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gamemaker(ゲームメーカー)   作者: あいうえお
5/7

gamemaker(ゲームメーカー)基礎体力がついたぁー

「はぁはぁはぁ」

「大丈夫かぁ虎子」

「大丈夫です」

「はぁ」

咲はため息をつきながらあきれた顔で虎子を見た。

準備体操が終わり皆はフリーバッティングの準備を始めた。

「今日も虎子を頼むよ二人とも」

「はぁーいまかせてくださーい」

羊子が高い声で答えた。

「じゃあ今日もやるよさぁ大河伴走者しっかりね」

「はいはい」

「二人ともありがとう」

二人は学校の前の長い坂を下って行った。

「なぁお前毎日こんな走って辛いだけでいいのかもしあれだったらお前の事を認めるからやめてもいいぞ?」

「私は絶対に日本一のキャッチャーになるから」

その言葉のあとは一言も話さず黙々と走っていった。

こいつこんなにがんばり屋なのかぁだからいつもテストの成績もいいんだなぁ

坂を登ってる途中で羊子の姿が見えた。

「がんばれーあともうちょっと」

羊子が叫んでる声が響く。

「おらー最後だぞがんばれー」

大河はそういってスピードを上げた。

「はぁはぁはぁ」

虎子はゴールしてすぐ座り込もうとした。

「座るな少し歩け」

大河は虎子の手を引っ張った。

「ゆっくり呼吸を整えろよ」

「はぁはぁはぁ」

二人はしばらく歩いた。


「すごーい昨日より15秒早くなってるやったね」

虎子と羊子はハイタッチをした。

「まだまだだよ、こんなんでへたばって」

「あんたは素直に人を褒めるってことできないの?」

そういいながら羊子は大河の顔を引っ張った。

「痛い痛いすみませんすみません」

「大河の言うとおりだよこんなんでへたばってちゃダメなんだよまだまだなんだよ」

「はいはい、落ち込んでる暇あったら練習しろお前は極端に皆から遅れてるんだから」

「あんたはもっと言い方を考えられないの」

とまた顔を引っ張っりながら言った。

「ごめんなさいごめんなさい。」


そうして虎子は筋トレを始めた。

「もっとしたまで下げて」

「はい」

「あと洋子何回?」

「あと10回」

「あと10回だってよ根性見せろ」

虎子もすごいけどこいつもいやいややってたのになんだかんだちゃんとコーチしてるよ

腹筋、腕立て伏せを100回ずつ手押し車、背筋等をやった。


長距離走と筋トレだけの日々が3ヶ月続いた。

すげぇよこいつ3ヶ月こんなの続けたよ俺なら3日も持たないのに。

3ヶ月もやると虎子はランニングで息切れするどころか余裕な感じで走れた。

準備体操が終わり虎子は二人のところに行こうとしたとき

「虎子ちょっと今日からボール使っていいぞ」

「ボール使っていいってことはミット使えるって事ですよね?」

「そうだぁ」

「やったぁーあの二人に報告してきていいですか?」

「まぁーいいけど。」

虎子は凄い勢いで二人のもとに走っていった。

「今日からボール使っていいんだって」

「よかったね虎子」

「うん初めて練習でこのミット使える」

虎子は凄い嬉しそうな顔をした。

「やっとボールさわれんのかよ」

「だーかーらーお前はそういう言い方しかできんのかぁ」

「すみませんすみません」

「よーし頑張るぞー」

虎子ははいテンションで練習にのぞむのであった。



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