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生活保護について『雨を凌ぐのは借りた傘』から


生活保護を受けているシングルマザー家庭であると自虐的に言えばカミングアウトと呼ぶエッセイを書きました小波です。

『生活保護でもなんでももらってもう実家を出なさいな』そんな感じのことをアドバイスしてくれた人は信頼している町医者でした。先生は内科を中心に診ています。雪が深い地域ですが(だからこそか、)往診も対応してくれています。カルテは手書きで安心感がある方です。その先生に親が認知症なのかも知れないと相談したことがきっかけでした。苦しかった私は精神科に来たみたいに涙が溢れ出しこの言葉をかけられて看護師さんに待合に出されました。そりゃそうだと冷静さを取り戻してことの成り行きをまた信頼できる人に電話して‥そんな真冬は一年と少し前です。つまりはお金さえあればそこから出られるのでしょう?です。

お金は心を楽にします。楽になる方法を見つけ出します。余裕ある考えを生みます。

とても大事なものです。

その後ひとり親支援を受けに市役所へ出向き、いちばん相談していた方に生活保護の社会課へ繋いでもらいました。ひとり親支援は離婚の手続きの後に通された子供の福祉に関わる課で初めて知りました。離婚していない方でもDVやその他もろもろの相談をしていい場所だと知り得ました。

高齢課では認知症の不安を聞いてもらい泣いた、目の前の職員さんも一緒に泣いてくれた。生活保護の説明を受ける時も掻い摘んで言えばいいものを摘みきれなくて泣いた。

体や見た目がしっかりと大人やってる私が、また会ったばかりの人の前で泣いている。不安と情けなさも混じったけれど特には惨めではないですね。惨めを感じた先に貴重であると思い至れました。大人がだらだらと涙を流せる場所は限られている気がしたからです。まあでもこの先は限界まで自分いじめはしないと思いました。

どんな扉でも開くんだと思います。

身近な誰かに助けてっ!と言えないまま大人になった事から歩いて、続き、会ったばかりの人に言えました。こんな話は誰にしたらいいんだろう?を少しずつほぐして幼稚園の連絡ノートも使わせてもらったし、そのいっこいっこの告白が私に、勇気はすんなり出せるものと後押ししています。

余裕と呼ぶと思います。


肩の力が抜けた今をやはり日本のシステムから出されたお金が支えてくれています。

生活保護なんて思いつきもしなかった。赤と白の小さな浮き輪でもあるし、ぬれてるよ、入ってけば?の傘でもあるし、私も困ってる人がいたらそれくらい普通に出来ます。他人だろうと。山本文緒先生の言葉を借りれば『他人が目の前で転んだらどうする?助けるのは私にとって当たり前なの』です。(文字はともかく意味はあってます)

こまった!と言えばその勇気にアイデアはたくさん降ってきてくれます。そうやって持っている知恵をこんなんどう?と言って応援できる人もいっぱいいます。


アルバイト先で怒られまくってて、それとは別にしっかり心病ませてしまっていて、ああ、体は丈夫なのに肝心な部分が瀕死。体は倒れてはくれない、でも今すぐにこの油ぎったキッチンの床に倒れたい

そうしたら私がどんだけヤバい状態か人に見えるのに、伝わるのに。


かしこまって生きてきた結果に惑わされていた10代の私を今は笑えます。その私に感謝します。

あなたは愛しいよ。


こんなに頑張って書いたのに笑

下に女性の人格を下に見たえっちな漫画がまたそんな小波さんでした。笑

愛が足らないよ?

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