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バカ神様のせいで  作者: 春先 明羽
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異世界プラス神様について


話を聞くことになったけどその前に、いつの間にやら出現していた椅子にすわって、机の上に出されたお菓子を食べております。こんなにのんびりしていて良いのかとも思ったけど、時は止まってるらしいしので、ただいまのんびりした感じになっています。

もちろん、話は真剣にしますよ?あっ、このクッキーおいしい、どこのクッキーだろ?・・・・・・聞きますよ?食べ終わったら、


「気に入ってもらえてよかった、そのクッキーおいしいでしょ?僕も好きなんだ~」


 にこにこしながら神様が話かけてくる・・・読まれた?


「いやいや読んでないよ!読まないって約束したし!でも顔に出てたから分かったよ!」


 ・・・なんでだ?

 確かに私は神様に心を読まないと約束してもらった、居心地悪いし落ち着かないからね。

 なのになんで、分かるのさ!私そんなに顔に出さないと思うんだけど!プラス胸をはってるのがやっぱりイラつく!


「まぁ、顔って言うか雰囲気かな、『あっ、おいしい!』とか『なんでだ?』って感じの雰囲気が出てたよ~、今もそんな感じ」

「・・・」

「あはは!それじゃあ、そろそろ話に入ろうか・・・このままでいいから」

「・・・了解です」


クッキーに手を伸ばして固まったら、なだめるように言われた、神様に言われるとか、なんかムカつく・・・だって美味しいんもんしょうがないじゃん


「フフフゥ、じゃあまずこの話をするとなると最初にいろいろ説明しないといけないね、異世界って信じる?異世界なんてないって思う人もいるし、けっこうファンタジーみたいな感じだけど実際にあるんだ異世界は、」

「・・・マジですか?」

「マジですよ?1度は考えたことあるでしょ?」

「・・・」


 確かに私は異世界について考えたことあるよ。てか、今も時々考えるよ。私いろんな本読むから、もしあるなら、もしこうだったらおもしろそうって思って、どれでも通用しそうなものをいろいろ考えたことがある。


最近気に入っているのは、『神が世界を作った』てものだね。全く科学っぽくないけどね。

いつか宇宙とか世界が出来るまでを科学が、発見や証明する日が来るかもしれないけど、世界が出来る切っ掛けを作るのはなんだろうと考えたとき、まだなにも知らない私からしたら神様ってのが一番しっくりきたんだよ。


 ここからはバリバリ妄想だけど、神たちが自分たちの世界を作って、この世界の神は科学で見つけれそうなものと、信じなければいつか消えてしまうものを作ったんじゃないかって、そん中に神様も入っちゃってるんじゃないか?とか

 もしたくさんの神がいるなら、一人一人が違う世界を作ったり、同じようなものを作ったりして、本の中のものができてたらおもしろそうなのに!とか、そもそも神様は人なのか?とかいろいろと考えたことはあるよ


意外とどの本でも通用すんだよね、

妖怪も魔法もなんだって通用するもん、その世界を神が作ったんだから、神がその世界に居るかもその神の自由、ときどきその世界を行き来する人がいて帰る人と帰れない人がいたり神様の自由なんだからね

少なくとも私が今まで読んできた本では通用する


結論がでないことを神様に押し付けたとも言う


「まぁ確かに色々考えているけど、さすがに本の中だと思ってたんだけど?」

「本の中だけじゃなく現実もそうだよ。ククク、よく思い付くよねこの世界の人たち。まあ、この世界の人が思いつくものは面白いものが多いから、それを見てその世界を作った神もいるんだよ?

イヤー、本当にこの世界は面白いね!見てて本当に飽きない」

「・・・ガチめに本当?」

「ガチめに本当ですよ?ついでに付け加えてくと、ぼくはこの世界で1番だよ?んーと、創造神みたいな感じかな?自分の世界を持つのって力がよほど強くないといけないから持ってるのってだいたい上の界なんだよね~。しかも僕異世界の神達より上だよ?」

「・・・ガチ?マジ?本当?」

「ガチ、マジ、本当」

「・・・本当に最初はすみませんでした!遊びすぎました!混乱してたんです!ごめんなさい!」

「あははー!大丈夫、大丈夫!僕も多少遊んでたし、楽しかったから~」

「・・・マゾ?」

「いや違うからね!ホント違うからね!あーーーぁでもいいや」

「いいんだ、認めたの?認めたよね?」

「いやいや!ホント違うからね!さっきの謝ってたのどこ行った!?うーぅー・・・はーぁーただ、人と会って話すの久しぶり・・・てか、はじめてなんだ、人と話すことしてこなかったから」

「?はじめて?なんで?見てきたんじゃないの?日本語で話してますよ?会話できてますよ?」

「見てきたよ、でもぼくから話しかけたことはないんだ、夢に出てたり、死後で話しかけるのは・・・僕が生み出したって言ったらいいかな?僕の部下みたいなのがしてるから。

 会話はできるよ、自分の世界だからね、すべての言語が分かるし話せるよ、でも話したことはないし会ったこともない。だから、こうして話せることが嬉しいんだ。だから、敬語とかもやめて普通にしてよ、最初みたいにいろいろ話したり、遊んだりできるのが嬉しいんだ、でも名前は言えないからさ、なんか名前を付けてよ、それで呼んで?」


 

神様がなんか言ってるけど待ってくれ!私の頭の中はパニックです。


て、はっ!?この神が一番上!?大丈夫か神世界‼大丈夫か私‼


の状態です。その後おかしな反応になってたし、大丈夫、大丈夫だよね私‼

 って、そうじゃないそうじゃない、今考えるのは別!


えーと、神様は笑って言ったけど、とても悲しそうで、辛そうに笑ってた、さっきと全然雰囲気が違う・・・神様ははじめて人と話したって言ってた、はじめて誰かに話しかけるとき、私だったら怖くて緊張する。

 もしかして、神様も怖かったりするんだろうか?だから今少しおびえてるの?まぁ、怖いもんね、私だったら怖い。

てことは私は特に考えて、怯えたり慌てる必要は無いわけだ。

ほんで私は名前を考えたら良いんだね。ふむ


「う~ん・・・今いい名前思いつかないからまた後でいい?」

「えっ?」

「じゃあ、改めてよろしく、友達になってくださいな」

「えっ?えっ?いいの?僕神様だよ?ほんとにいいの?」

「ん?あー、神様が人と友達ってダメだったりする?他がうるさいとか」

「えっ?いや、それは大丈夫なんだけど、んーっと、僕が友達でもいいの?気後れとかしない?いいの?」

「いや?別に?バカっぽいところ見てて気後れなんてできるわけないし、もともと私最初からヤバイほど容赦なかった気がするし、本人たちがいいなら別にいいんじゃないの?私はいいし大丈夫なんだけど、神様が嫌ならいいんだけど?」

「・・・いや、僕も大丈夫・・・ありがとう、僕からもよろしく」

「うん、よろしく。って偉そうに言ってきたけど私友達少ないから、どうしたらいいのかよく解んないんだよねー、てことで、たぶん適当になる。本みたいな友情とかはそうそうないと思うから~

 たしか、異世界の話だったけ?続きよろしく~」

「あー、そういえばそうだったね、それじゃあ説明するね」

「ほいなー」


 なんか、だいぶ脱線した気がするけど、元に戻りたいと思いまーす、神様と友達になちゃったし

 この神さんなにしたんだろうねー

あっ、ケーキあるじゃん、・・・う~んおいしい!

・・・聞きますよ?良いじゃない余裕が戻ってきたってことで、結局話しながらクッキー食べれなかったんだから








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