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海の記憶


 ふとした時に懐かしい風を感じることがある。子どもの頃に遊んだ楽しい記憶が蘇ったり、失恋したときのあのほろ苦い記憶が蘇ったり。一度も訪れたことのない場所でも。


 例えば、今、とか。


 こんなに綺麗な青、初めて見たはずだ。キラキラと細かく輝いて、とても眩しくて。ずっと続いている。どこまで続いているのか、終わりも見えないような、青。まるで空と繋がっているような、綺麗な。


 海。


 ここに来るのは初めてなのに、どうして・・・。こんなにも胸の奥深く、ずっとずっと底のほうが苦しいのだ。

 海の輝きは、僕の心臓をひどく締め上げた。

 なんとなく乗った電車の中。どこまで行くのか、終点はどこなのか。これはあと何時間走るのだろう。なにもわからないまま来てしまった。

 人もまばらな電車内で、海を見つめ胸の痛みに身をよじる。電車特有の子気味の好い揺れも、いつのまにか聞こえていなかった。


 僕の生まれは山の中のど田舎で、山はともかく、川や田んぼは見たことはあれど海は見たことはない。こんな懐かしい気持ちになるのは何故だろう。普段感じる「懐かしい」よりもちょっと胸の痛みが大きすぎる気はするが。



 ・・・そうか。わかった。これは感動なのか。きっと初めて見た海の綺麗さに僕の感動が限界値を超えて間違った感情を感じているのだろう。ゲシュタルト崩壊もデジャヴも脳のバグだ。僕の脳が感動のあまりバグを起こしても仕方がない。だってそれほどまでに海は美しいんだもの。

 一人納得する。納得したところで胸の痛みは治まらないし、未だ海から視線を外せないが。

 この電車の窓はいつまで海を映し続けるのだろう。一瞬でもいいから何かに遮られてくれないだろうか。そうでもならないと、僕の目は海の輝きで潰れてしまうだろうし、僕の胸は痛みで捩じ切れてしまうだろう。



 僕は時間もわからず、海をずっと見つめていた。日が傾き、海がピンク色に染まる。ピンク色もメルヘンチックで素敵だ。ロマンチックだし女性なら喜ぶかもしれないな。まあ、今のところデートに誘える女性なんかはいないが。

 ぼんやりとピンク色を見つめていると、僕の頭が割れた。

 正確には、突然後ろから頭をかち割られたのかと思うほどの頭痛がした。

 海が赤く燃え上がった。

 次々と言葉が頭に流し込まれる。

 「・・・憶・・・んて・・・ればよ・・・た。」

 「・・・なものがあ・・・らいけないんだ。」

 「・・・て忘れたい」

 「海はこんなにも綺麗なのに」

 「どうして俺は・・・こんなにも醜いのか」

 言葉はだんだん鮮明になっていき、口調は激しさを増した。最後の言葉は特に大きく、悲しみ怒り後悔狼狽さまざまな感情がなだれ込んできた。

 突然襲ってきた感情の波に、僕は飲まれ引きづりこまれた。

 息が苦しい。口の中が辛い。しょっぱい。

 闇に飲まれた。




 「・・・おきてくださーい。お客さーん?終点つきましたってば。起きてくださーい。」

 男の声で目覚める。俺は電車の中にいた。おかしい。海で入水自殺を図ったはずだが。仮に失敗して誰かに助け出されたとしても、なんで電車のなかにいるんだ。

 「終点?ここどこですか。」だるい。こんな世界で生きても仕様がないんだ。簡単にあの世へ行かせてほしかった。本当に神様なんているのか。

 「@#?▲&!☆ですよ。」

 「え?」外を見たかったが、真っ暗で何も見えない。

 「ここの地名ですよね?@#?▲&!☆ですけど。」肝心なところが全く聞き取れない。

 「・・・。ぐっすり眠りこけてしまったみたいですね。いやぁ、電車っていい感じの揺れで。」

 「ははは。疲れは取れました?」

 「いやあ、座って眠ると首が凝りますね。」首を傾けてこきり、と鳴らしてみせる。「すみません、起こしてもらっちゃって。降りますね。ありがとうございました」歩くだけで首と肩が痛い。肩こりつら。

 「またのご乗車をお待ちしております。」


 電車内の明かりが明るすぎて気が付かなかったが、この駅は随分と小さなものだった。電車以外の明かりはない。と思った矢先、電車は走り出して見えないところまで行ってしまった。ここが本当に終点なのか?線路は随分と遠くまで続いているようだが。

 それにしても、本当に真っ暗だ。暗闇に包まれてはいるが、なんとなく俺が今いる場所が山に囲まれているなっていうのはわかる。なんというか・・・空気が綺麗?何か足りない感じが・・・。


 海の香がしない。

 全くと言っていいほどしない。


 急に不安になった。知らない土地でどうすればいいんだよ。山には野生の動物がきっといる。動物にとって俺はいい餌だろう。自殺を図ったくせに死ぬのが怖い。だって野生動物って簡単に死なせてくれなさそうだし?

 というか運賃払ってない気がするんだが。にこやかに降りてきちゃったが何も言われないし・・・?まさか先払いか?どこまで乗っても運賃は変わりません、みたいな感じか?なんとも不思議な電車だな・・・。そういえば地名が聞き取れなかったがここは何処なんだろうか。

 さらに不安になる。死後の世界・・・ではないだろう。俺なら地獄に落ちるだろうし。地獄はもっとこう・・・灼熱の炎?みたいなの燃えてそうだし・・・?

 語彙が貧弱になる。いや元々か。軽くパニクってるのが自分でもわかる。

 なんで聞き取れなかったんだ??聞きなれない地名とかそういうのじゃない。完全に知らない言語だった。外国語みたいな、日本語にない発音をしていた。

 なんなんだ。


 俺は駅を離れ人の住んでいそうな家を探すことにした。ずっと駅にいても何か起こってくれるわけでもないしな。




スマホの画像フォルダの中身知らないうちに半分以上消えていた事件。

お気に入りの壁紙あるんで今日のロック画面それに変えようかなって思ってフォルダ漁ってたんです。

そしたらないんですよ。壁紙入れてたフォルダが丸ごと。ないんです。

焦ってほかのフォルダみるとちょこちょこなくなっていて(泣)

お気に入りの画像に限ってないんです。泣いた。

画像に限らずそこまで気にしてないもの失っても別に気にしませんよね。

たぶんそれのおかげで思い出せない画像がたくさんあるんでしょうけど、

ショックすぎるて!!!

私は忘れたい!!!

画像紛失(?)したことを忘れたいんです!!!

だって忘れちゃって記憶にないならそれはなかったことと同じでしょ?

ということで俺くんと僕くんのどちらかの性格を《失いたくない、、、失うなら失った記憶ごと頬無理去りたい、、、》みたいな性格にすることにしました!(するとはいっていない)

いつになったら画像失くしたこと忘れられるかな・・・



あっちなみに画像消えた原因の心当たりはあります。

スマホ落としました。

というかあれは地面に叩きつけたくらいの威力出ました。

振り回してたので。

あの時振り回さなければ・・・私の画像ちゃんたちは無事だったのかな・・・(遠い目)



最後まで読んでくださりありがとうございましたー

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