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にょみお  作者: Koba
5/5

にょみお5~運動会編~

夏がやってきた!!!!!とか言う気分にはならないにょみおは(ダリーな~)と思いながら過ごしていた。

「そろそろ運動会の季節ね。」

ぶぁいこが話し掛けてきた。

「そうだね~」

にょみおは覇気のない声で応答した。(自分の席帰れよ)(覇気がねーんじゃ)どちらも心の中でそう叫ぶ。よーするに2人とも腹黒である。

そうこうしている内に運動会がやってきた。その日にはぶぁいこのおじいさんも来た。やっぱりきん○まはぶるんぶるんしていた。(あんな格好でよくこれたな。面白そうだからついでに挨拶しておくか。)とにょみおは思った。

「おじいさんおはよう。」

にょみおが作り笑いで言った。するとおじいさんはきん○まを押さえて、冷や汗かいて、作り笑いをして来ながら挨拶してきた。

「おはよう。」

相当ビビッているようだ。にょみおは笑いをこらえるので精一杯だった。(ウ・・・ウケる)よ―するに腹黒である。

 そんなこともありながら、第50回うんP中学校運動会が始まった。第50回という節目の年なのにこんな変態ばっか集まっていていいのでしょうか。それはさておき、にょみおは2つの競技に、ぶぁいこは1つの競技に出場することになった。にょみおは全員出場の徒競走と大玉転がし(*きん○まころがしではありません)に出場することになった。ぶぁいこは全員出場の徒競走だけである。自分はめんどくさいからという理由だけだからなのだけど。始めはクラスの反感を買ったがご自慢の武力で制圧した。ちなみにその頃にょみおは寝ていた。(すいませんいらない情報でした。)生徒の競技の後に大人の競技もありますがそれは後のお楽しみです。

 ということで競技が始まりました。4人ずつ走っていく徒競走で男子の部のにょみおは余裕の一着。地味に走るのが速かったのである。これで頭もよければいいのだけれど、人生そう甘くないらしい。女子の部でぶぁいこは3着だった。デブだったのだからしょうがない。他の競技に出たくない理由はこれだ。

 次はにょみおの大玉転がしだ。結果は玉を蹴り飛ばしたので失格だった。玉を蹴り飛ばす時おじいさんを一瞬見た。「てめえのきん○まもこうなるぞ」という合図だったのかもしれない。やっぱりおじいさんはビビッていた。

  さあ、お楽しみの大人の競技である。おじいさんは気合十分だったが、にょみおにガン見されていたので、ビビッていた。おじいさんは徒競走に出場することになっていた。しかし、その徒競走には人手が足りないという理由でにょみおも出場することになっていた。

徒競走をする大人たちが入場してきた。おじいさんは(同じグループでは走らないだろう)と思っていたが、甘かった!!!!!!!!にょみおとおじいさんは同じ最終グループで走ることになっていた。しかもおじいさんの真横ににょみおがいた。

「何故貴様がここに・・・・・・。」

おじいさんはむっちゃくちゃビビッていた。にょみおはそれに作り笑いで優しく(?)応えていた。

 ついに運命の時が来た!!!最終グループの順番が回ってきたのである。幸いなことに4人走る中で、にょみおは一番内側、おじいさんは内側から二番目だった。が、またまた甘かった!!!!!!!!にょみおは50m6秒台だったのである。そんなんだったら大会かなんか出ろや!という話になるのだが、それはさておき決戦である!

「位置について、よーい、パァン。」

合図とともににょみおがおじいさんに接近した。もはやおじいさんに勝ち目は無い。ついににょみおが真横についた。

「ヒィィィィィィィィ。」

止め処の無い悲鳴が聞こえてくる。にょみおはにやりと笑い、素早く後ろに回りこみ股間にフックを入れた。

「ギャァァァァァァァ。」

悲鳴を聞く暇も無くにょみおは前に回り、おじいさんの鳩尾と股間にエルボーをいれた。最後に足を引っ掛けてとどめをさした。にょみおとしてはまさに気分爽快だった。おじいさんは青ざめた顔でコース上に倒れこんだ。にょみおはそのままぐんぐんスピードを上げ、1着でゴールした。その時のにょみおはまさに最凶だった。そして、第50回うんP中学校運動会は無事(?)幕を閉じた。

 その後おじいさんは毎晩うなされつづけたという。当のにょみおはというとさほど問題にもならずにすんだとさ。

                               ―完―


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