れたから馬車でも奪おうと思ってな」
「盗賊かなにかか我らをだれだと思ってる大商人ドーラの馬車だとわかっての所業か」
「いやしらんけど、大商人とか自分で言ってるしあほだな」
「おい、お前達この者どもを殺せ」
そういうと護衛の兵士ぽいやつらが俺目掛けて武器を振りかぶりながら走って近づいてくる
(火の精霊と土の精霊をちょっと力貸せヴォルケイノ)
と適当に溶岩魔法をぶつけてやると奴らはどろどろになって溶けていった
「ああやりすぎたか」
女商人は慌てて逃げようとするが
「だれが逃がすかぼけ」
そういうと俺は奴のところまでジャンプしてかるーーっく殴る
女を殴るなんていやいや女だろうと関係ないそういうこと言ってる奴に限って女性を差別してるんだよ
とどこの誰にいってるねんって突っ込みはどうでもいいとして
「九十九さんやりすぎです」
(。´・д・)エッどうかしたかラミアス
「あれ見てください」
ああなるほど溶岩魔法で地面が凹んでるこれはさすがにやりすぎたかエヘヘ(*´・∀・`*)ゞ
「それで商人襲ったのはいいとしてこの奴隷達どうするつもりだ」
セリアが奴隷達が乗っている馬車を見ながら声をかけてきた
「ああ、どうするかな」
「考えてなかったのか」
「まあいいやとりあえず奴隷達でも出すかな」
そういうと俺は奴隷が乗っている馬車の鍵を壊した
「あの鍵ありますけど」
「(。´・д・)エッ鍵あったのもっと早く言ってくれよライアス」
馬車から出来てきた男8名と女5名
「セリア首輪って外せないのか」
「首輪には魔法が刻まれている無理だ」
「ラミアス解除とかできないのか」
「出来ないはずです、無理に解除すると首輪もろとも吹き飛ぶようになってるはずです」
ゥ──σ(・´ω・`;)──ン
「ちょっとお前来い」
奴隷男一人をこっち手招きして呼ぶ俺
「お前なにやって奴隷になったんだ」
「・・・」
「はぁしゃべれ早く」
「俺は友人を殺した」
「ふーん、殺人かそれはなんでだ」
「裏切られてた・・」
「まあなんか事情があったんだな」
そういって俺はその奴隷の首輪に手をやると
(拘束を解き放てキャンセル)
首輪は光り輝いて外される
「おお前どうやったんだ」
驚いているセリア
「(*´-ω・)ン?魔法だけど」
「そんな魔法見たことないぞ」
「いや今作ったし」
「魔法って作れるのか」
「あのあとラミアスに魔道書借りたんだけど魔法って創造出来うるイメージさえあればなんでも出来るらしくて初級魔法とかは過去の魔法使いが簡単に言霊だっけそんなの作ったぽかったから出来るんじゃねって思ってな」
呆れるセリアとなんか憧れてる目?で見つめているライアス
俺は次々に奴隷達の首輪を外して行ってやった
「それでこの奴隷達どうするつもりだ」
「どうしようかな」
奴隷達の方を見る俺、奴隷達も俺の方をめっさ見てる
「お前ら好きなようにしな、もう首輪はないんだから自分の里に帰りたいなら帰ってもいいしかえる場所ないなら自分で勝手に見つけろ俺に付いて来たいなら別にかまわんけど奴隷はいらんからな」
そういうと元奴隷達は目をまるーくしてる、そんな状況でセリアが俺に何かいってくる
「それはあまりにも乱暴すぎないか、これはお前がやったことだろう、それにこの中には本当に犯罪者がいるんだぞ」
「エェッo┤*´Д`*├o俺は奴隷制度が嫌いなだけだしべつに後の事はしらんよ」
「そんなことをしてこいつらがまたなにか犯罪を犯したらどうするんだお前の責任だぞ」
「それこそ俺の責任ちゃうわこいつらが犯罪犯したらこいつらの責任だぞ」
「お前がこいつらを逃がしたから起きたことだと思わないのか」
「それをいうならこいつらを奴隷にしたやつらの責任だ一般人も含めてな、今まで奴隷を認証してきた奴らがどうなろうと俺の知ったことじゃない」
言葉を失うセリア、まあ俺の考えがわからんなら離れていくだけだどうでもいい
そんなことを考えているとライアスが声をかけてくる
「それはいいとして九十九さん奴隷を解放したら私達が商人を殺したことがばれますよ」
「それなら問題ないっと思うぞ」
「なぜですか」
「元奴隷のいう事と冒険者のいう事どっちを信用する?まあお前達が裏切ったらそん時はそん時だ」
「私は問題ないとしてセリアさんは・・・まあ大丈夫でしょうでもギルド職員でもあるエミリアさんはさすがに」
先ほどからだまって俺たちの方を見ていたエミリアに声をかける
「エミリア」
「はい」
「お前も奴隷だろ?」
「なぜそのことを」
「やっぱりか、なんとなくそんな気がしたんだ」
「え、エミリアが?」
驚いているセリア
「はぁお前わからんかったのか、街に獣人なんていなかっただろってことは獣人は人間と仲良くないってことだろどうせ人間至上主義とかなんかあるんだろ、そんな世界で獣人がギルドで働いているんだなんかあるって思わないのか」」
俺は元奴隷達の方を向く
「さっさと決めろ」