怒ってみました
「・・・・・・」
「・・・・・・」
神様の話を聞き終わった後、私たちはしばらく何もしゃべらず、お互い黙っていた。
・・・・・・とりあえずまとめてみようか、頭がついていかん。
その1、乙女ゲームの世界に亀裂が入った
その2、神達が犯人を恐れ捜し始めた
その3、犯人を捕まえることは出来なかったが絞ることはできた
その4、だがそのまま容疑者?をその世界に置いておく訳にはいかない
その5、それならと他の世界に移すことになる
その6、選ばれたのはこの地球、そして私の学校
流れてきに私も係わるんだろうね
・・・・・・・・・おもいきり息を吸いまして・・・いつのまにか正座しているバカ神に
「こぉぉのぉぉぉ、バカ神ィィィィィィ!!!!!なにやってんのさぁぁぁああああ!!!!!!!!!」
「ごめんなさァいィィ!!!」
・・・・・・おもいきり吐きましょう。
「つまり何?その危険人物たちをこの世界に連れて来たの!?はあ!?世界を壊せるような奴を!?何億何兆と下手すると不可思議(10の26乗)無量大数(10の68乗)生き物が住んでるこの世界に!?はぁぁぁ!?」
「ごめんなさいぃぃぃぃぃ!!」
「謝って済む話な訳ないでしょ!!なにこの世界に住む生き物を殺す気!?自分たちの勝手な理由でぇ!?
この世界に住む者達全てに謝れ!!!」
「はい・・・」
・・・3分後
「はぁはぁはぁ・・・・・・はぁ~~ぁ、とりあえずスッキリした」
「え!?スッキリするために叫んだの!?」
「・・・な訳ないでしょ、この世界に住む者たちの代わりにだよ。知らないうちに危険に巻き込まれるんだから、そこら解ってる?」
「・・・はい、ごめんなさい」
ほんとだよまったく、知らない内に危険に巻き込まれて、知らない内に死んでるかもしれない。それって一番酷いことだと思うんだ。知らないことが一番怖いことなんだから。これくらい言うのはいいと思うんだ。
とバカ神様に語ってみたが、代わりって言うほど私は大それた人間じゃないし、私が言ったほど酷いと思う人は多くはないかもしれない、だとても危険過ぎるのは変わりない(まぁ、神様達はどうにか出来るのかもしれないけど)
さすがにバカ神様も分かっていたらしく少し落ち込んでいる気がする。でもまぁ、バカ神様もそうとう迷ったみたいだし、これ以上言うつもりもないけど。
「ふぅ、それでバカ神様?危険に対して何か策でもないの?」
「バカ・・・ああ、うん一応、舞台を囲むようにして結界を張ってるよ。できるだけ巻き込まれる者を少なくしようと思って、壊れたとしてもそこだけに留まるよ」
「なるほどね、ほんじゃぁこの学校に巻き込まれた私たちは?」
「うん、もし壊れるってことになったら、即移動するよ。絶対に命だけは守る」
「そんなことできるんだ・・・了解」
なら、私的にはもう問題はないかな?まあ、バカ神って言ったらしょげてたから、さすがにバカ神はやめてあげますか。この先どうなるかは解んないけど・・・ね、
にしても、本当に思ったより大事だったね。世界が壊れるって・・・いや、ヤバ過ぎるな
私はこんなに落ち着いてて大丈夫なのか?・・・いや、だって、そんなこと言われても、ピンと来ないんだもん。どんだけ現実と懸け離れてるのさ。いや、この空間も目の前の人もだいぶ離れてるけどさ。・・・今更だけどこれ夢じゃないよね?・・・いや信じると言った以上は信じるけどさ・・・夢ならいいのに
てか、ホント私自分で言うのもなんだけど、落ち着き過ぎてるな~。やっぱ、私って壊れてるかも・・・
お菓子と一緒に出されていたお茶をチビチビと飲みながら、ついでとばかりにいろいろ考えていく
「あっそうだ、さっき聞き忘れたことがあったんだ」
「え?なんか、もう問題解決しちゃったの!?もっと言われるの覚悟してたんだけど!?」
「うん、紅茶飲んでる間に。てか、信じるけど、そんなに実感湧かないもん。とりあえず、自分勝手さが苛ついたから怒っただけだし、それに・・・『全生物を代表して』という名で大それたことを言ってみたかった、てへ♪」
「え!?それでいいの!て、いやいやおかしいでしょ!」
「いいのいいの問題ない。私はそうゆう所は壊れてるんだから、とりあえずこれでいいんだよ。小さいことは気にすんな、てことで質問」
「いや小さくないと思うんだけど、、、」
「し・つ・も・ん!」
「え、ああ、うん、はい」
まずは何から質問しますかね~
最初に出た質問+何個か質問も出てきたんだよね