聖 【冬の詩企画】
クリぼっち用のクリスマスソングです。
昏めなので、せっかくのこの日に嫌な気分になられては申し訳ないので苦手な方はご注意ください。
聖夜も人それぞれでいいのではと思ったので。
お時間いただけましたらお目通しお願いします。
聖夜には喜び満ち溢れると人は言う
けれどこの街で一人 スクランブルに立ち止まれば
波線と縞模様と絡み合ったゆがんだ格子
人は僕を追い越し 置き去りにされ 悲鳴を聞き
歩道にもどれば リュックが僕を殴って行く
舞い降りる雪も 今日は闇を隠すための小道具
闇の中でただ耳をふさぎ目をつぶり震える者を彼らは数えない
君はいつも貼りついたように笑い
僕に腕をからめてくる
心は空のまま
交差点 イルミネーション すぐに捨てられるデコレーション
まるで プレゼントのラッピング 中の箱は空
ああ はやく戦慄するような幸福の押しつけから
ああ はやくこの僕を解放して
君はいつも貼りついたように笑い
僕に腕をからめてくる
心は空のまま
お読みいただきましてありがとうございました。<(_ _)>
本作は「冬の詩企画」参加作品です。
企画の概要については下記URLをご覧ください。
https://mypage.syosetu.com/mypageblog/view/userid/1423845/blogkey/2157614/(志茂塚ゆり活動報告)
なお、本作は下記サイトに転載します。
http://huyunosi.seesaa.net/(冬の詩企画@小説家になろう:seesaablog)