gamemeaker(ゲームメーカー)ソフトって何?
「ピッチャー大谷第一球投げました」
がらがらがら
「男子ちゃんと掃除して」
「出た虎子」
二人の男の子が叫んだ。
「なぁなんで女子は男子が掃除してるときに野球やると怒るか知ってる?女子は野球ができないから怒るんだよ女子だって野球ができれば掃除なんかしないんだよ」
「違うから野球ができるできない関係ないから」
「まぁ名前が虎子なのに野球ができないとは残念ですなぁ」
二人は大笑いした。
「できるから私は何だってできるんだから」
「ねぇ虎子論点が変わってきてる。」
「だって、、、」
「じゃあ打ってみますか?」
「虎子やめなよ掃除関係ないよ」
「そうだね掃除関係ないから打たないよ」
「ははーん勉強はできるけど野球はできないんだね」
何をバカにして
「いいわ打って見せる」
「ちょっと虎子」
「女の子相手に上から投げたら可哀想だから下から投げてやるよ」
「何でもいいから早く投げなよ」
「ちょっと待ったこれはゲームだ負けたらもちろん罰ゲームがあるからな」
「そんなの何でもいいから早く投げろ」
「ほーじゃあOKね」
「虎子罰ゲームあるんだよやめときなよ」
「負けなけりゃいいんだから平気」
「いいかぁ雑巾をヒット打ったらお前の勝ち」
「三振したらお前の負けだからな。」
「わかったから早くしろ」
「ピッチャー大谷に変わりまして上野」
「よっ芸が細かい」
「ありがとう」
「下らないことやってないで早くしなさいよ」
「やっぱり打てないと思うよ」
「何でやる前からそんなこと言ってわかんないじゃん。」
「だってホウキを持っている手逆だもん。」
「あっそうなのまぁいいや直したよさぁこい」
「上野第一球投げました。」
バーン
はぁはやぁーい
「ストライーク、バッター手もでないようです。」
「やかましいさっさと投げな。」
「第二球投げました。」
ここだ。
ブン
「ストライクツー、バッター追い込まれました。」
「やっぱ無理よ虎子やめようよ」
「負けそうだからってずるいぞ」
「うるさいお前は黙ってろねぇ虎子やめようよ」
「あいつらの言うとおりだよ羊子ちゃん最後までやってみるよ」
「おっかっこいいー」
打たないとここで打たないと
「第三球投げました。」
さっき遅かったから今度は早めにいけっ
チッ
「当たった当たったどうだみたか」
「今のはファールだからもう一度だよ」
「何ファールって人が打ったのに変なこと言っていちゃもんつける気」
「いやこれはまじでファールの時はもう一回なんだよ」
「嘘だね私の勝ちを認めなさいよ」
「じゃあワーグルでファール調べてみろよ」
虎子は携帯を取りだし調べ始めた。
「ホントだそんなのあるんだぁ知らなかった。疑ってごめん」
「じゃあもう一度いくよ」
「さぁこい」
虎子はもう一度構えた。
「第四球投げました。」
さっきと同じタイミングでそれっ
「あっー」
フワフワ
「ストライクバッターアウトやーい引っ掛かった」
「ずるいそんないきなり遅い球投げるなんて」
「野球は頭を使わないと。」
「くっそー悔しい。」
「まぁ虎子にも弱点があったんだね。」
「私には弱点なんかないもん私はいつもなんでもできるもん。」
「そんなら罰ゲームとしてソフトボール部でレギュラー取ってみろよ」
「ソフトボールってこの学校全国大会で優勝してるじゃないルールもわからないんだから無理に決まってるじゃない」
「なんだよ口だけかよ口だけ女口だけ女謝ったら許してやんぞ」
さすがに無理だから謝るだろいつも俺らの事注意しやがってたまにはあいつに恥かかせないと
「口だけじゃないわ」
「じゃあやってみろよまぁ今謝れば許してやるけどね」
絶対に謝ったりなんかするか私悪くないんだから
「いいよじゃあやるよレギュラーとってみせるよ」
「虎子そんなこと言っちゃっていいの?」
「あいつを黙らすには結果を出さないと駄目だからやるよ」
「ほー面白いやれるもんならやってみなぁー」
くぅむかつくうー
そして放課後
「よく逃げずに来たなぁ虎子」
「逃げたりなんかプライドが許さないからね」
「じゃあ早速行こう」
「おう。」
「えーいおーいこーい」
「うわぁすげぇ声出してる女とは思えん」
「あそこでバットでボールを人に向かって打ってる人がキャプテンかなぁ」
「それのことノックって言うんだよ多分あの人がキャプテンであってるよ」
「虎子ホントに入るの大丈夫なの?」
「大丈夫なんとかなるよ羊子ちゃんは心配性なんだから」
そう言って虎子はキャプテンらしき人のところに走っていった。
「すみませんキャプテンさんですか?」
「キャプテンですけど何か用ですか?」
「私をこの部活に入れてください。」
「ちょっと誰か代わりにノックしてて。」
「はぁい。」
「ではちょっとこちらでお話しましょう」
「わざわざすみません」
「そちらのかたたちも入るんですかいえ私達は付き添いです。」
虎子達はキャプテンとベンチに座った。
「経験はあるんですか?」
「ありませんでもやる気はあるんです。」
「しかしこのチームは他のチームと違って推薦とかで集められたエリートがほとんどで初心者なんて一人もいないのでやめた方がよいと思いますけど。」
「やりたいです。」
まいったなぁ
「じゃあとりあえず見学しててください。」
「はい。」
「今から紅白戦やるよー」
「はぁーい。」
「ねぇねぇソフトボールって何人でやるんだっけ」
「9人だよ」
「投げる人はピッチャー捕る人はキャッチャーだよね」
「そうだよ」
「他のポジションはどんな役割なのただ球が飛んできそうなところにたってるだけなの?」
「いやぁ打球だけではなくて色々な意味があるんだけど話すのが長くなるからとりあえず皆のプレーみてみろ」
ズバンズバンズバン
「はっはぇあのピッチャーはえぇ」
「大河の3倍は早いよ」
「やかましいわ」
「虎子、キャプテンやっぱり上手いんだねあんなに早いボールを取ってるよ」
羊子の一言でピッチャーにしか目の行ってなかった虎子はキャッチャーに目が言った。
きれいに捕るキャプテンをみて
すごい、キャプテンかっこいい。
「ねぇねぇキャッチャーってどんな役割なの教えて」
「キャッチャーって言うのはね」
「ちょっと待ってメモ捕るから、はいいいよ」
「役割は皆に支持を出したりとにかく周りを見てなきゃいけないし頭を使ってバッターに打たれないように配球を考えなきゃいけないんだ。」
「要するに頭が良ければいいってこと?」
「それだけじゃ駄目だ肩も強くなきゃいけないしキャッチングだってしっかりできなきゃ駄目だ」
「なるほどなるほど」
「ちょっと今ランナー一塁にいて走りそうだからキャッチャーみとけよ」
「あっランナー走った。」
ズバン
「アウト」
キャッチャーからセカンドに矢のような送球が行った。
すごいすごいすごいかっこいい
「ねぇ私キャッチャーになりたい」
「はぁ?」
「私決めた日本一のキャッチャーになる。」
「無理だよ何いってんだよ」
「無理って言わないの虎子は頭いいからなれるよ」
「応援してくれるの羊子ちゃん」
「うんもう虎子やると決めたらやめないだろうから応援することにした。」
「ありがとう私日本一のキャッチャーになる。」
こうして虎子はソフトボール部に入ることを決意したのだった。