第2話 仮入部
「虎子ニヤニヤしすぎだよ」
「だって目標ができたんだもん。」
「あれキャプテンじゃない」
「キャプテン!!」
虎子は羊子を置き去りにして廊下を走っていった。
「はぁはぁキャプテン」
「どうしたの息切れして」
「キャプテン私をソフトボール部に入れてください。」
「あっ昨日の子かぁうちのチームは練習とかすごいきついよ」
「それでもやりたいんです昨日のキャプテンのプレーをみていたらかっこよくて私もキャプテンみたいになりたいと思って」
「じゃあ私からポジションを捕る気なのね」
「いやそれはその」
「はっきり私からポジションを奪うとそういう気持ちがなきゃやってけないよ」
「わかりましたキャプテンからポジションを奪います。」
「まぁあなたの入りたい気持ちはわかったからとりあえずしばらくは仮入部ってことでいい?」
「はいっ」
そして放課後
虎子は皆の前で
「今日から仮入部させていただく堺虎子です。初心者なのでわからないことたくさんありますがよろしくお願いします」
「キャプテン初心者なんか入れちゃって大丈夫何ですか?」
「そうですよしかもまだ新チームになったばかりなんですよこのチームは」
やっぱり歓迎はされないかぁ
「まぁ虎子がやりたいと言ってるんだやらせてみようじゃないか。」
「まぁキャプテンの言うとおりですよやらせるだけやらせてみてついてこれなそうだったらやめるでしょ。」
エースの誰々が言った。
なんだその言い方は速い球投げるからって絶対に見返してやるんだから。
「じゃあ今から練習を始める」
「はぁい。」
皆でランニングを始めた。
えっランニングだけでこんなにもきつかったけ
ヤバイ勉強はしてたけど全然運動してなかったからきつい。
「ちょっと虎子あれ大丈夫?一人だけ息上がってるよまだランニングの段階だよ」
羊子は大河に心配そうにいった。
「知らねぇよ俺はそんなことは」
「あなたが変なこと言うからこんなことになってるんだからね虎子に何かあったら責任とりなさいよ。」
羊子は大河に問い詰めるように言った。
こぇぇよ
大河はその迫力にびびって何も言い返せなかった。
ふぅふぅヤバイヤバイ足が段々もつれてきてる。
「はぁい準備体操を始めるよー」
「はぁーい」
うわぁランニングすら私こなせなかったんだぁ
虎子は皆と一緒に準備体操を始めた。
そして
「今からフリーバッティング始めるよー」
「はぁーい」
バッティングバッティングこの前打てなかったやつかぁ今度こそ打って見せなきゃ
「虎子ー」
「はぁーい」
「虎子はこっち来て」
えっなんだろう
「今のランニングを見てあなたは体力的にまだまだついてこれるレベルじゃないからまずは基礎体力をつけましょう。」
やっぱり体力劣りすぎかぁ
キャプテンは練習を見ている大河と羊子に向かって
「ねぇそこ二人ちょっと虎子のトレーニングに付き合って」
「はぁーい」
「俺も行くの?」
「行くに決まってるでしょ。」
「とりあえず虎子は体力もないから走り込みから始めたいと思いますなのでそっちの女の子はタイムを図ってあげてそっちの子は虎子のペースをあげたりするように伴走者やって」
「えっーおれそんなのやりた、、、」
羊子が大河をにらんだ。
「虎子きついかもしれないが頑張れよ」
「はぁーい」
虎子のソフトボールの日々はここから始まるのであった。