『NIRVANA、雑考』続編
『NIRVANA、雑考』続編
㈠
NIRVANAは、カートコバーンの自殺とともに、解体し、作品群だけが残った。財産権の争いもあったようだが、少なくとも、残された作品の数々は、世に出回ったし、WITH THE LIGHTS OUTが、世界に広まったことが、有り難かったことである。
㈡
その後、ドラムのデイヴグロールは、Foo Fightersを結成して、今や大きな勢力を持った、バンドを作った。Foo Fightersの音楽にも、多少は触れたが、自分にはやはり、NIRVANAのほうがしっくりくるため、現在でも、聴いているのは、NIRVANAの音源である。
㈢
過去というものは、過ぎ去ると形を変えるが、音楽だけは、マスタリングされど、原型を大きく留めているのであって、現在でも響くのは、やはりカートコバーンの叫びである。何ものにも代え難いこの叫びは、恐らく、大きく歴史に刻まれたのである。




