地理とそれぞれの特徴をまとめた資料(1章)
地図と共に国家ごとの特徴を書き記します
【商業国アラビア商国】
その名の通りの商業国。商業ギルドの本部がある。この商業ギルドが国のトップである。商会20組の議会制で、市場の流通価格や販売基準、販売方法や契約法律など様々なものを決めている。
国民の大半は商人で、他の国に行商へ行くものも少なくない。商人以外は農業や漁業、商会の下働きをしている。基本的に国民性は働き者、武力ではなく金や舌で勝負する。争いごとを回避する傾向があるが、商人になる最低限の戦闘能力を国民が所持しているため、戦争になれば他国に引けを取らない。
現在は奴隷商人について認めていないため、奴隷商人の絶対数が少ない。
『同盟国』
すべての国家(ソロノア・ヴルジア・ガディア・フレジア)
『敵対国』
なし
【中立国ソロノア連邦】
中立国、と言うがヴルジアとの間で小競り合いが絶えない。もちろんソロノアが仕掛けたわけではない。都市のひとつが冒険者ギルド本部を中心として形成されている。
大きく5つの都市に分かれており、国の中心は砂漠になっているため、都市が築けない。5つの都市が同盟を組んで国家を形成しており、それぞれの都市での相互支援、人員移動、基本的な法律の統一化が成されている。
国民の大半は農民で、国民数が他の国の倍近くいる。また魔術師が多く、武人は少ない。国民性はのんびりしている者が大半で、神経質で真面目な人間は他国へ流れていく。
『同盟国』
アラビア
『敵対国』
ヴルジア
【軍事国家ヴルジア帝国】
紛れも無い軍事国家。侵略と侵略と侵略を繰り返す血の気の多い国。ソロノアとガディアに攻め込んでいるが、なかなか落とせずに冷戦状態となる。
首都と2つの砦で成り立っており、地図右奥に進むと魔物が大量に発生しており、背後・前方2国の3つと戦っている。
首都には皇宮があり、王族が暮らしている。王族は代々優秀な武人であり統治者としての能力も兼ね備えているが、代わりに魔力を持たないという特徴がある。王族と婚姻するためには実力を示さなくてはならない。
(例:武術大会優勝・ギルドAランカー・戦時に功績を挙げる・魔物の侵攻時に功績を挙げる、など)
貴族はおらず、魔力を持つものが圧倒的に少ない。代わりに『闘技』と呼ばれる業を使う。武人が多く、アラビアに頼りきっている傾向がある。
『同盟国』
アラビア
『敵対国』
ソロノア・ガディア
【神聖国ガディア神国】
神を崇める国家。実際に神は居るので宗教団体ではない。ヴルジアとの戦争で手一杯のため、ソロノアとは敵対していない。
神殿の有る場所が首都。神様至上主義。神に祈りをささげ『神術』を使える者が一番偉いと思っている。神官長・貴族(神官)・信奉者・その他の順に偉いという思考。
民のほとんどが神様至上主義で、貴族が多い。神官長は貴族にしかなれないが、平民でも神官になることは出来る。
神術が使える後継者が居ないと平民に落とされる。逆に平民でも貴族になることは出来るが、条件が厳しい。
法律も『神の名の下に』行使されるため、神を欺かなければ公平な判決が下る。魔術師を毛嫌いする傾向は現在のところないようだ。『闘技』は扱えない者が大多数。
『同盟国』
アラビア
『敵対国』
ヴルジア
【亜人国フレジア】
人間族以外が住む国フレジア。魔の森に面しているが、亜人の特性を生かして退けている。
それぞれの集落があり大体の縄張りも決まっているが、助け合いながら暮らしている。
亜人としてはエルフ・ドワーフ・獣人・竜人など様々な者がいる。年に一度、各種族の長が集会を開く。現在の集会長はエルフの長がつとめている。
『同盟国』
アラビア
『敵対国』
魔の森?
【魔の森】
強力な魔物が徘徊する森。中心部はAランカーがパーティーを組んでも怪我を負うほどの強さ。
まとめ役はドラゴンの様ではあるが、魔族の姿が見かけられるようだ。
①
様々な集落が点在している。亜人族しかいない。海に面しているが、海にも強力な魔物が多く魚はほとんど取れない。
②
強力な魔物が生息している大陸一大きい森。①には森が地続きになっているので移動できる。
魔物は森から500m以上は離れられないようだ(他の森も同様)。どうして離れられないのかは学者達が首をひねっている。
最近魔族が動くようになった、と冒険者からの報告が上がっている。
③
商国の主に農業地域
国境線がゆるく、亜人の通り道にもなっているのは周知の事実。商人は亜人を商売相手としてみるため、毛嫌いしない。
④
商国の主に漁業地域
ガタイのいいおっちゃんが多い
⑤
商国の主に産業地域
技術者が多い。神術士、魔術師、闘士(別名:武人)なども研究材料として借り受けている。もちろん給金も有る。
⑥
産業地域に隣接しており、人員の貸し出しをする代わりにいち早く品を手に入れることが可能。
主に魔術師が住んでいる都市。
⑦
冒険者ギルドの本部がある街。つまり冒険者の町。登録もここでしか行えない。
亜人を差別しない街でもあるため、ここにきたがる亜人も多い。
⑧
鉱山都市と呼ばれている鉱山がたくさんある都市。
武器の生産が主な仕事。
この都市以外でも生産されているが、数を作るのはこの都市が適している。
⑨
スラム街。ああスラム街。スラム街。
スラムが多く、すべての孤児がここに住んでいるといっても過言ではない。稀に神聖国ガディアが施しを行う。
ここのリーダーが実質上の街のトップで、さまざまな外交をこなしている。
スラム街といっても(死なない程度の)最低限の生活は行えるし、派遣の仕事が大量に入ってくる。
暴行は多発するものの、殺しなどは罪に問われるため半殺しが多い。
人数が多く、それなりに強いものが多数。冒険者の大半はここの出身。
⑩
最強の都市。ソロノア。
人数が一番少なく土地の範囲も小さいが、戦の才能を持つものがここに集まる。
実質上のヴルジアとの戦争相手。
数より質のこの国家は国民の総意で代表を決めるというアメーリカンな都市。
好戦的なものも居るが、大抵は温和。強すぎるために弱い相手とは戦いたくないというのが彼らの思いのようだ。
(例:国家の最強100:ソロノアの民30:兵士1:一般人0.5)が目安の強さ。
国の民の中で決闘で決着をつけることが多い。余談だが、夫婦喧嘩も決闘で収まるという・・・。
⑪
ソロノア攻めの主要の砦、街というほど民間人数は多くない。基本商人と武人が多い。
⑫
帝国の中枢、皇宮が有る場所。男でも女でも強ければいい街。
4年に1度だけ武術大会が開催され、その間と前後は戦争をやめる。武術大会中は大陸一の賑わいを見せる。
亜人も強ければ尊敬の目で見られる。
⑬
ガディア攻めの主要な砦、街というほど民間人数は多くない。基本商人と武人が多い
⑭
神殿が存在する街。
神術士が多く、神が光臨する街。
⑮
古代の遺跡があり、魔物が徘徊している。
Cランク以上の冒険者かそれに準じる強さが無いと入れない。
現在はダンジョンと呼ばれ、地下62階層まで攻略は進んでいる。1階層ごとに強力な魔物が出てくる。77階層が最終地点だということは50階層時点で判明している。50階層以下は強力な魔具が多数存在している。