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完結 辺境伯様に嫁いで半年、完全に忘れられているようです   作者: ヴァンドール


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31/42

31話

7月10日より毎日6話ずつ投稿させていただいています。7月16日に完結します。

 あれから直ぐに商会の方が来て下さった。

 旦那様からは奥様のお好きな物を何んでも取り寄せるよう言われて来ましたと言うのですが、はっきり言ってこういった事は苦手です。

 なるべく平凡で値段も高くないものを選びましょう。

 

 その後は、相変わらずいつものように仕事へ行き休みの日には食堂で昼食を取り、その後は教会へ行って子供達にはお菓子を配り読書を楽しんでいました。


 それから半月程経ったある日、住まいに帰ると沢山の荷物と私の侍女を務めることになったナタリーさんという女性、そして本宅からはカリンさんというメイドが訪れました。

 細かな説明はランカスターさんがしてくれました。

 侍女と沢山の荷物は全て侯爵邸へ戻られている旦那様のお母様が私の為に手配をして下さったといいます。

 どうやら何があったかは分かりませんが旦那様とお母様は長い確執からの和解を果たしたそうです。


 急に侍女とメイドを付けられてもどう接すればいいのか困っているとナタリーさんが

「どうぞ私のことはナタリーとお呼び下さい」

 と言って直ぐにメイドの子も「私のことは、カリンでお願いします」

 と挨拶して下さった。

 その後、二人はテキパキと荷物の仕分けをし

「自分達の部屋は一階のお部屋を使うようにとランカスターさんより指示されましたので宜しくお願いいたします」

 と言い、それぞれ持って来た荷物を運び入れていた。

 そして

「奥様へのお荷物は二階のお部屋へお運びしてもよろしいでしょうか?」

 と聞かれたので

「お願いします」

 と返した。

 ランカスターさんからは一階の部屋は元々此方の屋敷を使われていた方のメイドが使用していた部屋だと聞かされました。


 私は今、この様な状況で仕事を続けても大丈夫かしらと悩みましたが別に辞めろとも言われていないので私は自分のペースで今迄通りに働くこととしました。


 

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