にょみお
にょみおはある日友達と遊んでいると、ドリフトで事故って死んでしまいました。
意識がなくなると
「ああ、花畑が見える。僕は死んだんだなあ。」
そこはどこを見ても、花畑だった。
「おーい、君。お菓子をあげるからこっちにおいで。」
そう言っておじいさんは車に乗るように言ってきます。おじいさんはとても優しそうです。
「ここは、優しい人がいっぱいなんだな。」にょみおはそう思いながら車に乗りました。
くるまは、花畑を通り過ぎ、駄菓子屋に着きました。ここにくるまで3時間ぐらいかかったようです。
「さあ、好きなものを買いなさい。」
にょみおは、喜んで買い、かごいっぱいになりました。
「買ったな。」
おじいさんは、怖い顔になって言いました。
「え、あ、うん。」
にょみおは、返答に困りました。
それからまた車が走り出し、1時間後、廃墟っぽいところに着きました。「ちょいヤバくね!?」にょみおは心の中でそう思いました。
「おい、中に入るぞ」
おじいさんがめっちゃ怖くなりました。中に入ると階段があり、その先には部屋がいくつもありました。その中の一つに入ると、ボスっぽい人がいて、周りに何人も人がいました。
「おい、そんな小汚いガキを入れるな。」
ボスっぽい人が言いました。
「へい。すいやせん、兄貴。」
おじいさんが言いました。部屋から出されると、おじいさんが見張りに付いています。部屋の中から声がします。
「あの…き売るか?」
「え、あのガキって…。まさか…。」にょみお大ピーンチ!!!人身売買だ!!にょみおは見張りに付いていたおじいさんの股間を殴って逃げました。外に出てみると、そこは家の近くでした。=にょみおは死んでなかったのです。
「待てぇ!」
さっきのおじいさんが股間を押さえながら走ってきました。にょみおは一生懸命逃げて家に逃げ込みました。外を見ると、おじいさんが別の方向に行って見失ったようです。おじいさんは、
「くそう、この前貰った牡蠣を売りに行かせようとしただけだったのに。」
そんなことも知らず家ではお母さんが、
「せっかく飯が減ったと思ったのに。」と思っていました。